月末はゴミ出しの日 2000年11月号


 ふと、傍らのゴミ箱を見てみる。凄い事になってる。。。
 そういえばあと一箱しかない。覚えていればさっきヨーカドーで買ってきたのに。もう閉まっちゃったよ。
 寒くなったら予想通りちっともコーンフレークは食べなくなり、変わりにちっとも飲んでいなかったコーヒーを飲むためにしょっちゅうお湯を沸かすようになった。朝も起きるとまずお湯を沸かす。
 朝といえば、相変わらず寝不足で不健康な生活を送ってはいるんだけど、寒くなったら朝寝が出来なくなった。寒くて朝寝どころではないのだ。布団が床から離れていて床の冷気が伝わってこなかった実家のフランスベッドではまずありえないことだ。
 毛布と靴と手袋は買わなきゃなあといつも思っているんだけど、平日はまず買いに行く暇なんてないし、休日は買いに行く気力が残ってない。クリーニングには3着のYシャツを出しっぱなしにし、1着が出せないまま玄関の脇に転がっている。その更に脇には無数の空っぽのペットボトル。その奥に、なんだかよくわからないガラクタが山になっていて、廃油の入ったポットが、確かその下にうずもれていたはずだ。あのポットは鮭のムニエルとかをやったときに便利なんだけど、ああなってからもう半年近く使ってない気がする。このまま書いていくとネタ帳のネタレベルのボリュームになってしまいそうだからとりあえずこの辺にしておこうかな。

 それにしても今日の帰りの電車は臭かった。いったい何の臭いだったんだろう。何かの化粧品の臭いと、大量のふけが入り混じったような空気だった。咽がちくちくした。だから今日は帰ってきていつも以上に念入りにうがいをしたんだけど、そうやって風呂場の天井と、それを照らす照明を眺めながら、ふと考えてしまった。嫌気とか皮肉とかそういうんではなくて、ただなんとなく、純粋に。

