萌芽更新とは、木を根元で切って若い枝をたくさん生やさせ、
10年前後のサイクルで刈り取って、木炭や垣根、家具などを作る、
古くからの森林利用法です(日本にも全く同じ習慣があります)。
フランスのブルターニュ地方では、農地の境界に、
萌芽更新されたヨーロッパグリの木が並んでいる光景が見られます。
写真はイギリスのGloucestershireにある、樹齢1000年といわれるヨーロッパグリの古木です。
(実際は800年前後らしいです...)
マグナカルタの編纂を志す貴族たちが、この木の下で事前ミーティングを開いたという、
いわれのある木です。巨木・古木を前にすると、人間の小ささにしみじみしてしまいます。
(北アフリカ、南西アジア、およびヨーロッパ原産)
(99/08)
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