立体写真をプリントにした場合やディスプレイ上で、下記のように2枚並べて表示した場合は、ちょっと特殊な見方ですがビュア−を使わないでそのまま立体にして見ることが出来ます。これを裸眼で見るといいます。この裸眼で見る方法には二つの方法があります。

平行法と交差法といいます。これらの方法がちょっと特殊なのは片方の眼で片方の写真だけを見るという方法にあります。これがはじめてだと難しいんですがこつを覚えると以外と簡単に出来る様になります。

立体写真はこの様に二枚の写真を左右に並べて表示します。

もしはじめて立体写真をここで見た人は、これがどうして立体的に見えるのか疑問に思うかもしれませんが、これが立体的にみえるから不思議なんです。まず一番てっとり早い方法をためして見ましょう。

はがきを一枚用意して下さい。それをこの上の写真の真ん中に垂直に立てて、顔ではがきをはさむ様にちかづけてください。まず左目を閉じて右目で写真をみると右側の写真しか見えない事を確認して下さい。

つまりはがきがついたてになって左の写真が見えませんよね。それでいいんです。今度は逆に右目をとじて左目が左の写真しか見えないことを確認して下さい。この状態で両目で写真を見て下さい。どうですか、立体的に見えませんか?

平行法で見て下さい

旨くいきましたか。でもディスプレイに近づきすぎてドットが目立って画像の品位が落ちてしまいますね。

普通にディスプレイを見る位置まで離れて見て下さい。だめだったらもう一度近づいて見てこのコツを覚えてからはがきをはずして離れて見て下さい。どうしてもだめなら簡単です。はがきでなくて、もっと長いついたてをボ−ル紙で作ってしまえばどうでしょう。

肝心なことは片方の眼で片方の写真しか見えない様にすればいいんです。実はこの見方が平行法という見方なんです。それではもう少し詳しく立体写真を裸眼で見る方法について説明しましょう。