木星の撮影記録
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☆共通撮影データ
望遠鏡:トミー BORG76ED
カメラ:カシオQV-8000SX
LV12mm+デジカメのズーム目一杯でコリメート。
露出時間:1/8〜1/15秒
カメラの設定は,シャープネス=ハード,彩度=標準または高,コントラスト=高,ホワイトバランス=蛍光灯
2003.02.14
2月2日に「衝」を迎えた木星。
22:04〜10,露出1/10秒,12枚コンポジット。
シャープネス高,彩度,高コントラスト高,ホワイトバランス蛍光灯。200%拡大。
この冬は,気流の安定した日がほとんど無く,惑星撮影は大苦戦でした。
いつも北温帯縞がしっかり見えることを目安に,シーイングを判断していたのですが,昨年末ぐらいから,北温帯縞がすっかり薄くなってしまいました。2本の太い縞が,南北の赤道縞。この画像では北が下になっているので下側の太い縞(=北赤道縞)のすぐ下に,細い北温帯縞があるはずなのですが……。赤道帯の細い縞が見えているから,解像度はまずまずなのですが,北温帯縞がハッキリしません。右のほうに大赤斑が見えています。南温帯縞が大赤斑の付近だけ濃くなっているのが面白いですね。
2003.03.13
19:53〜59,露出1/10秒, シャープネス高,彩度,高コントラスト高,ホワイトバランス蛍光灯,9枚コンポジット,200%拡大。
少しずつ,見かけの大きさが小さくなってきました。
相変わらず気流は不安定。南北の温帯縞の様子も,先月と同様の傾向。赤道縞に乱れが見えるようです。