月末はゴミ出しの日 2000年3月号


 来週はホムペの更新をお休みさせていただくので、今週はゴミ出しです。みなさんお元気ですか?
 私の部屋は今ものすごく散らかっています。引越しの準備で片付けをしている最中なのですが、片付けのために用意したダンボール箱が収拾つかない状態にまで散乱してしまっていて身動きも取れない状態です(^_^;)
 それでは今月も陽気にイってみましょう。ひあうぃーごーっ!!


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◎自分を常に忙しい身に置いておくこと。それは私の人生における習性になってしまったのかもしれません。◎卒論が終わって暇な時間が増えて、本当はその暇をもてあましまくってホームページにあほなネタを増殖させまくったり曲とかあほプログラムとか作って過ごすつもりだったのですが、あんまりにも気が抜けまくってしまって何をするにもいまいち力が入らないという状況にまで落ちぶれてしまいました。◎そこで思い切ってバイトを週5で入れて稼ぎまくることにしたのですが、今度はあまりにも急激に忙しい中に身を投じてしまったために体が追いつかず、暇な時間も伸びきって体が動かないという状態で、ホームページすら満足に更新できなかったり。◎関係各人には結構ご迷惑をおかけしてしまっているかもしれません。◎さてそのバイトなのですが、今月19日を以ってめでたく終了と相成りました。◎思い返してみたところで特別な感情が沸くようなバイトでもなかったと思うのですが(^_^;)、まぁ人生経験の一つとして役に立たないこともなかったと思ってます。少なくとも、接客するタイプのバイトを2種類(厳密には3種類? ホテル食堂のバイトは朝も夜もやったからね)こなしたというのは、本当にいろんなタイプの人間と接する機会を得られたわけで、これは絶対にこれからの社会を生きていく中で役に立つ経験だったと言い切れると思うのです(特に年配の方と対等にやり取りする機会が多かったのは大きい)。◎もっとも、今後私の人生に例えどんなトラブルやアクシデントや間違いがあったとしても、もう絶対に販売の仕事なんてする気にはなれないですけどね(苦笑)。これからはクレームの処理に荷担したり女性店員にセクハラしているオヤヂにお酒を注いだり何かを勘違いしているお客さんの知ったかぶりに相槌打ったりしなくてよいのだと思うとせいせいします(^-^)

◎そういえば先週のねた帳でこの間買っちゃった楽器についてゴミ出しで詳しく書くとか宣言しちゃっていた気がするので、書いておこうかと思いまする。◎買ったのはALESISQSR。GM、マルチティンバー対応のラック音源で、定価15万円を49,800円で購入。◎LAOX楽器館秋葉原店で買ったのですが、もうちょっと前までは69,800円でやってました。それでも安いなー欲しいなーとは思っていたのですが、まさかここまで値が落ちるとは、、、と驚き勢いあまって買ってしまった次第なのであります(またかよ)。◎スペック的には、音源プリセットの波形容量が16MB、マルチティンバー使用時は最大64チャンネル、同時発音数最大64音、ただしレイヤーを使っての64チャンネルなので実質的には最大16パート、と言うべきなのかな。◎それから入出力はMIDIがIN、OUT、THRU各1系統、コンピューター直結端子が1系統、オーディオはアナログ出力がステレオ2系統、ADATオプティカルのデジタル出力が1系統(ADAT……対応機器少ないのに;_;/。あと48kHzサンプルクロック入力用BNC同軸端子が1ヶ(使い方知らない^_^;。◎あと拡張性としてはICカードスロットが2つ。ここに8MBまでの容量のFP-ROMカードを2枚まで、もしくはALESISが出しているQ-CARDという拡張音源が入れられる(Roland JVシリーズのエキスパンションカードみたいなやつ)。空っぽのFP-ROMを入れた場合、パソコンからMIDI経由で波形を送って保存し、パッチとして使えるらしい。機能的には最近巷で話題の某YAMAHA製DTM音源(なんたら2000とか言うヤツ)をカルく凌駕している。◎まぁそんなこんなで凄いところも有りトホホなところも有りという感じの楽器だったりするわけでございます(^_^;)。◎音色はとても好きな感じです。原音がとにかく太い、太くて硬くてエネルギッシュ(なんかやらしい^_^;な音色で、そんな原音をいじくる強力なエフェクトが、実際の演奏では実に瑞々しい(みずみずしい、と読む)透明なサウンドを作り出す、という感じ。◎かけるエフェクトはNanoPianoと同様、パッチによって違うようで、たとえばオルガンならローズがかけられたり、グランドピアノだとディレイリバーブがかけられたりするみたい。モジュレーションも楽器によって、たとえばビブラフォンにはアンプモジュレーションがかかったりする。もともとステージキーボード用に作られている音源なだけあって、表現する楽器の音色に対する考え方とかライブワークでの使い勝手とかが凄くしっかりしていると思う。◎ただ、、、使いこなすのはかなり大変そう(x_x)ァゥ。とりあえず用意されているパッチをそのまま使う分には、GMリセットを送ってバンク・プログラムチェンジ送ってQS Effectコントロールを操作すればいいだけなんだけど、レイヤー使ったり音色増やしたりということになると結構厄介で、まぁでもそれはどの音源でも同じだから仕方ないんだけどね。操作すべき手順、送るべき信号は少ない方だと思うから操作自体はそんなに難しい方でもないのだろうか。うーん、なんとも(i-i)ァゥァゥ。◎ちなみに、付属のCDにはデモ演奏用のSMFが(それといえるようなものは)一切入っていなくて困ってしまっていましたが、つい先程デモ演奏をする方法を発見しました。5曲ばっかし入っていて、なかなか感動できる曲ばっかりです。演奏方法は、MIXボタンを押しっぱなしにして、そのままUPボタンを押します。デモ演奏をしてくれそうな画面に切り替わるのでSTOREボタンを押すと、演奏が始まります。持っている人はやってみませう(*^-^*)

