ノートパソコンではもっとも重要視される液晶画面を。
10.4インチTFTカラー液晶。当時としてはかなり高価なものであったはずだ。今見てもなかなか綺麗な液晶だと思う。さすがに、グラフィックには多少のこだわりがあった機種なだけのことはある。
今の感覚では10.4インチは少々小さいように思うかもしれないが、うんずにはこれと同じ大きさのCRTを採用した一体型モデルも出ていたくらいで、表示領域はそれよりも大きかったりするわけで、それに実際Windowsさえ使わなければこのマシンで640×480より大きい画面を表示するということもまずないので、とりあえずは不便のない十分な大きさといえるだろう。
この液晶の不思議なところは、右側のフレームに明るさとコントラストを調整するスライドがついていることだ。
明るさの調整はわかる。プリシェにもついてるしな。でもコントラストの調整はTFTに必要あるのか? 多くの人間がこれを見て一瞬、実はDSTNなんじゃねーの、と疑ったはずだ。
一応、Windows3.1が導入されている機種であるということで、しっかりとWindowsロゴシールも貼ってある。
このロゴシールははがさない。はがすと跡が残るからだ。
もちろん、今現在このたうんずノートにはWindows3.1は入っていない。買ってきてすぐに私は、ハードディスクの区画を切り直し、DOS6.1とTOWNS-OSの最新版を入れてしまったのであった。