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サド・ジョーンズはジョーンズ３兄弟の真ン中。兄ハンク,弟エルヴィン、それぞれに個性があって、サドはどっちかというとベイシー楽団にいたこともあって作曲とアレンジにこだわるみたいだ。かれが創る曲は可憐なセンスのあるものが多い。その才能はのちに一世を風靡したサドメル・ビッグバンドで発揮された。サドのコンボ演奏は少ないが、ブルーノートでは何枚かのアルバムを残している。この第二作目となるアルバムはその中でも、アルバムジャケットの素晴らしさとともに、中身も工夫をこらしたアレンジでひとあじ違うおしゃれな作品となっている。ここではサドの装飾を排した味のあるオープンなストレートトランペットが聴ける。またバリー・ハリスのピアノも味があって素晴らしい。 |