月末はゴミ出しの日 12月号


 1999年も残すところあと2日となりました。個人的にはY2kパニックは楽しみで楽しみで仕方がないのですが(^_^;)、あんまり期待しすぎてノストラダムスのときみたいにいまいちぱっとしない言い訳の連発に退屈したようなことの二の舞は厭なので、まぁせいぜいブッチー首相がどのくらいにこやかな間抜け面で正月そうそう記者会見するのかを拝見させていただくぐらいのイベントでもそれなりに愉しんでおこうかと思っている年越しなのでございます(笑)。

 でもあれよ、せめて自分の大切なデータのバックアップぐらいは取っておくものよ。Y2kは世間的には大したことなくても、MS社が信用できるわけではないんだから(-_-)......*~●


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◎卒業研究の追い込みで忙しい時期だというのに、今月のうちの研究室は無計画なイベントを抱え込んで大変なことになりました。◎「ふれあいサイエンス」というやつで(もしかしてこのページ、教授も読んでいらっさるのかしら^_^;、中高生の現役体育会系な人たちから希望者を募ってわが研究室での研究活動を体験しようというのが当初の目的であったらしいような気がするという、実は巻き込まれた私たちもその意図が未だにいまいちよく解かっていないまさに無計画そのものなイベントだったのです。◎今書いただけでも結構その無計画ぶりが伝わったのではないかとはおもうのですが、敢えて書かせていただくならばどのくらい無計画だったのかというと、まず今年に入って一度も使われていないと思われるまったく無調整の機材を点検もせずに使おうとしたり当日行う段取りについてその進行の説明や打ち合わせがまったく行われなかったり、何より中高生がどういったメンバーで何人来るのか当日になるまでまったく分からなかったりと、研究補助を請け負った学生たちの反感を買いまくったとんでもない無計画さだったのです。◎私はというと、当初は中高生をお招きするということで、結構下心まんまんでひそかに乗り気だったのですが(^_^;)、11日に迎えた初日でなんだか厭になり、二日目が終わった後はお手伝いで参加した学生みんなして研究室でぐったりとしてしまうという状況で、その二週間後の27、28日に行った日程では手伝い参加者は激減ほぼ誰も手伝いに来ないという状況下、私と某O氏の二人して地獄を見るという結果に陥ったわけなのでございます。◎機材なれしやすい性格のおかげで当日だけ業者から借りてきた高性能サーモカメラの使い方をすぐ覚えたからなのか、私一人が教授から妙な期待を持たれ、私だけなんだかいろいろと特別扱いをされてしまったのですが、それだけになんだか気まずかったというか、とにかくあの空気には絶えがたいものがありました。もう二度とやりたくないですね(-_-#)。◎しかし参加してくださった中高生の皆様はとても気さくな方々で、彼らとのひとときはなかなか楽しかったです。特に某千葉E高校アーチェリー部の4人はなかなかいいキャラクターしていて結構お気に入りっス。多分あと4ヶ月ぐらいは忘れられないと思ふ。

◎先週VC++をネタに書きましたが、今私はこいつで卒業論文用のソフトを開発しています。◎VC++自体はまぁどうかとも思うのですが(今私はこいつの制約のおかげで非常に頭を悩ませているのです;_;/、これまで純粋にANSI−Cしか組んでいなかった私にとってC++言語というのは非常に画期的で素晴らしい言語だと思えて仕方がないのです。◎何が素晴らしいのか。たとえばメモリー管理。Cではプログラム中にデータを格納する領域を確保するための命令なんてありませんから、動的にメモリーを管理するには共有体とmalloc関数を使わなければならず非常に面倒でしたが、C++ではオブジェクトが使うメモリー領域をその場で確保、開放してくれる命令、newとdeleteがあるので非常にらくちんなのです。◎たとえばシールドの硬さや動きのパターン、そしてキャラクターの外見のビットマップIDなどのデータを格納するためのクラスを用意してやれば、簡単にシューティングゲームが作れちゃうんですよね。ランダムもしくはマップデータに従って敵キャラが出るタイミングごとにその敵キャラのオブジェクトをnewで生成して、画面からいなくなるか破壊されたらdeleteで削除。ああ、こういうことを書いていると非常にゲームが作りたくなってくる(^_^;)。でももうしばらくの辛抱です。今はとにかく学校を卒業できるようにがんばらないと(;_;)/

