HOME 旅游中心

OZ'sスイス・レポート

[写真]マッターホルン・バーン

■その1 スキーリゾート・ツェルマット



 ツェルマットのゲレンデは、大きく分けて、マッターホルンのふもとに広が るマッターホルン・バーン、登山電車で登るゴルナーグラート、地下ケーブル カーで登るスネガの3つのエリアがあります。このうち、マッターホルン・バ ーンは、山の上部でイタリアのゲレンデ、チェルビニア・エリアとつながって います。

 いずれのエリアも、森林限界を越えたところ、すなわち、岩場や氷河の上に コースが展開されているので、視界が広い(ただし山の下の方は林間コース)。 また、総じてバーンがよく圧雪され、コブ斜面は少ないので、私などは気持ち よく滑べることができました。この点、鈴木さんはちょっと不満だったようで す。しかし、滞在期間中、天候に恵まれ、アルプスの山々を見ながら滑べるの は最高の気分でした。


 リフトは、Tバーが多く、 チェアリフトの比率は高くありません。もっとも メインの登山手段は、ゴンドラもしくは登山電車なので、Tバーを使わなくて も十分楽しめます。

 Tバーの中には、全長2.6kmという「世界最長」のものもあります。全区間通 すと12分ほどかかりました。Tバーは2人用ですが、1人用のJバーというのも ありました。これは、先に円盤がついている棒を股の間にはさんで引っ張られ る、というものです。私は最初に使った時、コツがつかめず、棒をがんばって つかんでいたでの、腕がつかれてしまいました。慣れてしまえば、腕に力は 不要です。


 ゲレンデでは、老若男女さまざまな人がスキーをしていました。着ている スキーウェアもさまざまで、日本のように、同じような格好をした若者ばかり、 ということはありません。また、テクニックを駆使して滑べっている人はあま り見かけませんでした。皆、思い思いにスキーを楽しんでいます。

 持っているリフトチケットを見ると、たいていの人のものが1週間以上の期間 です。それだけ休暇を長くとれるわけで、うらやましい限りです。
(つづく)


HOME スイスレポートもくじ
Copyright 尾崎 博 1999