出発は6月27日、ちょうど7月に異動することになっていたため、前日まで異動準備+引継ぎ作業等あって慌しく過ごしていた。前日の夜遅くになってようやく旅行の準備を始めだし、ようやく本番が近づいてきたことを意識する。 明けて27日、9時半ごろに羽田空港に到着、一緒にツアー組む走り屋のメンバー(ゴンさんとダイガさん)と合流する。10時55分に飛行機は離陸、なんの滞りもなく12時半ごろ女満別空港に到着した。当たり前といえばそれまでだが、仕事でトラブル続きの自分としてはこの手際のよさは見習わなければならない。 その日はそのまま大会会場に出向いて参加手続きを行うことになっていた。途中コースとなる国道を通る。私以外の2人は去年も参加しているので、「このあたりがxxKM地点だよ」とか「ここがレストステーションだよ」とかといろいろ教えてくれた。」結構起伏があってきつそうなコースという印象(実際きつかった)。 しばらくしてスタート会場となる湧別町体育館に到着。外は息が白くなるほどの寒さ。万が一ということで持ってきたセーターがこの旅行中大活躍したのは言うまでもない。地元の小学生がボランティアとなって受付を担当している。ここでもつつがなく受付を済ませ、ついでに臨時で出ていた露店でカニを購入(実家にお土産として配送してもらった)、そのままトンボ帰りで常呂町にある宿へ出発。またコース上の国道を通るが、今度は方向も一緒だったので1kmおきに距離表示のポールがたっているのが確認できた。同乗の誰かが「あのポールがまた疲労を誘うんだよな」なんてことを言っている。途中でかなり強い雨が降ってきた。レース本番は降らなければ良いんだけどと、ちょっと心配になる。 やがて宿に到着、今回お世話になるのは「黒川旅館」というよくある民宿である。「食事はホタテ尽くしだよ」なんて脅されていたのである程度覚悟していたのだが、今年は不漁とのことでそれほど多くはなかったようだ(それでも結構な量だったが)。さすがは北海道といった感じで食事は量質とも一流であった。 明けて28日、青空も見えて良い天気である。午前中は3人で網走観光ということになった。バスで網走に向かい、定期バスでの観光である。能取岬→オホーツク流氷館→網走監獄と廻っての3時間、中身の濃いコースではあるが時間に追われるということはなくゆっくり観光できて満足だった。この観光を担当していたバスガイドさんは今年地元の高校を卒業して間もない新人さんで、しかもかなりの美人。よほど写真をとろうかと思ったが勇気がなくて撮れなかった。いまでも後悔の念が絶えない・・・。案内もしっかりとこなし、元気に立ち回っていた。これからも地元でがんばってください。 午後は再び湧別町体育会館に行って、開会式に参加。さすが前日とあって会場は参加者でごった返していた。前夜祭も兼ねていて、立食式のパーティも行われた。自分は旅館でも食事があるので、ここでは食事も酒もほとんど手をつけず、ジュースを飲んでばかり。地元ダンスサークルによる演技も披露され、いよいよ本番近しという雰囲気である。 宿に戻り、今日北海道入りした将ちゃん(走り屋ではないが、知り合いがメンバーということで今回一緒にツアー参加している)に合流。夕食をたらふく頂き、レースの準備をしていくうちに早くも消灯時間。いよいよ明日レースが始まる。「最初の20kmでひざがいかれたらダメだろうなあ、どこまでもつかなあ」なんて思いにふけながら21時半。眠りについた。 レース当日の状況@に続く |