99年5月18日(火曜日)


 、、、おお、もうこんな時間ですか(笑)。
 つまりあと2時間でこのネタ帳をでっちあげてアップしなくちゃいけないんですね(^_^;)
 それぢゃ、ぼちぼちネタを考えるとしますか(((((/;^^)/


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 アルマゲドン

ジャンル:映画らしーよ
危険度:香港丸ごと買えちゃうぐらい

 もちろん主演はアンディー・ラウ。

 「新作」コーナーに結構な本数並べられているから間違えてつい手に取ってしまって、裏面見てもそれほど不自然な点が見あたらないものだからついカウンターまで持っていってしまって、店員さんもそこら辺にお住まいのどこかのおばちゃんがアルバイトでやっているだけだったりして映画のことなんて全然詳しくないものだから何も注意してくれなくてそのまますんなり借りていってしまうんだけれど、うきうきしながらビデオテープをデッキに突っ込むと何だか不振な香港映画が延々と流れていて、いつまで経っても宇宙に行かないしブルース・ウィルスは出てこないしあの素敵な音楽は流れないし、これ、偽物なんじゃないの?とか思いながらレシートを確認してみると作品名が「アルマゲドン (アンディー」とかなっていて、とか何とかやっているうちになあなあに全部見終わってしまって、巻き戻してテープを取り出してよくよく見直してみたらラベル面に「アンディー・ラウ主演」としっかり書かれていて、何とも言えない後悔と苛立ちの念がメラメラとわき上がってきて恐怖の大魔王を光臨させたあげくに世界を滅ぼしたくなるような心境に駆られる、そんな一作。

 っていうか、うちの母親と妹がまんまとだまされていました(笑)。

 元々あの大々的に宣伝されていたアルマゲドン自体にはそんなに興味はなかったのですが、その日はたまたま私も特にこれといって用事のないOFFな日で、特にこれといって他にやることもないので、一緒になってその「間違えて借りてきた」アルマゲドンを見ていました。最初の始まり方はまぁ、この手の映画らしいそれなりの演出だったのでぼーっと見ていたのですが、光が堕ちて人が焼けて鐘が落ちて、その直後の、モニターに映し出されていた衛星通信網のラインが「みょーぉん」っていって消えていく画面が映し出されたところで「あれ?」と思った私は、ハリウッド映画という割にはあまりにもちゃちすぎるその演出に目が釘付けになり、「これはトマト以来の当たりか!?」などと思いつつついこの駄作に見入ってしまったのです(笑)。
 しかしそのうち妹が「いつになったらブルース・ウィルスが出てくるの?」とのたまいはじめ、ついで母親が「あの素敵な音楽はいつになったら流れて来るんだろう?」とつぶやき、あとになって考えてみれば実に間抜けだなぁとか思ってしまうのですが(^_^;)、そこでやっと、どうやらこれは彼女たちが見たがっている「アルマゲドン」ではないようだぞ、ということに気がついたのです。

 結局最後まで見てしまったあとで、その余りものつまらなさ(どうやら彼女たちは単純にあの映画をつまらないと評価したらしい)に辟易し、その悔しさのあまり、本当は翌日に返しに行けばいいところを、「こんなものを一秒でも長く家に置いておくことに腹が立つ」という理由で即刻車に乗り込んでそのビデオを返しにいってしまったのでした。
 いったい母親が間違えて借りてきてしまったそいつがどんなパッケージだったのかが見たくて私も一緒についていったのですが、当のパッケージというのが一目見ただけでは香港映画であるということが敢えてわかりづらくされているような代物で、これは日本の代理会社は狙ってやってるなーというのが一目瞭然でした。

 しかし個人的には、あの駄作がTVでさんざんに宣伝していたあのアルマゲドンそのものであったならこれほど面白いことはなかったのになぁなどと思ったりもしてしまいます。もしそうだったらきっと日本中の人達が半狂乱になって大混乱に陥ったあげく、本当にアルマゲドン寸前の状況に陥っていたんだろうなぁ(しみじみ)。
 ただアンディー・ラウという役者は香港映画界ではスターに当たる人物なので(主演作品は結構多い…「酔拳3」とか…TUTAYAで香港映画のコーナーがあるところなら多分彼の作品群がしっかりまとめられていると思う)、この映画も香港ではそれなりにウケだったと思うし、もしかしたら日本の映画館でも一部で上演されていたのかも知れない。そう考えるとなかなか愉快だ。

 そんなわけで、評価としてはこれはもう間違いなく駄作なのである。さっきも書いたが、まさにトマト(「Attack of the Killer TOMATO」…この業界では結構有名らしい)に匹敵するほどの駄作だ。そんなわけで、普通の精神構造をしている人達にははっきり言ってお勧めしない。ましてやブルース・ウィルス主演のアルマゲドンと間違えて借りて見てしまうだなんてもってのほかだ!
 しかし。しかしである。もしもあなたが、トマトのようないわゆるZ級映画が好きな人間で、その手の映画は欠かさずチェックするという人であるならば、これはもう

絶対おすすめ(^-^)

なのである。

 そんな訳で、勇気がある人は是非見て下さい。責任はとりません(笑)。
 はい? どんな内容かって? それはもう、自分の目で確かめましょうや(*^-^*)。私の口からはとても、言えませんって(^_^;)。まぁ敢えていうなら、人のサーバーハッキングするのに「モデム」を使うんですか?って感じですかね。