収容車に乗って外の様子を見る、当然ながらまだ競技を続けているランナーがいて、走れない自分がちょっともどかしい。しばらくして73km地点の鶴雅リゾートに到着。バス内からは「あぁ、お汁粉食べたかった〜」なんて嘆き声が聞こえるが、自分はお汁粉嫌いなので別になんとも思わなかった(このあたりかなり冷静)。やがてゴール地点である常呂町スポーツセンタに到着。店長に結果報告をし、みんなのゴールを待つかと一息腰を降ろしたらたちまち眠りモードに突入。気づいたら午後5時。速報板に目をやると、ゴンさんとタイガさんの名が。無事ゴールしているようだ。将ちゃんはまだかな。しばらくゴールで見学していたが、ゴールしてくるランナーの姿はみな輝いていた。なかには涙を抑えられない人もいたりして、かなり感動的。自分がゴールできなかったことに不思議と悔しさはなかったが、来年は自分でこの感動を味わいたいなあと思いながらゴールを見ていた。 ゴンさんとタイガさんはフェアウェルパーティに会場前にいるとのことでそこで合流。店長づてにもう結果は知っていたようで、ねぎらいの言葉をいただく。将ちゃんはもうゴールして宿に帰ったとのこと。しばらく待っていると会場が開いてパーティが開始。ここで多くの人はカニを狙っているとのことで、自分が食事テーブルに行ったときはほとんどなくなっていた。カニ足が2本ほど余っていたのでそれをゲット、一通り食事をそろえたところで乾杯。レースも終わってしまえばあっという間。別れを惜しみつつ、小雨の降る中会場を後にした。 宿に着いて、2人は町営の浴場に行くとのこと。自分はそこまで行く(といっても300mぐらい)元気もなかったので、宿の風呂で済ませて、2人の帰りを待つためにちょっと横になった。しかし横になったが最後、朝まで起き上がることはなく、泥のように眠りこんでいた・・・。 明けて30日、飛行機は10時半出発なので、そんなに余裕はない。1日走った体は全く言うことを聞かず、まるで昔のロボットのよう。搭乗手続きに時間がかかり、20分ほど遅れて離陸。ここでもつつがなく12時半には羽田に到着した。北海道の気候に慣れてきていたせいか、25度という気温にも暑苦しさを覚える。動かぬ体を駆使してなんとか草加に到着した。 (レースを終えての感想)に続く |