右側面にはオーディオ端子類と内臓HDDスロット、PCカードスロットに、マウス/パッドコネクタがある。
端子は左から、ヘッドフォン出力、マイク入力、ライン入力、ライン出力。その更に右に音量スライドとなっている。
ライン入出力は実際にうんずをお使いの方ならおわかりかと思うが、通常本体背面にある赤白のAUX端子になっているものである。当然のことではあるが、ヘッドフォン出力にヘッドフォンやスピーカーを繋げばたうんずノートに内蔵されているステレオスピーカーからは音が出なくなるが、ライン出力にスピーカーを繋いでも内臓スピーカーから音が出なくなることはない。また、ライン出力から出力される音量はソフトウェアによって設定される以外は常に一定で、音量スライドによる設定は影響されないようになっている。
内臓HDDスロット。ふたを開けるとハードディスクの取っ手が見える。これを引っ張るといとも簡単にハードディスクを抜き取ることができる。非常に便利なつくりではあると思うが、セキュリティーとかそういうことはあまり考慮に入れられていないらしい。
写真は、わかりやすいようにハードディスクを少しだけ抜きだしてみたところだ。
実際にハードディスクを抜きだしてみたところ。大きさがわかりやすいように隣にごく一般的なCD-ROMケースを置いてみた。2.1インチという大きさらしい。
コネクタ部分。コネクタの下に隠れてしまっているが、はんだで留められているピンはもともと50個あったようだ。それがプリント基板で接続されているコネクタは40ピンでまとめられている。はんだで留められている方の位置やピン数から言っておそらくSCSIなのだと思うが、IDを設定するジャンパーはない(もともとうんずの内臓HDDはID=0で固定なので当たり前といえば当たり前なのだが)。
また、特殊な形状のコネクタなので、入手は非常に困難であろうと思われる(2.1インチのSCSIっていう時点ですでに普通には売られていないハズだが)。
上に2つ同じ形で付いているのがマウス/ジョイパッドコネクタである。MSXと同じATARI規格のものだ。…と言って解釈できる人間はどれほどこのページを読みに来ているだろうか(笑)。
右側面についているので最初は結構戸惑うが、左右の関係は通常のデスクトップたうんずと同じである。右側に通常マウスかパッドなら2プレイヤー側を挿すが、背面のマウス/ジョイポイント切り替えスイッチがジョイポイント側のときは何を挿しても認識されないようになっている。
その下に大きく口を開いているのがPC-CARDスロットだ。実はこいつだけは他のうんずと比較するとちょっと特殊で、ICメモリカード以外にJEIDA ver.4.1準拠のデバイスを認識することができるようになっている。現在流通されているPC-CARDデバイスのほとんどがJEIDA ver.4.2になってしまっているので対応する機器を見つけるのはちょっと難しいが、あればLANカードなんかも使えるらしい。
もっともこんなのやっているのはこのたうんずノートだけなので、少なくともTOWNS OSを使っている限り対応するソフトはまず存在しないだろう。Windows95を入れればいいのだがそのためにはハードディスクも増設しなければならない。さすがに使う機会はほとんどないのではないかと思われる。