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オーネット・コールマンは私が大好きなアルトイストだ。いかにもモダンな感じで、コード進行の束縛を受けていない。ホントに自由だ。ピアノとの共演が少ないのもそのためであると思う。このオーネットもこのアルバムを出した１９６０年ごろは賛否両論で物議をかもしたとの事だ。私はその後にきたフリージャズに比べれば、この演奏はものすごく秩序的に聞こえるのだが？何かが変わる時は、そんなものかなとも思う。それにしてもこのアルバムは本物のオリジナル・オーネット・コールマンカルテットではないだろうか。ドン･チェリー、エド･ブラックウェル、チャーリー・へイデン４人全員が見事にサウンドコンセプトを一致させ、独特の芸術空間を創りあげていて素晴らしい。これほど完成度の高いアルバムは、そうざらにあるもんじゃないと思う。目を離せないという言葉があるが、ここでは耳をそらせない。 |