Monologue15 (2000.3.7〜2000.3.15)

「2000.3.15(水)」・プチCDレヴュー「Say Greetings!」PUSHIM

 J-POP女性ボーカリストPUSHIMのNEWアルバム。系統はいわゆる巷で、はやり?のR&Bなのかな?レゲエ調の曲もあります。
    70年代のソウル系の音を彷彿させる感じ。
 日本ではMisiaなんかを彷彿させる面もありますが、もっと泥臭い感じです。MIisiaの方がずっとポップに聞こえるくらい。
 全体的な仕上がりは個人的にはいいと思います。只、派手な音を求める人には、やや地味めに聞こえるかなという感は無きにしもあらず、良くいえば通好みというところかもしれませんが、そこは好みは別れるとこかも。
 アレンジはいいので、安心して聞けますが、一番の注目はボーカルかもしれません。かなりの実力派という感じでメジャーデビューしてまだ1年もたってないようですが、既に完成された黒人ライクな歌唱力で、今後更なる飛躍が期待できそう。
 アルバムの収録曲の中に「It's too late」という曲があって、どんな曲でござんしょ?と耳を傾けていたら聞こえてきたのは、聞き覚えのあるフレーズ。これはキャロル・キングの往年の名曲のカバーでありました。

    *  *  *

 PUSHIMから離れますが、、他にaikoの「桜の木の下」も結構良かったです。
 3月末には椎名林檎嬢の2ndアルバムも発表されるそうで、女性の躍進はまだまだ続きそう・・・でありました。

「2000.3.12(日)」・事務処理はパッパと

 この時期確定申告というのがあって、私も現在個人事業主という身分なので、この確定申告をしなければいけません。
 元来こういった事務処理は苦手で(それでも最近ようやく慣れてきましたが)、腰も重たい性格なので、早く手をつけりゃいいものをギリギリまで、何もやってませんでした。
 今日やっとのことで、一応書類の体裁を整えて、後は提出というとこまでこぎつけました。
 終わって見ると、なんだが随分気の晴れたすっきりした気分になり、ここ数日どうも自分的に、暗く重たかったのは、このことね、とわかりました。
 人間結構単純にできてるな、と思いました。
 ま、事務処理なんぞはクヨクヨせずパッパとやると、これが一番ですな。
 事務処理に感情を移入するのは、バカバカしいですな。

「2000.3.11(土)」・とても欲しかった本

  この間とても欲しかった本が入手でき、大変嬉しかったのですが、それは何の本かというと、実はマンガで「トイレット博士」という作品です。知っている人は知っていて、知らない人は知らないと思いますが、私にとって大変思いで深い作品であります。
 只特にお薦めというわけでも無く、本当に個人的に思い出のある作品で、その辺のところを、このMonologueに書こうと思ったのですが、書いているうちに思いのほかちょっと長くなってしまいました。それと、ちょっと私河童星人にしては、やや感傷的になってしまったのですが、せっかく書いたのだからということで、Bookのコーナーでその文を掲載することにしました。まあ興味のある方は見てやって下さい。作品自体についてはほとんど触れていません。こちらです。

「2000.3.10(金)」・モノローグ

 この間Monologueのページのindexを変えてみて、昔何を書いたかちょっとわかりやすくなったので、昔書いたものを自分でも読み返してみたりしました。

 中にはちょっと書き直したくなるような近視眼的・否定的なものもありましたが、そうしたものも一応自分のありのままの記録ということで、ま、直さなくてもいいか、とそのままにしてしまいました。

 仕事に追われ、のたうち回っていた時期には、めっきり更新回数が減っているのが分かります。

 何か生活で、他のプレッシャーを受けていると、文もどこか喘ぐような感じになっていたり、暗くなっていたりで、これもまたいとをかし。

 中には自分でもなかなか面白いな、というのもあります。
 人との出会いや、何か事件めいたものがあると、書きやすく話も面白くなりやすい気がします。

  とりあえずまず自分が読んで面白いものを書いていければと思ってるのでありますが、最近自分の行動が「ネタ探し」みたいになってる気がして、ちょっとなんか引っかかりますな。
  コンサートに手帳を持っていったりすると、どうも「オタク」と思われているようです。
これからはいかに「オタク」ということを悟られずに情報を収集するか、今後の課題ができてしまいました。

  ところでカウンタがいつの間にか5000を超えていて、これは地道ながらありがたいことです。
今度5555の方にはラッキー賞でもあげないかんかね・・・
 

「2000.3.9(木)」・またも逆転サヨナラ!

