月末はゴミ出しの日 2001年5月号


 とうとう私の趣味は鼻毛抜きで落ち着いてしまったようです。

 。。。。。。(*タメイキ*)

 先週の日曜日、久しぶりにMIDIをいじりました。
 あ、いや、ここの所週末は大体毎週MIDIをいじってはいたのですが、これといってやる気にさせてくれるメロディーやら展開やらが思い浮かばないまま、出だしを作っては保存せずに中断し、また作り始めては中断し、の繰り返しだったのです。でもこの間の日曜日は珍しく調子が良くて、たった16小説ですが7パートみっちりを編曲しながら5時間ほど奮闘いたしました。
 おかげでその夜はぐっすり眠れた上に、翌日はなんだかいつもとは異質の疲れが溜まって朝寝坊、仕事もさっぱりはかどらないと言う最悪の仕事始めとなった次第なのであります。大学2年生やってた頃はこれを月2〜3曲ペースでやっていたこともあったわけですから、いかにあの頃から自分の体力が衰弱しているか、そしていかにあの頃が暇チンで暇チンで仕方のない平和なアホ学生やっていたかがよく解かります(苦笑)。

 そんなわけで作曲活動の方は、実はそろそろ復活の兆しだったりします。。。!!

 さて、どうせ期待はずれになるんであろうハッタリはこれくらいにしておきまして(^_^;)アレ?、そろそろ今月も2ヵ月分のゴミ出しをたっぷりとさせていただきましょう。


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◎さて、4月・5月分たっぷりためてのゴミ出しになるわけですが、この間私の身辺ではこれと言ってイベントらしいイベントがさっぱりありませんでした(;_;)/。◎近頃世の中では日記系サイトの痛い話が大流行の兆しのようでございます。本当に面白いページが最近は多くて、私も結構あっちこっち読みにいっていたりするクチなのですが、それらに大抵つづられている、決して幸せ満面と言う訳でもなく大抵自分中心でオチがつく(つまり、結構酷い目に遭っている)実話話なんかを読んでいると、おもしろ半分、同情半分、と言う(大抵の人は抱くのであろう)気持ちとは裏腹に、どこかうらやましいなんて気持ちもあったりして、なんていうか、そんな出来事に、ネタになるような出来事に出くわしてしまう彼らの境遇に恋い焦がれるような、そんな感覚をも覚えてしまうのです。多分私だけなのだと思いますが。◎どんなに痛い目見てもいい、ネタになるような経験というか刺激が欲しいんです。私はそれを勝手にイベントと呼んでいる訳ですが、こと仕事が今の派遣先に落ち着いてしまってからと言うもの、どうにもこれといったイベントらしいイベントに出くわす機会が少なくなってしまい、毎日がつまらなくて仕方がないのです。◎もちろん、つまらないからこそ、人の作品に飢えたり、作品作りに飢えたりもするのでしょうが。でもこと作品作りに関しては、時には刺激もないとなかなかインスピレーションも沸かないものなんですけどね。◎で、4月・5月なのですが、本当に何にもない平和な日々でした。あえてイベントとしてあげるなら、兄貴が有休取って行ってきたスノボーで腰の骨を砕いてしまったことと、音系同人即売会M3に行って来たことぐらいでしょうか。