丸帆亭 萬釣報 #17  page2  99.12/26 更新                   
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釣り人だけにしかわからない自然、もあります


丸帆亭>

実は、ここが埋立られるって事で、ドタバタし始めた訳なんですけど。
地元の反対運動とか、ご存知ですか?
Kさん>
ああ、今更かい?遅いんじゃないかな?。耳にするのは釣り船の団体位だね。
Aさん>






俺のところには、TVの取材が来て、何度か応えた事もあるよ。
もちろん反対だって言ったけど!。臨海開発の始めの頃には、関連で、
思わぬ雑貨の注文とかが多くて、良い思いをしたりもあったから、
商売から考えれば、複雑なんだけど、
小さい頃、朝の枕元で聴いた、材木を運ぶポンポン船の音が、今でも、
忘れられなくて、この十六万坪の埋立を認める気分にはどーしてもなれないんだ。
丸帆亭>
良いお話しですね。計画についてはどのぐらいご存知ですか?
K&Aさん>


東雲水門から全部埋立られるって聞いているけど、水路すら無くなってしまうと
聞いている。豊洲埠頭も閉鎖かな?新島海運も代替地に移るんじゃないかな。
船宿の船は他の水路を使わないと海にも出られないね。
丸帆亭>
築地市場の豊洲移転については?
Aさん>


それは前から聞いているけど、その問題と埋立が絡んでるから、
いっこうに進まないって感じがするね。ただここに住んでいるだけじゃ、
情報はあまり入らないよ。
(お二人の認識は失礼ながらS63年の基本計画の41hのままだと思われます。
現計画では水路は残るはずです。)
丸帆亭>
未確認ですが、向いの豊洲は臨海都市計画のエネルギー基地として、
上にあったガスタンク等を地下に全部うめて、その地上を住宅地等に使う
という話しは聞いていますか?。
Kさん>
噂程度には聞いているけど、こんな地盤の弱い所に大丈夫なのかな?
丸帆亭>
桟橋前に浚渫船の様な船が既に2艘ほどありますが、何でしょうか?
Kさん>

平日はかなりの騒音を上げて稼働しているよ。埋立のボーリング調査か?
あるいは他の護岸工事の関連かは知らないのだけどね。うるさいよ。
丸帆亭>



単に埋立反対と言うだけでなく、この水域の有効利用などのアイデアは
ありませんか?私は、できるだけこのままを残すべきだと考えますけど、
せめて周囲の護岸だけを人の入れるスペースに整備して、
一般に開放すると言うのはどうでしょうか?。
Aさん>

都政が赤字なら、つり公園みたいに入場料をとって開放したって、いいよね。
お台場みたいに水面も区間を決めてジェットボート等に有料で開放するとかさ。
丸帆亭>



ジェットボートは釣り人の敵だから、それは反対ですけど、
有料ってのは良いかもしれませんね。護岸改修の費用はそれで捻出する
と言うのも無理かもしれませんけど。
桟橋を沢山作って、豊洲側と歩いて渡れる公園にするのも良いかも?。
埋立が済んで、マンションでも立てば、人が増えて有明は賑わうと思いますか?
Aさん>

後の広大な空き地(旧ゴルフ場、旧有明飛行場 跡地)に何もできていないのに、いったい何年先を考えればいいのか分かりませんね。
丸帆亭>
地元では、大きな反対運動に発展するような動きや団体は聞きませんか?
K&Aさん>


それには、外側の自由な立場の方からぜひ盛り上げてくれないと
ダメみたいです。人口の少なさと利害関係の事情が複雑で、
個々の主張の正義の根拠は難しい様です。
丸帆亭>
溜め息が出たところで、散会いたしましょうか、今後もいろいろ教えて下さい。

簡単ですが、そう言った内容でした。表現の若干の脚色はお許し下さい。
やはり一番驚いたのは、毎日の様にこの水面を眺め、暮している方々、そんな
一番身近な人達にすら、行政は何も伝える努力はせずに、暗黙裏に事を勧めてしまう
って事ですね。いつもアンテナを立てて暮す事など、普通の人には出来ませんよね。
Kさんには、もっともっと釣りのお話しを聞きたかったので、名刺交換など、私らしくない
失礼をしましたが、今後も純粋な釣りの話しでご登場をお願いしたい方でありました。
こう言う方の努力の蓄積で、今の私たちの釣りがあるのだと、肝に命じておきましょう。


その他の追加情報
★ 12/25 ”つり人2月号”の関連記事は、都の行政批判と、教育問題、
都民の意識の低さについて論じたもので、
残念ながら、全5ページの若干のトーンダウンとなっております。
ライターの浦さんの文章は、前回同様に優れたものですが、やはり読者の反応が
期待より少なかったのか、ご苦労が、ある意味の焦燥感として感じられます。
何よりも残念なのは、新しい生態系や計画等の具体的データの提示は無い事です。
一つのアプローチとは思いますし、長期の連載予定でしたら、
それでも良いのかもしれませんが、しかし埋まってしまえばすべて終りです。
今わかりうる範囲の事実を雑誌社の責務として、次号では是非提示して欲しいと
せつに期待します。ちなみにこのサイトの紹介も次号の様です。トホホです。
同じ浦さんがページに続いて”建設省VS朝日新聞、ネット戦争”を書いておりますが、
読み物としては、コチラの方が面白いですから、是非ご一読下さい。

★ 12/22に、つり関係のサーチとメールマガジンに登録及び掲載をお願いしたところ、
急に200近いアクセスがありましたが、掲示板への書き込みはわずか2件ほどで、
寂しい限りです。どうかご利用下さい。本文の更新は間隔があきますので、
最新情報はとりあえず掲示板に書き込む予定です。
また、掲示板はゲストブックではありませんので、私の存在など無視なさって結構です。
情報や感想、この問題に興味のある方すべてに向けてのコメントを、お願いします。


12/26 第2信、校了                                 -- 丸帆亭 --