簡単IDE-RAIDでスピードアップ
 数年前は高嶺の花だったRAIDも現在では安価なIDE-RAIDカードの登場やM/BにRAID機能が搭載されたりと身近な存在になりました。
 Athlon導入にあたりRAID機能搭載M/B A7V133購入しましたので早速試してみました。
 A7V133のRAID機能としてはRAID 0(ストライピング)のみのサポートになっていす。RAID 1(ミラーリング)やRAID 0+1は使用できません。

RAID 0(ストライピング)とは!!
データを複数のディスクに分けて保存することです。1つのファイルを複数のディスクに書き込むため、1つのディスク あたりのアクセス時間が短くなり、書き込みや読み込みに要する時間が短くなる という利点があります。2台のHDDに対し1台のHDDのように同時にデータの読み書きを行いますので1台の時に比べデータのアクセス速度が約2倍に向上します。

A7V133オンボードチップで簡単RAID

A7V133にはPromisePDC20265チップがオンボードで搭載されています。(FastTrack100相当です)
2台でRAID構築のためIBMDTLA-307030を1台のみ追加購入しました。製造日以外は以前から使用していたものと同じです。

今回購入した物

DTLA-3070302台
取り付けは簡単です。2台ともマスターの設定にしてU-DMA66/100対応ケーブルでAのコネクタの方へ挿します。(1台にケーブル1本)
最後にジャンパーでRAID0の設定にします。デフォルトではATA100になっています。これで準備は終わりです。
DMAコネクタ
後は起動するだけです。

FastTrak100BIOS 起動するとFastTrak100のBIOS立ち上がります。
 ここでCtrl+Fで  FastBuildUtilityへ移行します。
 1番のAutoSetupでRAID0を構築します。


RAID0を起動ドライブとして使う場合、
既存のHDDを使用する場合はデータすべてなくなりますのでバックアップしてから実行して下さい。
FastTrakUtility
後は2つのHDDが1つのHDD(DTLA-307030x2で60GB)となっていますのでFDISKで領域確保、フォーマット、OSインストール、といつもの作業をすれば完成です。
OSインストール後はお決まりのドライバインストールします。

動作環境
CPU  AMD AthlonTB1GHz(定格で使用)
M/B  ASUS A7V133
HDD  IBM DTLA-307030x2
メモリ PC-150 128MB CL3
VGA  ELSA GLADIAC
DTLA-307030単独使用時 DTLA-307030x2RAID0使用時
 HDBENCH3.22で計測してみました。2倍とはなりませんがかなりスピードアップしています。体感できるスピードです。
 HDDの音もRAID時の方が静かになったような気がします。(気のせい?)
 とても安定して動作中です。オンボードなので相性問題やPCIバスの空きなど考慮しなくても良いので楽チンです。RAID0はデータ保護については考慮されていませんのでバックアップは定期的にとるようにしています。(通常のシステムでも同じですが。)

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