◎最近読んだ観た聞いた作品ピックアップ!!◎今回は、、、本が一冊、、、だけか?◎「N・P」(吉本ばなな/角川文庫)。◎高瀬皿男が書いた短編集「N・P」には97の散文的小説が収録されていたが、非公開の98話目を巡って起こる奇怪な出来事、そして98話目に深くかかわる数少ない関係者が送る、一夏の出来事。その顛末を綴った作品。そういうお話。◎主人公のヒロイン・加納風美は高校生のときに翻訳家の戸田庄司と恋愛関係を持っていたが、98話目を翻訳中の戸田庄司はある日突然自殺。物語は風美が大学研究室で翻訳の仕事をしていたある日、名乗らぬ電話を受けたところから始まる。登場人物は高瀬皿尾の双子のご子息、高瀬乙彦と高瀬咲。それから98話目のモデルであるところの、箕輪萃(みのわ すい)。あとは風美の母ちゃんと姉ちゃんがちょこっと出てくるぐらい(風美の過去の生い立ちも結構重要なので、この人たちも結構重要)。◎物語のキーワードは、まず第一に近親相姦。次いで呪いとか、死とか生きることとか、宗教、、、はそんなに出てこないんだけど、一番後ろのほうに見え隠れする、愛とか、好きという感情とか、そういったものの全てが、夏という季節のスパイスによって爽やかに、かつしっとりと織り成されている。吉本ばななが小説の中で見せるダークな面を、初めて見せ始めた小説、それがこの作品。◎作品の概要を、内容がわかっちゃわないように説明するのは難しいものです(^_^;)。この小説、いたるところに「実は〜」という仕掛けが出てくるので、あんまり書きすぎちゃうと面白くなくなっちゃうと思うんですよね。◎感想としては、相変わらずのばなな的展開、出会いがあって、物語があって、別れがあって、そして手紙が来る、そんなパターン化された流れを思いつつも、最後の最後に乙彦によって明かされた事実の大きさにはドギモを抜かれました(^_^;)。あれはズルいです(笑)。あんなオチがついてしまうだなんて…。萃ちゃんがかわいそ過ぎる!!(i-i)ァゥァゥ◎でも基本的には最後にオチがつく小説というのはあんまり好きではないのですが、この小説のこの終わり方は、結構いいかな、とか思ってしまいました。

◎えー、そんなわけでして、今回のゴミ出しは以上で終わりなのでございますが、いかがだったでしょうか?◎やっぱりあれですね、1作品だけではこう、なんていうか、話が持たないですね(^_^;)。◎来月こそは、そう、来月こそは!!もっとたくさんの作品を紹介できるように、がんばりましょう!!◎さて、ここでみなさんにお知らせです。トップページでも多分書いているとは思いますが、来週の更新はおやすみ、当然ネタ帳もおやすみです。◎また、電話回線が復旧次第復活したいとは思いますが、引越し日の25日よりそのときまで、ネットに接続すらできなくなります。関係者各位にはメールでお伝えいたしますが、その期間中はメールを受け取って読むことすらできませんのでご了承ください。◎それではみなさん、またいつの日かお会いしましょう。さいなら〜(^o^)/