Kenny Dorham 日本ではケニー・ドーハムといえばワンホーンアルバムのクワイアット・ケニーがなんといっても人気があって、地味なミュージシャンと思われがちだがなかなかどうして、ブルーボッサやラテンものなど陽気な名曲を多く創っている。彼が56年に結成したJ・Rモンテローズ入りの伝説のバンド、ジャズ・プロフェッツのアルバムはこのバンドが残したアルバムが少ないだけに貴重なものとなっている。このアルバムはその当時のカフェボヘミアにおけるライヴアルバムだ。しかしながらわたしはここでのJ.Rは彼本来のキレのある凄さは記録されていないと思う。、まだまだ彼はこんなものじゃないと思うからだ。それでもドーハムのプレイは彼らしいいぶし銀のトーンを聴かせ、ラウンド・ミッドナイトやオータム・イン・ニューヨークは特に素晴らしい。なにより当時の雰囲気が感じられるのが凄い。それにしてもドーハムはよほどテナーサックスが好きとみえてテナーサックスとの共演盤が多く、のちのブルーノートでのジョー・ヘンダーソンとの多くのアルバムは一気にジョー・ヘンを人気者にした。

'Round About Midnight At The Cafe Bohemia BlueNote Kenny Dorham tp, J.R.
Monterose
ts, Kenny Burrell gui. Bobby Timmons p, Sam Jones b, Arthur Edgehill ds,



Monaco 'Round About Midnight Mexico City A Night In Tunisia Autumn In Newyork Hill's Edge K.D's Blues and others 56/05/31 Rudy Van Gelder LP、CD



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