何故356AコンバーチブルD なのか!
1958年スピードスターの後継車としてデビューしたコンバーチブルDはスピードスターよりもフロントスクリーンの丈が高く左右の窓も巻き上げ式のガラスタイプとなり幌もより実用性を重視したタイプとなりました。
そのためオープンの時はスピードスター並みにスタイルが良くクローズドの時はカブリオレよりスマートであると言えましょう。

356Aカブリオレ 356AコンバーチブルD
故に
インターメカニカオーナー及び本物のオーナーの多くがそのスタイルに魅了されていると言うのも過言ではないでしょうか。
皆がスピードスターのレプリカ、或いは本物と比べ
苦悩して(喜びの為の苦悩?)たどり着いた理想的なスタイルが356AコンバーチブルDだと言えます。
何故インターメカニカなのか!
それではただスタイルがコンバーチブルDであればいいの?という話になるかもしれませんが
他社ではなかなか真似の出来ない真面目な車造りを続けてきたフランクレズナー率いるインターメカニカ社であったからこそレプリカでありながら多くのユーザーに愛されているのかもしれません。
フランクはもうこの世にはいないけど彼の精神は息子ヘンリーや家族の中に息づいて今も尚一層の改善、改良を加え毎年新しいコンバーチブルDとキューベルが生まれています。最近ではなんとガラス窓を持ったスピードスターを製作しました。これから購入を考えている人にしてみれば多いに悩むところでしょう。
全体的に価格が高いと言う感もありますが生涯乗るつもりなら
元はとれると思いますし製品そのものが新品というのは魅力的です。
(中古が入手できればラッキーですな。 現地価格と比べてしまうと当然高いです・・(涙)
しかし
本物はさておきインターメカニカとてメンテナンスフリーでノー天気にお気楽という訳ではなく同価格帯のサルーンの様に至れり尽くせりというところは全然ありません(実車にくらべればエアコン、パワーウィンドウ
間歇ワイパー程度の追加仕様ですか。。まぁ小さな空冷FLAT-4にあれこれ望むのも少々酷というもので 代わりにこの車でなければ味わえない魅力があるんです)
よってユーザを選ぶ部分もありあすがVWの共通パーツが使用できるというメリットを考えると長い目で観た場合ランニングコストが安く済むということもあります。
まぁ言い訳っぽいですが安価に車いじりを楽しむ部分が残されているということも無理矢理言えなくもないですね。
恐ろしいことに
インターメカニカを新車で購入してしまうとそこそこの356B,Cあたりが購入できてしまうのも事実なんですね。
買った後、後悔しないように本物にこだわる方は間違いなく本物を購入した方が良いでしょう
356クラブ・オブ・ジャパンにも入会できるし
堂々と胸を張って356を語ることができましょう。

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