◎前者は兄貴が自分のホームページで既にネタ書いてるし、私自身のことではないんであんまりここではいろいろと書ける気がしないのでパス。自分で書いている文章の方がオモシロイと思うので、興味のある人は私立ムラムラ女子学園に行ってきてくださいな。いや、ホントおもろいから。まぢで。◎そんなわけでここではM3のことを書くことにします。◎前回のM3は会場にいくまでの交通の便の悪さに辟易しましたが、今回のM3は会場そのものの建物のボロさに辟易してしまいました(^_^;)。東京文具共和会館はJR浅草橋駅から徒歩数分の比較的交通の便がよろしいところで、おかげでコミッククリエーションと併催だった前回よりも俄然人の入りはよく盛況だったようです。◎で、私はというと、その日、目が覚めたのがお昼の12時過ぎ、私がこのイベントに行くことを知っていたとある友人(って言うか、@DRK)からの携帯メールの着メロによって、でした。。。M3は15時半で終わりだというのに。。。◎結局会場についたのが14時過ぎ、先にも書いた通り今回のM3はなかなか盛況で、サークルによっては最新作はもう既に完売しちゃいました、と言うところも少なくありませんでした。ハァ、前回は大本命の八卦商会を遅刻とは知らずに逃がしてしまうし、今回は寝坊して終了間際の来場。どうにもこの手のイベントとは付き合い方がへたくそであります>ヲレ。◎しかしそれでもというか、だからこそというか、狂ったようにあっちこっちのブースでCDやらビデオやらを買い漁りました。今回のM3は前回にも増して、オリジナル系のサークルが元気よかったように思います。特に、イメージ映像とコンボの作品がいくつかあって、それらが非常に印象的でした。◎今回のM3では、さすがに前回のようにプロレスリングを出してソフト小太刀道のオープンマッチをやったり露天を出したりパロDDRまがいなアーケードマシンが出ていたりということはありませんでしたが(まぁあの建物じゃなぁ)、上映時間を設定してのビデオ作品上映会というのが行われていました。私は結局1つも見にいけなかったのですが(最後の上映時間に見に行こうと思えばいけたんだけど、そしたら買い物する時間がなくなっちゃうと思った)。一般来場者にリクエストを募って、出展作品をBGMとして会場で流すというのも今回はやってなかったみたいで、それはかなり残念でした。やっぱり多少は交通の便が悪くても、そういうところで自由の利く会場でやってくれたほうがありがたいかもしれません。◎イベントそのものに関してはそんなところなのであります。結構まったりしてるんですよね、あのイベント(笑)。コミケに行ったことある訳ではないんで知らんのですが、その手のイベントではよく耳にしがちなキチガイじみたお話と言うか、とても行列とはいえないような列が出来て、それを整列させる係員のお兄さんのよく響き渡る声とか、コスプレするおねーさんと写真小僧の群れとか、そういう濃い慣わしとは無縁なイベントなものですから。まぁ出展作品の大半がアニメ・ゲームのパロディーもしくはアレンジモノか、もしくは自主制作のドラマCDとかだったりするので、オタク系イベントであることに変わりはないのですが。。。

