SEEDS-II デジトーカー and SSTV


● (No.568) SEEDS-II デジトーカー and SSTV (2008年5月3日)
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本日(5/3) 朝9時半のパスで、SEEDS-II デジトーカーを受信しました。
YL、および 小学生達の声が元気に聞こえています。合間に SSTV信号
もしっかりと聞こえました。 437.485MHz
キーワードに関わらない部分の、小学生達の声SSTV です。
(下記管制局の趣旨を酌み、受信音声ファイルは削除しました。)


『世界の皆さんこんにちは.僕たち,私たちは,船橋市立坪井小学校の
 児童です.世界中の平和を願い,自然を守り,地球を愛する坪井っ子.
 明るい未来を作っていきます.』




ドイツ DK3WN 局により、このような非常に鮮明でクリアな SSTV画像が
受信されています。


《転載》
Subject: SEEDS-II のデジトーカ運用についてのお願い
From: Yuta Araki
Date: Sat, 3 May 2008 17:14:48 +0900

皆様
JQ1YGV日本大学の荒木と申します.
いつも,受信にご協力いただきまして,誠にありがとうございます.

昨日より,SEEDS-II はデジトーカ運用を行っておりますが,受信方法等の
詳細をお知らせしておらず,大変申し訳御座いません.

SEEDS-II は,CW・FM(FMパケット・デジトーカ)共に同じ周波数,
437.485MHz
を使用しております.デジトーカを受信される際には,無線機のモードを
FMにしてお待ちいただければと思います.
また,SEEDS-II は私どもがアップリンクを行った際,アップリンクが通ると,
"SEEDS EPS CDHR"
と言う,CWを返答で送信してきます.その後,アップリンクした命令が実
行されるようになっています.

SEEDS-II から送信されるデジトーカのコンテンツの内容は,
音声(英語)・SSTV・音声(日本語)
の順番で送信されるようになっており,英語の音声には,キーワードが含ま
れており,キーワードを私どもに教えていただき,正解した方のみに専用の
QSLカードを準備しております.
そこで,デジトーカの音声については,ウェブサイト等には非公開でお願い
致します.何卒,ご理解,ご協力いただけますようお願い申し上げます.

SSTV信号に関しましても,受信していただき,私どもに画像を送付して頂い
た方には,専用のQSLカードを準備しております.
以下のページに,SSTVの説明と私どもが使用しているSSTV解析ソフトへの
リンクが御座いますので,御覧頂ければ幸いです.
http://cubesat.aero.cst.nihon-u.ac.jp/japanese/mmsstv_j.html

今後の運用スケジュールは,ホームページに公開しておりますのでご確認
下さい.
http://cubesat.aero.cst.nihon-u.ac.jp/index.html
運用結果などは,SEEDS-II Weblog
http://cubesat.aero.cst.nihon-u.ac.jp/japanese/blog.html
に公開していますので,是非ご覧下さい.
受信報告のフォームは,
http://sat.aero.cst.nihon-u.ac.jp/gs/japanese/cardform_j.html
に御座います.

最後になりましたが,受信にご協力いただきました皆様に再度御礼を
申し上げます.
誠に有り難うございました.

今後とも是非受信して頂ければ幸いです.

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日本大学 大学院 理工学研究科 航空宇宙工学専攻
中村・宮崎研究室 修士2年
荒木友太
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SEEDS-II SSTV

デジトーカーには重要なキーワードが隠されているということなので、
自局受信ファイルから SSTV 信号だけをカットし、それを JE1CVL局に
より『MMSSTV』プログラムで復調していただきました。Tnx.



自局も『MMSSTV』を使い今朝から復調を試みていますが、この画像の
ようにならず、ノイズだらけになってしまいます。他局の参考にもな
るかと思いますので、もしよければ、この保存ファイルを画像化する
ための設定と手順を公開していただけると幸いに思います。(下記)


MMSSTV

簡単に復調画像化できました! Line Out_In のケーブルは使用してい
ません。 下図の赤丸の箇所をチェックするだけの、ソフト的処理です。
あとは サウンドレコーダー『sndrec32.exe』で、録音ファイルを再生
するだけで、『MMSSTV』に自動的に画像化されました。 >Tnx.JE1CVL
あと、No.481 も参考になるかと思います。






[補足]
ISS wavファイル再生・再現

録音済み(JA0CAW局 Tnx.) の wavファイルを、特別な接続ケーブルをいっさい
使わずに、PC から UISS画面上に次の手順で再現してみました。(2009.6.13)

(1) スタート → コントロールパネル → サウンドとオーディオデバイス
(2) 音声 → 音声録音 → 音量 → (Line_In から) Wave にチェック付け替え。
(3) あるいは各局の環境によっては、「モノラルミキサー」にチェック。
(3) UISS をサウンドカード経由で立ち上げる。
(4) Windows標準のサウンドレコーダー「sndrec32.exe」で wavファイル再生。
(5) UISS画面上に、以下のとおり自動的に再現される。


Fm JA0CAW To APRS Via RS0ISS-4* <UI pid=F0 Len=47 >[06:23:43]
=3755.25N/13907.25E-Niigata City Japan {UISS52}

Fm RS0ISS-4 To CQ Via SGATE <UI pid=F0 Len=51 >[06:23:45]
>ARISS - International Space Station (BBS/APRS on)

Fm RS0ISS-11 To JA0CAW <UA F >[06:23:46]
Fm RS0ISS-11 To JA0CAW <I P R0 S0 pid=F0 Len=68 >[06:23:46]
Welcome to RS0ISS's message board
System Ver 1.50 110828 Bytes free
・
・(以下略)
・


SEEDS-II SSTV 鮮明画像


SSTV von SEEDS-II am 02.May.2008, 1130UTC 437.485MHz Mode Robot_36


ドイツ上空では、なぜこのように鮮明な SEEDS-II SSTV画像が得られる
のでしょうか。ヨーロッパにはモービル無線という概念が無いからだと
思います。

つまり、ヨーロッパ上空は混信の無い、極めてクリアな環境なのです。
http://www.dk3wn.info/sat/afu/sat_seeds.shtml

Erstes empfangenes SSTV von SEEDS-II am 02.05.2008, 1130UTC 437.485MHz
Mode Robot 36. Aufgrund der sehr niedrigen Elevation (6deg) war der
Empfang nicht ganz rauschfrei.

First received SSTV of SEEDS-II at the 02.05.2008, 1130UTC 437.485MHz
Mode Robot 36.  On the basis of the very low elevation (6deg), the
reception was not quite noiseless.


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