(2)視点の変化について

大変解りにくい表現で申し訳ありませんが、この特徴について考えてみましょう。
実はこの部分が一番不思議で、もっとも魅力的な特徴だと思います。まずはこの写真を見てもらいましょう。
下記の写真は2組の立体写真の片方をそれぞれ並べて表示したものです。若干トリミングが違いますが、ほぼ同じ位置で撮影した物です。

これは、一番初めの写真の左側の写真の立体写真です。平行法で見て下さい。

これは立体写真ではありません。

それでは次にそれぞれの立体写真で表示してみましょう。その違いを見て下さい。
この写真での立体像はかなり現実に近いものだと思います。手前の赤い欄干と後ろの建物との距離がかなりあることが解りますが、低い建物とその後ろの高層住宅の距離までは明確には解りません。これだけ遠く離れていれば、建物の立体感はあまり得ることが出来ません。