 …こんな生活、いったいいつまで続くんだろうって。


ゴミ出しindexに戻る

最初のページに戻る

まるのみに戻る



◎11月も下旬に入った24日の金曜日。会社員になって初めての有休を取りました。うちの会社のほかの皆さんは大体夏休みの日数を増やすために使っているのですが、私は飯田橋での地獄の1週間で取れなかった残業を代休にまわしてもらって休みにしていたので有休というのはとっていなかったんです。◎そんなわけで本来ならどうしようもなく怠惰で有意義な4連休を取っていたはずなのですが、どういうわけかそのうちの2日が呑み会で潰れてしまいました(;_;)/。いや、大学の同窓会(らしきもの)に関しては結構前から連絡はきていたのでそれは良いのですが、まさかこのタイミングで日影なすハンドルネームさらけ出し攻撃!! ̄ー ̄ニヤリが福島から帰ってくるとは思わなかったのです。。。◎シゲさん氏から携帯に連絡が入ったのが、心浮かれる連休前夜のこと。本来の私ならこういう普段ちっとも連絡を取り合っていない相手から突然連絡が入ってきたときは警戒して緊張してしまうものなのですが、浮かれていた私は金曜日に有休を取っていることをついつい彼にしゃべってしまい、当日は暇だから〜とかいう彼の相手をするために昼間から呼び出されたのでありました(;_;)/。◎大体こういう突然呼び出すタイプの人間が電話口とかであっさりと言ってのける、「積もる話もあるしさぁ」という一言は相手の気持ちを返って萎えさせるものです。シゲさんは家庭の事情もあって、早くから身一つで生計を立てており、生活のためならどんな仕事にも果敢に挑む人で、そういう意味ではとても尊敬できる方なのですが、反面移り気も早く、それだけにいろんな仕事を経験しているというのはとても羨ましいとも思うのですが、それだけに考え方も結構軽くて、片や中途半端に社会的地位などというものを背負い込み、会社の寮に住み込み、責任とネクタイに首を絞められながら生きている一介のひよっ子技術者でロリコンでオタなダメ人間の私などとは到底会話が成立するわけもなく(苦笑)、唯一の救いは幼少の頃からの古い付き合いであるということぐらいなのですが、彼の私と共通する古い付き合いの方の多くを彼は敵に回しているということもあって(^_^;)、あんまり懐かしい話に盛り上がれる二人でもなかったりするわけで。。。◎結局日影なすが来るまでの間、ゲーセンのコインゲームで時間を潰してお終いという、えも言えぬほど凡庸で有意義な時間を過ごしたのでありました。…この日は創作活動にいそしむ予定だったのに。あの時間があれば今度作るツールのクラス設計までは終わってた。ちくしょう。◎せっかく遠路はるばる旧友が帰ってくるのだからと、一通り元タヌな連中にはメールを送ったのですが。。。返信はたった一人か。。。まぁ話が急なので無理っスーってのは仕方ないっちゅうかむしろ当然だとは思うけど、つい最近引っ越しましたぁって言って連絡くれた人からさえも返信がないってのはなぁ。。。メールアドレス間違えたか?誰とは言わないけどさ。◎結局呑み会に参加したのは私、シゲさん、日影なすと、@DRKの4人。μみにも携帯で連絡したのですが、当日になってうまく連絡が取り合えなくて結局ドタキャン。まぁなすのおかげでお世辞にも寂しいとはいえない盛り上がりはあったけど、それでもなんだかちょっと寂しい呑み会でした。◎この日私は初っ端からスコッチとバーボンをダブルでロックで1杯ずついき、次いで焼酎をお湯割にして呑んだのですが、ここまで呑んであっという間に頭がぐわんぐわんしてしまって会話さえおぼつかない状態になってしまいました。疲れていたんでしょうか?いくらなんでも弱すぎです>私。◎居酒屋を離れた4人はそのままカラオケへなだれ込み、2時間ほど熱唱したあと、@DRKがまず帰宅。大学院生に休日はないのです。◎そのまま稲毛へなだれ込み、何故かボーリング。2ゲームほど転がして(当然私の故障した手首はあっという間に悲鳴をあげてしまうわけですが)、店を出たのがAM1:40頃。むぅ。電車がない。電車が。。。◎結局その日は廃墟と化したシゲさん亭で映画のDVDを見て夜を明かし、朝一番の電車に乗って朝寝したのでした。寝たのが確かAM5:30頃だったかな。◎起きたのがPM1:30。たっぷり8時間睡眠が取れてそれはそれは爽快なはずなのですが、この後またすぐ呑み会なんだなぁと思うと、いったい何のために有休取って4連休にしたのか考えてしまい、憂鬱になってしまうのでした(泣)。◎大学の方の呑み会はお酒の量こそ少なかったものの(きっと喋るのと食べるので忙しかったからなのでしょう)、とても楽しくて有意義な時を過ごせたと思っています(*^-^*)。とある方の結婚と出産準備完了(爆)祝いを兼ねての呑み会だったのですが、どの人もみんな就職して仕事してたり就職できなくてバイトしてたりして自分なりに必死に生きている方ばかりで学生特有の変なノリがなくて、そういう意味では本当に安心して打ち解けた空気の中で時間を共有できたのではないでしょうか。中には大学を受けなおして別の大学に行っちゃって以来4年近く会っていなかっためちゃめちゃ久しぶりな方もいらっしゃいました。◎この日もそのままカラオケへなだれ込み、前日以上に熱い歌ばかりを(っていうかアニソンばかりを;_;/歌いまくってきました。おかげで翌日はまともに声が出なかったです(x_x)ァゥ

