参加議員は、日本共産党参院議員、筆坂秀世氏、岩佐恵美氏、衆院議員、藤木洋子氏、
同都議、東ひろたか氏、西田ミヨ子氏。同国会議員団干潟・湿地チームのメンバーです。
案内は、当会会長安田進(晴海屋)、世話人鈴木康友(釣り社)、関口偵雄・森田稔 が担当し、工事進行状況や、問題点、数々の質問に対して熱のこもった説明がされました。
当日は、幸運にも現地入り口に常時待機していた、監視船がおらず、途中までとはいえ、フェンスが張られている水域まで入ることができました。
運河を通ってきたときの荒い波は、シーンと静まり、ザッと見でもスズガモ・オナガガモ・ホシハジロなど、1000羽を越える渡り鳥達が、羽を休める様子を見ることができました。
他の潮流からの悪影響を受けにくい、穏やかな浅瀬は、まさに稚魚達のゆりかごであり、この水辺に生きる全ての生き物達にとって、楽園である事を身を以て知る貴重な体験となりました。
改めて、“奥湾の奇跡十六万坪”を潰してはいけない、との思いを全員が確認し、現地を後にしました。
下船後の懇談会では、更に臨海開発問題を考える団体のメンバーが加わり、1時間ほどの意見交換の場が持たれました。
地元住民の十六万坪を残して欲しいとの声に、筆坂氏は「都政の住民不在の無責任なやり方に憤りを覚える。海はいじらないことが大切。」、
岩佐氏は東京湾全体の保全を踏まえた上で「環境問題に世論が向いている。三番瀬に続いていこう。」と答えました。
また、横断する高速道に関して藤木氏は「これ以上排気ガスがばらまかれるようなら住民は死活問題。」と述べ、各議員とも、この問題を深く捕らえ、悪政を正す姿勢を強化する意志を示しました。
※昨年12月の鳩山党首率いる民主党国会議員似引き続き、今回、共産党国会議員の視察開催が実現し、党派は違えど、この埋め立ては中止すべき、との共通見解が確認されました。
これからの国会での発言、動きに期待が高まります。
|