◎M3で仕入れた作品をいくつか紹介しましょう。◎「Trains」(CAOL ILA/2h graphics)。電車をイメージした3部編成のテクノ交響詩、といったところでしょうか。非常に前衛的なムードのある楽曲なのですが、音の使い方がとても丁寧で、聞いていてもぜんぜん嫌にならない、BGMとしてながしているととても心地よいナンバー。イメージ映像にこの曲のshort versionを乗せたビデオ作品「Panorama Line」(2h graphics)とのセット販売。このビデオはいいです。すごくいい。ていうかなんか、プロっぽい(笑)。フィルターかけられてモノクロのペンタッチに色を乗せたような、実写をイラストに変換したような絵柄の映像がこちょこちょ動いていて、ルーソー履いた女子高生が駅のベンチや電車のシートに腰掛けて鞄の中からお化粧だしておめかし始めたり、おっさんたちがぺちゃくちゃなにやら話している後ろで妙に滑らかに窓の向こうの景色が流れたり、とにかく凄くセンスのいい作品に仕上がっていました。◎「典楽」(服部暁典/2h graphics)。かなりまじめなインストオンリーのアルバム。Hip Hopが中心かな。こういう生真面目なインストはしばらくご無沙汰していたので久しぶりに嬉しかった。完成度がめちゃめちゃ高いのはまぁ当然として(?)、甘いメロディー甘いサウンドのナンバーが多くて思わず聴き入ってしまう、そんなアルバムです。絶対打ち込み系のはずなのに、時折入るギターソロとかサックスソロとか、めちゃめちゃ生っぽいのがニクイです。おいらもこういう音楽書きたい。今のおいらにゃ絶対無理なんだけどね(苦笑)。◎「記憶喪失」(Mille Face)。女性ボーカルバンドモノ。結構現代的J-POP的な匂いがする。歌もうまいし曲もいいし編曲もサウンドもがんばっているし歌詞も決して悪くないので十分J-POPのメイン・ストリートでも通用するレベルだと思う。良くも悪くも(汗)。ちょっとM3には場違いな気もしたが(笑)。ただ、売り子さんに聞いた限りでは、録音はスタジオとかじゃなくて自宅で行われたんだとか。。。なるほど納得、そしてビックリ(笑)。いまや機材の選び方次第で自宅録りでも立派に通用するくらいいいサウンドで録れるものなんですね〜。ホントいい時代になってくれたものです。◎「KAMIOKANDE」(MONOPOLE)。えぬ・いー・にゅー・てぃ・あーる・あい・えぬ・をー(喜)。◎QuickTime動画コンボのテクノアルバム。今回の仕入れで一番感激した作品ですな(*^-^*)。全体を通して非常にユニークな作品勢ぞろいって感じで、映像や音楽の完成度の高さ以上にそのユニークさに舌を巻きます。◎代表的な作品を挙げて見ましょう。まずは「THE AIBO」。タイトルからもう想像できるんじゃないかと思いますが。某SOMYの犬型ロボット君ですね。サイケデリックながらノリのいいテクノダンスにあわせてポリゴンなあいつが愉快に踊りまくると言う夢のある作品。もうちょっと製作時期が遅ければ今最高に話題の中国製のアレになっていたかもしれないのにとか思うとちょっと悔やまれますが(笑)。日本語の歌詞もついていて、ボールには反応して追いかけるけどご主人様は判別できないとか、結構突っ込んだワライドコロも押さえていたりします(^_^;)。◎それから、「Consumer World」、これはかなりマニアな笑いが楽しめる作品。ノリノリのダンステクノにあわせて、歴代のコンシューマー向けゲーム機の名前を連呼すると言う、ソフトに狂気な作品。有名どころはファミコン・プレステ・セガサターンから、マニアックどころではATARI LYNXや光速船にいたるまで(っていうか、光速船なんておいらも知らんし^_^;、ありとあらゆるゲーム機たちが登場します。◎そして恐らく本命、「NEUTRINO」。Neutrinoとは太陽などの恒星が発する宇宙線に含まれる素粒子の一種らしいのですが(あんまり詳しくないです)、日本にはこれを研究するためのとても有名な観測装置があります。東大宇宙線研究所は神岡宇宙素粒子研究施設にある、通称カミオカンデとよばれる巨大水槽です。これはそれらを題材としたナンバーで、とてもSF的ロマンにあふれる素敵な作品に仕上がっています。◎他にも船橋地域ネタや3DCGツールの使い方みたいな作品などなど一癖もフタクセもあるような粒ぞろいの6作品収録。こういう作品を目の当たりにすると、同人とて侮れんなと言う気分にさせてくれます。スバラシイナリ(*^-^*)。◎「VERSE OF VOICE R」(LILT RECORDS)。女性ボーカルが中心のミニアルバム。結構古好みなチョイスで、作曲家の皆さんはいい趣味してるなぁとか思ったり。いまどきなさそうなフュージョン調の歌とか、個人的には大好きなんですけどね。こういう歌って復活しないモンかなぁとか、切に思いますが。前田華代子さんは曲は最高なんだけど歌はもうチョイ練習ですね〜(^_^;)。齋藤博人さんの曲は相変わらずカンペキです。でも全体的に、なんとなーくI'veの影響を受けてるような気が。。。(気のせいか?)◎あと、作品紹介ではないのですが、mplayers主催の同人音楽オムニバスアルバム「junk.test」シリーズなんてのも売られておりました。こいつは一般参加もありありの企画モノらしくて、全体的に質も高く非常に興味津々なのであります。。。いつかぜってぇ出展したい(+_+)/キュピーン

◎今日は先月購入したエロゲー「夜がくる!」の紹介もするつもりだったのですが、そろそろ体力的時間に余裕がなくなってきちゃったので、今日はここいらでお開きにさせていただきまする。。。それではまた来週。。。(またゴミ出し2週連続にしちゃうかも)