一般的に思い描く立体写真のイメ−ジは全てこの中に入ってしまう様に思います。たとえば飛び出して見えたり、その逆だったり、つまり平面的な世界で解らなかった様々な関係が、立体的な世界になることによって見えてくる写真だといえます。
まずはじめに思いつくままに例を上げて見てみましょう。

まずはもっとも典型的な写真をとりあげましょう。

平行法で見て下さい ※このページの写真すべて
これはリベアというステレオカメラで撮影したものです。フラッシュをたいています。カメラから被写体までの距離は1メ−トル50センチ位です。なにも説明がいらない写真です。どうですか飛び出して見えますか。

これも同じ効果を狙った物です。ボ−ルが浮いて見えます。

人物を撮るときはこのぐらいの距離で重ねた方が立体効果があります。この写真ではVサインをした手の下がカットされていますが、もう少し下の方まで写っていた方が立体感が強調され写真枠から飛び出して見えるはずです。

立体写真における飛び出して見えるという現象は、実は作為的な部分が大きいと言えます。乱暴に言えば無理矢理飛び出して見えるように作っているという事です。ここでは写真枠と被写体の関係がそれにあたります。平面的な写真枠に対して飛び出しているという関係を作る必要があります。

詳しくはここをクリックして下さい。

(1)立体効果について