なかでも群を抜いて植えられているのが「関山(かんざん)」。
かなり濃いピンク色の八重の花が満開になるとまさに絢爛豪華です。
萌えたての葉っぱは紫がかった褐色で、花の色との相性もなかなかです。
この関山、街路樹としても大変良く植えられています。その理由は
比較的育てやすく、病気や環境のストレスに大変強い − つまり枯れにくいから。
でもイギリスでは樹齢が30〜40歳ぐらいになると、病気にかかりやすくなって
残念ながらお引き取りいただく(切られる)ことが多いそうです。
「えーっ切るなんて残酷な!」と思われる方もいるかもしれませんが、
それが丈夫さと華を兼ね備えた園芸木、関山の定め。
ろくに花も咲かせずにやつれている木は、公園樹や街路樹失格なのです。
人間の生活に潤いとなごみを与えてくれる公園や道路脇の木たちも、楽ではないんですねぇ。
(原産地:園芸起源)
(00/03/15)
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