◎それでは今月の最近観た聴いた読んだ作品ピックアップ!…の前に、今月の素材を収拾したイベントM3について報告したいと思います。◎M3準備会音系クリエーターの交流と啓発と発表の場を作るべくして生まれた組織なのですが、その即売会というのが先日11月5日、TRC東京流通センターという素晴らしく交通の便の悪い場所で開かれまして、興味本位で私も足を運んでみた次第なのであります。◎M3に行こうと思ったのは、最近私が熱をあげている、アニメパロディーもののガバばっかり作って発表している八卦商会という団体のホームページで、新作をM3で発表するよんと書かれていたからなのです。◎コミッククリエーションというマンガの即売会との併催でしたので、その手のイベントには足を運んだことのない私は新たなる境地へと足を踏み出すヨロコビに武者震いさえさせていたのです。◎で、割かし早い時間に行った私でしたが、本命の八卦商会さんは当日遅刻したそうでそのときまだ来ていませんでした。しかし彼らの顔など知らない私は隣のブースと勘違いして全然お目当てでないCDを買ってしまいました。。。◎八卦の新作はプレス版が出るまで待つことにしましょう(;_;)/。◎お隣で併催していたコミクリですが、マンガの即売会ってあんなもんなんですか?多分コミケなんかはもっともっとすごい盛り上がりを見せるのでしょう。コミクリはなんだか予想を遥かに下回る熱気のなさで、なんだか拍子抜けな感じがしました。確かに売っているモノはロリえろねたばかりのしょーもないモノばっかりで、いろいろ見て回ってると机にマンガらしきモノは何も広げていないブースでおっさんが突然封筒を差し出してきたり(コワイので逃げました^_^;。中には結構有名どころとかもいたりするのですが(少年チンプとか)、新作じゃなさそう(どう見てもあきばお〜で売ってた)って感じだったりちらしだけだったりとなんだか不景気で、あんまり面白くなかったです。◎そんなわけでコミクリの方では何にも買い物しなかったのですが、反面M3の方はなかなかに見るモノが多く、収穫の多い買い物になりました。◎コミクリと併催ということで、本当にヲタ系オンリーのどろどろしたイベントになるかと思っていたのですが、確かにそういうネタは多かった(音系というのは音楽だけではなくて、CDドラマとかもあったりするんです^_^;)ですが、単にヲタな方々のためのネタお披露目会というわけでもなくて、結構本気で音楽やってる団体や、明らかにふざけているはずなんだけどレベルが高くて感動さえ覚えてしまう方々など、非常に創作意欲を強く感じる作品が多かったように思います。◎会場ではプロレスリングを借り切ってソフト小太刀のフリー対戦や格闘ゲームショーみたいなことをやっていたり、DDRのオリジナルヲタバージョンみたいなのがあったり、学園祭みたいに出店を開いていたり(こいつらちゃんと検便やったのか?とか思ったら恐くて買う気しなかったけど^_^;、M3で売ってるCDをリクエストして会場で流したりとなかなか和やかな雰囲気で大変よろしゅうございました。長居していてもあんまり面白くないので午前中だけいてさっさと帰ってしまったのですが、機会があれば私もいつかはM3に出展したいなぁなどと、思わなくもなかったかな。

