● (No.782) AGWPE TCP/IP設定 (2013年3月7日) --------------------------------------- デジタル衛星通信に関連する数々のソフトウェアを公開している JA3TDW局の HP に 新しく 「XI-V Agw Decoder」 が発表されました。XI-V からの信号をサウンド カード経由で受信し解読するためのソフトです。このソフトを動作させるために は事前に AGWPE をインストールしておき、なおかつ AGWPE の TCP/IP 通信機能 を ON に設定しておく必要があります。ここで順に、AGWPE のダウンロードから AGWPE, TCP/IP通信機能の設定、「XI-V Agw Decoder」 の起動までを、Windows XP を例に解説していきます。 1. まず、AGWPE と 「TCPIP Over Radio Driver」 をダウンロード。 http://www.sv2agw.com/downloads/default.htm 2. agwpe.zip を解凍し、手順どおりインストール。(詳細省略) http://www.soundcardpacket.org/ 3. tcpip.zip を解凍し、中にある tcpipXP.zip をさらに解凍。 4. 次図の 1〜12 の手順どおり 「TCPIP Over Radio XP」 をインストール。 (13, 14 は該当箇所が見つからなかったが、実行しなくても特に問題なし。) http://www.sv2agw.com/ham/tcpip_winxp.htm 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 5. AGWPE を起動。XP画面右下タスクバーに現れる蟹(カニ)の形をしたアンテナ 状のアイコンをクリック。そして、「TCPIP Over Padio SetUp」 をクリック。 6. 次図のようにして、AGWPE の TCPIP Driver を設定。 [注] TCPIP Driver のインストール(上記1.〜5.)が済んでいない状態で 上のOKを押すと、次の表示(1)が現れます。(1)の OKボタンを 4回 押すと、この表示は消えます。しかし、AGWPE を次回 起動すると 今度は表示(2)が現れます。 ここで、(3) 「Thank's NO TCPIP」 を チェックすると、AGWPE は初期状態に戻るので、改めて 最初から 上記 1.〜5. の設定を済ませてください。 (1) (2) (3) 7. 「AGWPE TCP/IP設定」 の完了。 8. [補足1] http://www.sv2agw.com/ham/default.htm 9. 「XI-V Agw Decoder」 をダウンロード、解凍。 http://www.info.nara-k.ac.jp/~asai/download/ 10.[補足2] 「AGWPE → XI-V AGW Decoder」 という信号の流れで、Port が2行にダブって 表示されてしまうという現象が、対症療法ですが解決しました。大胆な発想 ですが、AGWPE を使わずに 「Soundmodem → XI-V AGW Decoder」 とすること です。 Soundmodem は本来、AGWPE の機能を併せ持つソフトで、その設定の Settingsの中の項目 "Dual channel" のチェックをはずしておくことにより 「XI-V AGW Decoder」 でも 1-Port の表示ができるようになりました。 (Click to enlarge) 11.[補足3] 「XI-V AGW Decoder」作者のJA3TDW/浅井氏から、次の私信を受け取りました。 (1)AGWPE は起動後 タスクトレイに隠れてしまうが、Soundmodemは動作確認 がしやすいので、今後はこの方法を紹介していきたい。 (2)「XI-V AGW Decoder」で受信したとき、2行にダブって表示される主な原因 は "AGWPE - Properties" の設定で、DualPort が選択されていることだ と考えられるので、ここは SinglePort を選択する。 (3)もう一つの原因は オーディオ信号がステレオで入力していることも考え られるので、オーディオ信号はモノラルで入力する。 (4)「XI-V AGW Decoder」 は 「TCPIP Over Radio Driver」 は必要なく、AGWPE だけで動作する。 以上。 (4)の 「TCPIP Over Radio Driver」 が必要ない、というのは簡単な 設定でよいですね(未実験)。自局の "AGWPE - Properties" を見ると、二つ Port ができていたので、その一つを削除(Single Port設定)して 2行表示は 解決できました。続けて、次に新規実験を行いました。 「Soundmodem → XI-V AGW Decoder → LoopBack(COM7) → KissTerm(COM8)」 という信号の流れで今回受信してみました。いろいろなソフトの組み合わせ で何でもでき、受信信号をKISS形式ファイルとして保存することもできます。 (Click to enlarge) 12.[補足4] AGWPE LoopBack http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr765.htm#loopback
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