ジャズギターで一番有名なウエス・モンゴメリー、あのピックを使わないオクターブ奏法で名を馳せた人である。わたしにとっては60年代後半、コマーシャルなレーベルA&M,CTI レコードからリリースされた「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」を聴いて衝撃を受けた。コルトレーン全盛時代にあって、コマーシャル的なウエスでもハードなジャズファンから例外的に支持されていたのは、なんといってもそのギタープレイが信じられないくらい凄かったからだろう。もちろん代表作となるとリバーサイド盤になるのだろうがわたしはその中でも初期のアルバムに彼のギターサウンドとその新鮮さが感じられるのである。とくにこのアルバムのA面はモンゴメリー兄弟の気取らないリラックスした演奏が聴け、カッコいいサウンドが魅力だ。当時コルトレーンにもバンドに誘われたらしいが、もし共演アルバムがあれば夢のような話である。
The Montgomery Brothers
RiverSide
Wes Montgomery
g.
Buddy Montgomery
p,
Monk Montgomery
b,
Bobby Thomas
ds,
Back to Back
Groove Yard
If I Should Lose You
Delirium
Just for Now
Doujie
Heart Strings
Remember
1961/01/03
Ray Fowler
LP
Next
TOP