◎今月は作品を鑑賞するような時間があんまり取れませんでした(i-i)ァゥァゥ。したがって、今回紹介できる作品はエロアニメ1つだけです。◎「誘惑カウントダウン RV-5 鏡-AKIRA- 第3章」(うたたねひろゆき/ピンクパイナップル)。抜きネタを探していたら7泊8日OKシールが張られていたので借りてきちゃいました(^_^;)。◎以前このシリーズは第2章まで見た時点で紹介していますが、一応あらすじをまとめると、色男役の鏡君が氷のような冷たい心を持っているのはお姉さんしか愛せなくてお姉さんにしか心を開かないからであり、ヒロインのかなめちゃんがそんな鏡君を愛してしまったのは一つの恋の裏切りから愛のない男の愛に飢えてしまったからであり、そんな二人の物悲しいやり取りがしかしいろんなきっかけからやがては相互の愛へと芽生えていくのであり、まぁとにかくそんな感じのお話なのであります。◎で、第2章での、今度のクリスマスの日に帰ってくるという予告どおりに鏡君のお姉さんは帰ってくるのです。しかし感動的な出会いとは裏腹に姉の付き添いのマネージャーなんだか荷物もちなんだかがなんだかかしましいというかうっとうしいお嬢さんで、鏡君は一気に不機嫌になってしまうわけなんですね。◎一方の要ちゃんはというと一人ぼっちの寂しいクリスマスの夜。友達に誘われてパーティーに足を運ぶのですがいまいち乗り気になれず飛び出していってしまう。とまぁここら辺はお約束。◎鏡君とお姉さんの間には二人だけの秘密があって、そのエピソードは第1章のときにやっているわけですが要するに鏡君には女装趣味があるのですね。趣味といってもどちらかというとお姉さんが鏡君に女装をさせるのが趣味といった感じなのですが、さてこの日、どういう会話の流れからか、さっきのうっとうしいお嬢さんの前でその秘密だったはずの女装メイクが始まってしまうわけです。◎で、乗り気じゃないなら最初っから拒否すれば良いのに結局最後まで女装に付き合う鏡君。そこまで付き合っておきながらでもやっぱり最後にはぶちきれて付き添いのうっとうしいお嬢さんをひっぱたき、で、姉弟げんかのあと、女装のまま部屋を飛び出していく鏡君。そこでばったりとひとりぼっちのかなめちゃんに出会い、そして(おそらく)かなめちゃんの部屋で感動的な…ってな感じ(説明飽きた)。◎結構感動します。いやほんとに。ちゃんと1章から通して見ないと意味ないけれど、物語が尋常じゃないだけに結構胸にしんみり来るものがあります。◎もっとも「尋常じゃない」といってもそれは「無理がある」とか「強引だ」とかそういった意味合いではなくて、この作品の場合では「愛してはいけない人を愛してしまった男の心理」をしっかり描いていると思うし、つまりここでの尋常じゃないというのは「常軌を逸した何かを通して描かれた作品が作品としてしっかり成立している」と言った状態のことを指しています。◎いいですね〜、私もこういう物語を書いていきたいですね。

◎そんなわけで、今月のゴミ出しは以上なのであります。年末のゴミ出しにしてはゴミが少なくて申し訳ない感じですが、来年はもっとゆとりのあるいい一年になれば良いなぁと切に思う次第なのでございます。◎それでは、良いお年を。