Calsat32 → DDE → SDR#



● (No.856) Calsat32 → DDE → SDR# (2015年1月1日)
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Calsat32 と SDR# を連携する Excelファイル "sdrtocal.xls" を自作しました。
http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/sdrtocal.xls
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr822.htm

satsfreq.xls と sdrtofcd.xls を混合して発展させたものです。Calsat32 にお
いて使われている衛星データを、関数によってリアルタイムに sdrtocal.xls に
移行しています。今まで sdrtofcd.xls に手入力で周波数を入力していましたが
sdrtocal.xls では、Calsat32 を最初に起動さえしておけば、衛星名も周波数も
一切入力することなく、各データを表示します。SDR# の Center欄に入力すべき
値も自動的に算出します。

 1. 最初に Calsat32 を起動する。

 2. 次に sdrtocal.xls を起動すると、"開いているブックには自動リンクが…"
    という確認メッセージが出るので、"はい(Y)" のボタンを押す。

 3. sdrtocal.xls画面右側の衛星名は、Calsat32 の "ELEM.TXT" , "GROUP.TXT"
    の中の衛星名と一致させておく。(半角大文字・小文字も区別)
    Center Up,Dw 内の周波数数値は編集可。衛星数は 100個まで追加編集可。

 4. sdrtocal.xls画面中央下の赤字の UplinkFrequncy, DownlinkFrequency は
    Calsat32内のその数値と連動している。各値は、時々刻々と変化する。

 5. Calsat32内で衛星を入れ替えると、連動して sdrtocal.xls も入れ替わる。

 6. sdrtocal.xls画面左側の黄色欄 Center の周波数は、SDR# の Center欄に
    入力すべき数値。AOS, TCA, LOS は、目安の周波数数値。

    


[補足] 2.4GHz信号 受信のコツ

下図赤丸の部分がポイント。Excel F列に入っている関数はそれぞれ次のとおり。

    Satellite    =Calsat32|Export!txtSatellite
    MJD          =Calsat32|Export!txtMJd
    Azimuth      =Calsat32|Export!txtAzimuth
    Elevation    =Calsat32|Export!txtElevation
    Range        =Calsat32|Export!txtRange
    RangeRate    =Calsat32|Export!txtRangeRate
    MeanAnomaly  =Calsat32|Export!txtMeanAnomaly
    Revolution   =Calsat32|Export!txtRevolution
    Xg           =Calsat32|Export!txtXg
    Yg           =Calsat32|Export!txtYg
    Zg           =Calsat32|Export!txtZg

Calsat32軌道計算ソフトで使われている変数を、自局の作った Excelファイルの
「sdrtocal.xls」 に Export (外部参照リンク)している。Calsat32 で衛星を選択
すると、それらの各データを元に、「sdrtocal.xls」 の 「Uplink Frequency(緑)」 
と 「Downlink Frequency(赤)」 に反映して、時々刻々とそれぞれの周波数が変動
しながら自動的に計算され表記されていく。特に、赤字の 「Downlink Frequecy」
を見ながら素早く、SDR#ソフト上段の周波数表示に、その値を手入力で設定する。
自局コンバーターは、2400.000MHz → 140.000MHz のように変換される規格なの
で、例えば上図の 2400.2726MHz は、144.2726MHz にほぼ正確に変換されるので
SDR#受信周波数は、FMではこの付近に、USBでは数kHz下に現われると予想できる。

「sdrtocal.xls」ファイルは、Excel2000 では問題なく Calsat32 と自動連動する。
しかし、Excel2007 ではそのままでは連動しない。 Excel2007以降では、事前に
次の設定をすることが必要である。最初に Excel にこの設定をしておくことで、
それ以降は、Calsat32 に限らず、他のソフトでも外部参照が自動的に行われる。

 [Microsoft Office ボタン] クリック → [Excel のオプション] クリック
    → [詳細設定] カテゴリ クリック → [全般]
    → [リンクの自動更新前にメッセージを表示する] チェックボックスオフ

最後のチェックボックスをオフにすることで、Excelファイルのリンクが 自動的
に更新され、「sdrtocal.xls」ファイルと Calsat32ソフトが連動するようになる。

    


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