◎それでは前置きはこのくらいにして、M3で購入した作品ピックアップに移りましょう!◎「毒入りキケン パロテープCDミレニアム」(悪食倶楽部)。八卦商会と間違えて買ってしまったCD。よりによってこんな。。。◎今回買った中では唯一試聴しないで買ってしまったCD。パッケージを開けた時点で、あ、間違えた、ということに気がついたのですが、せっかく買ったんだから聴いてみようということで一応聴いては見たのですが。。。これで八卦商会並みに面白い作品だったら許せるのですが。。。◎後で八卦商会の掲示板にこのことを報告したら、「しかし何故?」と逆に突っ込まれてしまいました(^_^;)。まぁこいつに関してはあんまり書くことも無いのでさっさと次に行くことにしましょう(-_-)......*~●。◎「豪快な歌聲T3」(不気味社)。事前に調べていた中では八卦に次ぐ本命。◎主にアニメソングなどを、男声アカペラで熱く歌い上げる集団。美しき低音の響き。いやほんと、冗談抜きで、マジレベル高いです(;_;)/。◎ちゃんとJASRAC申請しているらしく、売っていたCDはどれも高かったので、他にも何枚か欲しかったのですがとりあえずアカペラモノを1枚だけ購入しました。◎収録曲は、「ン・パカ マーチ」(クレヨンマーチ)「アタックNo.1」「陽春のパッセージ」(ようこそヨーコ)「キューティーハニー」「もののけ姫」の5曲。特に素晴らしかったのはなんと言っても「もののけ姫」。まぢで背筋がゾクッときます(・o・)オーッ!!。本当に大満足の1枚でした(*^-^*)。っていうかもっと買えばよかった。◎「とうふの国から来た娘」(そらみみ)。欽ドンのわらべを彷彿とさせるような、和やかおとぼけ系女性ボーカル。◎これはパッケージのタイトルを見てまずおや?と思い、試聴して一発で気に入ってしまったもの。すんげぇ変な歌詞。古臭いサウンド。か細い歌声。そのどれもが、私の琴線に見事に触れました。◎3曲入っていて、表題の1曲目と3曲目の「ビャクダンのかほり」は完全にウケなのですが(特に3曲目は…)、2曲目の「なめらかな風に乗って」は本気ですてきな歌です。失恋の歌、なのだと思うのですが。とてもやさしい感じがたまりません。◎「Deirdre」(Saparak)。最近少しだけ脚光を浴びているアイリッシュ系に果敢に挑む強気な1枚。◎がんばってるなぁという印象を受けました。…いや、ホント、この女性、なかなか歌うまいです。音楽的にも完成度が非常に高い。なんちゅっても1曲目は歌詞が全部英語っていうのがすごい(なんだそら)。これで合いの手入れてる男声ボーカルがもうちょっとちゃんと練習してくれていれば完璧なのですが。。。せめて音程ぐらい合わせようよ。。。「夜にかえるために」(Sangre)。プロジェクト名変えてきてますが、さっきのSaparakもこのSangreも佐原正規という人がメインでやってるみたいです。おんなじブースで買ったから間違いありません(笑)。ボーカルも多分おんなじ人だと思います。歌うまいし。◎こちらもやっぱりアイリッシュな感じの曲がメインですねー。さっきのは3曲だけのミニアルバムでしたが、こちらは全9曲のボリューム万点な1枚で、完成度も上がってます。で、なんだか怪しげな歌が多いです(^_^;)。◎特にすげぇ歌詞だなぁと思ったのが「時戻雀(カナリア)のゆめ」という歌。「夢を忘れたカナリアは 裏の林に捨てましょう 夢を忘れた子供たち 裏の林に捨てましょう」。。。最近そういう事件が流行ってるだけに。。。う〜む。◎男性ボーカルもいくつかの曲で歌っていますが(どうやら佐原氏が歌っているらしいです)、こちらのアルバムではちゃんと練習してきてますね。怪しさ増長でなかなか雰囲気出ててGoodです(*^-^*)。◎それにしてもこの女性ボーカルの翠という方、ホントすごい歌うまいし、声優並みにいろんな声が出せる人ですね。とても大人っぽい声から子供みたいな声まで、曲想に合わせていろいろと声を使い分けている。なかなかできる芸当じゃないです。とても素人とは思えないのですが。。。◎と思ったら、「かえりみち」はあからさまに何かのCMで聴いたことがあるような気がするのですが、気のせいでしょうか?(^_^;)◎ラスト。「h.[a'gua]」(Amanha~ de manha~/LILT RECORDS)。むぅ、頼むからどう代替表現していいのかわからん文字を使わんでくれ(^_^;)。◎これも試聴して気に入って買った口であります。◎LILT RECORDSに所属する(?)、斎藤博人氏とNimaのプロジェクト。とにかく斎藤氏の音楽がめちゃめちゃ完成度が高い。Nimaさんのボーカルも特別うまいというわけでもなかったりするけど結構がんばってると思う。◎特に2曲目の「Until the pain subsides」が、とても難しい幻想的なメロディーラインとコード進行、そしてそれを演出する見事な編曲はさすがだと思う。琴(琵琶?)の音をあんな風に使えるなんて思わんかった。◎歌詞もいい。ぐっと来た。とにかく、こんなイベントには到底似合わないくらい一直線で、まともなオリジナルなのだ。◎しかし3曲目のインストゥルメントを慎重に聴いていたら、なんとなくM3に出展してきたのもわかる気もしてきた。う゛〜む、なんとなく、I'veのアルバムに収録されていたある曲(とってもクリスマスな感じのやつ)のサウンドが使われているような気がしなくもないのですが。。。気のせいかしらん(^_^;)

◎以上、購入した全6作品、紹介いたしました。なお、M3についてはここ、八卦商会はここ、不気味社はここ、LILT RECORDSはここを参照してください。◎いや〜、なんだか最近の私ってば、本当にマニアック嗜好になってしまいました(笑)。◎ただ、M3での買い物は音楽を作る立場の私としても非常に参考になるものであったと評価しています。意外とどこのサークルも、CDというメディア・ソースを有効に活用していて、興味深い作品は本当に多かったと思います。◎しかし創作意欲は涌いてくるのですが、やはり気力の問題が。。。私の作曲活動は、本当にいったいいつになったら再開されるのでしょうか(もはや他人事;_;/。。。