衛星AO-16 テレメトリ解析 #1
● (FUROKU.59) 衛星AO-16 テレメトリ解析 #1 (1998年 4月28日)
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衛星AO-16 テレメトリ解析 #1
--------------------------- by JE9PEL/1 脇田 (Apr.28,1998)
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> Mon Apr 13 [jamsat-bb:3229]AO-16 Mr.Fujita / 7N1JVW wrote :
>
> いま AO-16は、日本上空ではコネクトする局が少なく空いていて、格好の
> 入門デジタル衛星といえます。これまでに10行程度のテキストファイルは
> 何度かアップしましたが、このたび念願かなってサーバーへ2つの画像ファ
> イルをアップできました。
>
> 平日は送信145MHz、受信 435MHzともに混信が多いようで通りはよくあり
> ません。しかし衛星が日本列島の東がわを低めに飛行するコースは良好で、
> 次に西がわを飛行するコースのうち、北西ないし北にあるときやや良好です。
> とくに休日の夜間は良好でした。
>
> 上記の設備(略)でダウンリンク 437.051MHz USB PSK1200bpsを受信する場合、
> ドップラーに対しTNCのDCDがつねに点灯するよう、受信機のVFOを数10Hz
> ステップで追尾しなければなりません。
>
> また AO-16は受信機のVFOを上下にまわすと DCDの点灯する箇所が数百Hz
> 間隔で3、4点ありますが、TNC が正常にデコードするのはその中の1点だ
> けです。TNCの CON が点灯し、かつモニター画面に解読した文字列があらわ
> れる周波数をつかめばOKです。この周波数は衛星の見えはじめの弱い信号
> のとき捜しやすく、その時の音声(音調)を感覚的に覚えておくと、離調した
> 際さがすのに便利です。
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この7N1JVW/藤田さんの記事のように、AO-16への信号の通りが極めて悪く、
太平洋岸を飛来する条件の良い時をねらって、十数回のオービットにより、
Message No.a1d0 のファイルを、WiSP32 を用いてダウンロードしました。
1998年4月27日に、このファイルを95%まで受信した時にキャプチャーした
WiSP32の様子を、前々編にアップしてあります。 同時に、KSSファイルと
して保存しておいたLOGをASCIIファイルに変換して、次に一部掲載します。
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> fm PACSAT-1 to TIME-1 ctl UI pid F0
> PHT: uptime is 1316/18:58:52. Time is Mon Apr 27 00:30:10 1998
>
> fm PACSAT-1 to TLM ctl UI pid F0
> ..C5.\.../...'...?.v.Q .......
> ..................x.r.q.r.y.m.l.h...] .!."~#2$ %/&.';(.)
> .*.+p,.-..p/.0.1.2.344.5.6.7.8.9.:.
>
> fm PACSAT-1 to STATUS ctl UI pid F0
> ..C5............ ...%...
> fm PACSAT-1 to LSTAT ctl UI pid F0
> I P:0x14CA o:0 l:877 f:1024, d:1 st:5
>
> fm PACSAT-12 to BBSTAT ctl UI pid F0
> Open ABCD:
> fm PACSAT-11 to BSTAT ctl UI pid F0
> B: 1504207604
>
> fm PACSAT-11 to PBLIST ctl UI pid F0
> PB: Empty.
>
> fm PACSAT-11 to JE9PEL ctl UI pid BB
> OK JE9PEL
>
> fm PACSAT-11 to PBLIST ctl UI pid F0
> PB: JE9PEL
>
> fm PACSAT-11 to QST-1 ctl UI pid BB
> ......(..t*..L...?.h.p{&pZ...7...a...dKO.V<.?.....
>
> fm PACSAT-1 to AMSAT ctl UI pid F0
> April 1998
> PACSAT AO-16 owned and operated by
> AMSAT-NA, Command Team WJ9F, WD0E, KB5MU, VK7ZBX
>
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この時、上記のKSSファイルと同時にTLMファイルも保存しましたので、次回、
このテレメトリファイルを、専用のプログラムを使用して解析してみます。
このテレメトリ解析までの一連のファイル操作に、次の各プログラムを使用
しましたので、ここで紹介しておきます。
dxterm.exe (v1.38) ... TNC設定 for DOS/V (NIFTY-Serve FHAMAD)
wisp3211.exe (gsc.exe v2.01a) ... データ送受信
http://www.amsat.org/amsat/ftp/software/win32/wisp/
clipbrd.exe ... クリップボード貼り付け (c:/windows/)
winct200.lzh (wincatch.exe) ... 画面キャプチャー (clp -> bmp)
http://www2.lint.ne.jp/~lrc/de_windisp.htm
lview31.zip (lview31.exe) ... 画像ファイル変換 (bmp -> gif)
ftp://ftp.law.cornell.edu/pub/LII/Cello/ (現在未接続)
kiss2asc.zip (kiss2asc.exe) ... ファイル変換 (kiss -> ascii)
http://www.amsat.org/amsat/ftpsoft.html
tlmdc4.zip (tlmdc4.exe) ... テレメトリデコーダ
http://www.amsat.org/amsat/ftpsoft.html
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