   今日もヴィンス・カーターはすごかった!。(2000.3.2も参照)
 NBAのトロント・ラプターズVSロサンゼルスクリッパーズの試合。
 試合はクリッパーズがリードする展開でしたが、ついに第4クオーター終了間際で92対92の同点にラプターズが追いつきます。
 しかしラプターズの2年目のエース、ヴィンス・カーターがファールを犯してしまった為、フリースローを入れられて、残り1.5秒で、94対92でクリッパーズの2点リード。残り時間を考えるとラプターズの逆転はむつかしく、最悪でも2点とって延長に持ち込むしかありません。勝つにはむつかしい3ポイントを決めるしかない場面。さすがに今日は逆転は難しいか・・・。
 そして攻撃はラプターズ。タイムアウトの後、試合再開で、最後のショットを決めるべく、ボールは3月2日のボストン戦と同じく、2年目のエース、ヴィンス・カーターに渡りました。
 カーターは執拗なディフェンスプレッシャーを受けながらも、終了直前3ポイントラインからショットを放ちます、放ったと同時に、時計は0秒を指します。そしてボールはゆるやかな弧を描いて、スポっとリングへ・・・。
 94対95でラプターズサヨナラ勝ち!。クリッパーズのホームコートですが、なぜか大歓声、そしてチームメートにもみくちゃにされるカーター・・・。
 カーターまたしても逆転サヨナラブザービーター!

 ヴィンス・カーターは、この試合第4クオーターに、それまでの劣勢を跳ね返して試合の流れをかえてしまうような、目の醒める華麗なワンハンドダンクを決めて観衆の度肝を抜きました。まさにマイケル・ジョーダンを彷彿させる見事なプレイ!。
 逆転サヨナラブザービーターなんて、そんなにお目にかかれないので、今日も興奮しました。今日もラッキーであります。そしてカーター偉い!
 

「2000.3.7(火)」・違うタイプの人

 人は自分と違うタイプの人間に対しては、とかく抵抗をしてしまいがちになるもんですな。
タイプといわずとも、ちょっと好みが違うだけでもそこに摩擦が生じたりすることはよくあるもんであります。
インターネットや、その他いろんなクラブなどで、同じ趣味・同じアーチストが好きな人が集まっている時でさえ、その中でのちょっとした理解の違い・好みの違い・感性の違いなどが原因で衝突したり、なんて話もよく聞きますな。
 これだけいろんな情報やものが氾濫し価値観も多様化している時代に、そのタイプや好みを合わせようとするのはおそらく困難でしょうし、仮に合わせようとすれば摩擦や衝突は避けられません。結局この頻繁に発生する衝突・摩擦といったもの、それ自体が我々に何かを語りかけているのかもしれませんな。

 今日は衝突・摩擦について、どうのこうのというのじゃありませんが、違うタイプがいてこそ、この世が成り立っているのであるのであるな、という思いを強くしたので、日記いたします。

 最近寒いのでバスを利用して通勤しているのですが、現在のバスというものは降りる前にはブザーを押して運転手に降りる停留所を知らせる方式になっています。
 自分しか降りないような停留所なら、このブザーは否が応でも押さなければなりませんが、ターミナル駅の停留所などのように、沢山人が降りるような停留所では、自分がブザーを押したら良いのか、待ってる方が良いのか、迷ってしまうような経験、結構ある方も多いと思います。
 帰宅時に私が利用しているバスで、私が降りる停留所はまさに、とある駅前なので、それこそ沢山の人が降りて、ブザーも誰かしら押してくれます。

 私はどちらかといえば、人にブザーを押してもらうタイプなので、誰かが降りるとわかっている場合は滅多に押しません。
 ところが、たまに、このターミナル駅のバス停に着く直前になっても、誰もブザーを押していない場合があります。ターミナル駅のバス停だとブザーが押されて無くても、人も乗ってくるし、降りる人も多いので、バスはまず間違いなく停まってくれます。
 しかし私のように受け身で小心者は、もう停留所が見えているのに、ブザーが暗く消えたままになっているのを見ると、「あれ?まさか今日に限ってここで降りるのオレ一人?ウソ?ヤベー。でも今ブザー押すと、いかにも誰かが押してくれるの待っててギリギリで期待はずれになって慌てて押した、みたいに思われるのもやだし。もうギリギリだしここで押すのもタイミング悪くてヒンシュク買いそうだよな。でもこのまま素通りされたら・・・。次の停留所どこだっけ?オイ遠くいっちゃうぞ、オイ!」などとビクビクしてしまいます。そうこうしていると、バスはいつも通りちゃんと停まり、いつも通り沢山の人が乗り降りする、ということになるわけであります。

 よく考えて見ると、私がいつも可愛い女の子などに見とれつつ、ゆっくり安心してバスから降りることができているのは、私とはタイプの違う、次停留所前の段階で「ブザーをいちはやく押す」タイプの人がいてくれるからこそ、なのであります。
 人間どこで、どう助け合って(こっちは助けてないか。)生きてるかわからんもんです。ひそかにブザーを押してくれる人に感謝している、私のような輩もいるのであります。

 ところで今日は、こんなことを考えつつ、いつものようにバスに乗り、「今日はワシも一つブザー押したろかい」、などと思って我が下車停留所名のアナウンスがされるのを待ち構えていたのでありますが、下車一つ前の停留所をバスが発車した途端ブザーが「ビー」。・・・さすが、どこのどなたか存じませぬが、熟練者は違う。
 やっぱこの仕事は、「早ブザータイプの人」にお任せするのが一番、そう思った次第であります、ハイ。

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