99年6月15日(火曜日)


 隣の家は早くも出来上がりそうな感じになってきました。すごいです。びっくりです。日本の職人は仕事が速いです。
 やっぱり今の時代、何でもかんでもスピードが命なのでしょうか。

 、、、何だか自分はやっぱり都会の生活が性に合わないタイプなんだと思います(;_;)/

 そうそう、U3のアルバムを借りたらなかなかいいことが書いてありました。

 僕は思う。音楽は良い悪いというよりも好き嫌いで評価されることが多いものだ。だからこそ、"U3"の音楽を1人でも多くの人が好きになってくれることを願ってやまない。

 久しぶりに、共感できる意見に出会えたと思いました。私も、自分の音楽を1人でも多くの人が好きになってくれたらなぁ、と思います。


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 腕時計

ジャンル:実話
危険度:小

 私は昔から、時間を気にしながら行動するということが非常に苦手な人間でした。だから本来の私は絶対に腕時計はつけない人なのです。中学・高校の時でも、受験シーズン以外で腕時計をつけていたようなことはほとんどありませんでした。それだけに、最近の私は変わったなぁ、と思ったりもするのです。

 私が腕時計を付けたがらない理由はいくつかありました。まず一つに、私がまだ小さかった頃から通じて言える理由として、私はひどい汗っかきでした。どのくらい汗っかきなのかというと、高校の吹奏楽時代、コンサート・バスドラム(大太鼓)を使っていたら、新しく張り替えた皮だったのに、ミュートで押さえていた左手の部分にくっきりと黄色いシミが出来上がった、と言うくらい汗っかきだったのです。従って、腕時計をしている部分も当然蒸れてしまい、ただでさえ鬱陶しいと考えていたものが余計ウットーしくなってくるのです。
 それから、私は幼稚園のころから中学卒業するぐらいまでピアノを習っていました。高校に入ってからも吹奏楽部に所属し、パーカッションパートにつきました。ピアノをするにしても太鼓を叩くにしても、腕時計ははずさなければなりません。そのたんびにはずして、また着け直す、と言う作業をひどく面倒に感じていた、と言う部分もありました。
 さらに私はよくなくし物をする人間でした。幼少の頃にデパートのゲーセンで母親の財布をなくしてしまったという事件以来、なくした物の数は限りを知りません。井上陽水、斉藤ユキ(字、忘れた)が歌っていた歌に「夢の中へ」という歌がありますが、そんなこと言い出したら一生踊り続けて生きて行かなくちゃならなくなるよ、っていうくらい物をなくしてきました。当然、腕時計もそういった犠牲の一つとなってしまうことが多く、っていうか買ってもらってもすぐになくなっちゃって、なくなっちゃっても黙っていることが多かったのでそのために腕時計を持っていない時間の方が圧倒的に長かった、と言うのも要因の一つなのだと思うのです。

 私が携帯電話を持ちたがらない理由も、実はこんなところにあったりするのですが、まぁそれは今回はさておき。

 そんな私が腕時計を持ち歩くようになったのは大学に入ってからのことです。

 最初に持ち歩きだしたのは、某友人とアメ横をぶらついていたときに朝鮮人系のオネーサンに勧められて1,000円で買ったへなへなの安物キンピカ腕時計です。
 これはなんだかんだいって結構持ちました。確かあのときのオネーサンの売り文句が、「コノトケイタッタノセンエーン、デンチコーカンヨリモヤッスイー」だったと思ったので(あのイントネーションは忘れられない^_^;)、買った動機ははっきり言ってギャグだったと思ったのですが、その割には時間はちっとも狂わないし、叩きつけても壊れないし、なかなか実用的な代物ではあったようです。
 もっとも、見てくれもそうだけどそれ以上に触った瞬間に「(うわっ、安物だぁ)」と思わせるような作りのちゃちさはありましたが(そのおかげで恥ずかしくて手首に巻くことが出来ず、ずっとズボンのポケットにしまって使っていました…)。

 ところがこいつが電池切れしてしまったのかある日ピクリとも動かなくなり、仕方なく買い換えたのが現在も使用しているALBAの準・安物(5,000円しないくらい)、一見カジュアルチックな腕時計なのであります。これに換えたのが確か昨年の、秋ぐらいになってからだったでしょうか。QY70買った頃にはすでに腕にはめていた記憶があるのでもうちょっと前かも知れません。
 よくよく見ると時計の枠の部分に東西南北を表す無意味なデザインが施されてはいるのですが、全体的にセピア調に収まった感じのさりげなさが何となく気に入って買った代物です。日付が入る部分もあり、バイト先でも非常に重宝しています。
 合成革のベルトなのですが、困ったことにはこれをはめたときにベルトの余った部分を止めるわっか2つが2つとも切れて無くなってしまったのです。仕方なく今はそのまま、ベルトの余りがびらびらしたまま使っている状態です。それでも前回のあのへなへなキンピカ腕時計よりはつけていても恥ずかしさはまったくありません。革のベルトなのでつけていて手首がかぶれるということもありません(汗っかきで金属アレルギー、、、)。

 それにしても最近の腕時計は本当に凄いです。何が凄いって、時間がちっとも狂わないことです。一昔前の腕時計はこうではなかったと記憶しています。それもデジタル式の腕時計ではなくて、アナログ式(?)(針が回るタイプのヤツ)の腕時計でこの正確さは信じられないです。これも技術の進歩というヤツなのでしょうか。それだけ精密に(しかもローコストで)小さな歯車を製造することが出来るようになったわけですから。
 よっぽどミニコンポやパソコンの時計の方が簡単に狂ってしまいます。こっちは据え置きで交流電気喰って回ってるくせに何をやっているのでしょう、ってな感じです。さすがにビデオデッキの時計や電話機の時計はアンテナや回線を通じて正確な時間に自動的にあわされるので平気なのですが。

 そんなわけで結局は何が言いたいのかというと、特に主張はないのでございます(笑)。ただ、高校ぐらいの時まではあれほど、「俺、腕時計ってしない人だからさぁ」とか言っていたのが、今ではバイトやるにしても学校行くにしても、これがないと不安になってしまうほど腕時計に依存した生活を送っている、というのが何とも滑稽のような感じがして、人の生き様なんてその時その時で結構いい加減なものなんだなぁなどとつくづく感じてしまうワケなのでございます。FMV-TOWNSが出た頃なんてあれほどアンチ・勝利95だった人間が、今やベテラン自作ユーザーですからねぇ(笑)。