緑色の葉と朱色の実のコントラストが何故か日本的な雰囲気のある木ですが、
ヨーロッパの原始信仰(paganism)でも、Tree Alphabet(木のアルファベット)に加えられており、
重要な木のひとつとされていたようです。
また、ヨーロッパシラカンバなどとともに、北極圏アイスランドの在来の木のひとつでもあり、
線の細い外観とは対照的に、最も厳しい気候にも耐える根性の木です。
イギリスでは、植物にとって過酷なスコットランドのハイランド地方の風景を構成する重要な木です。
ヨーロッパの原始信仰によると、その朱色の実から、火のエレメントを表し、
周囲の雰囲気を敏感に感じ取る繊細さを持ちながら、
同時に消極的な心を勇気づけてくれる木と信じられています。
あれ?日本名「ナナカマド(= 七つの竃)」っていうのも、火と関係がありますよねぇ。
ヤマナラシ、カバノキと並んで私の最も好きな木です。
(アジアおよびヨーロッパ、イギリス原産)
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