使用に関しては電池が旧ヴァルタ水銀電池1.3V(またはMR9)というところがまず問題です。
もともとの仕様であった1.3V規格の水銀電池(VARTA HDまたはMR9)というのは現在生産されていないので、中古屋さんで気長に水銀電池の在庫を探すほかにはいくつかの代替方法を使うしかありません。
ひとつはVARTAの現行の1.5Vの電池を使用すること、これはわりと安く(100円程度)入手できますが電圧が異なり露出値が異なるという欠点があります。
もうひとつは関東カメラなどで作成しているMR9タイプのアダプターを使いSR44やSR43などの1.5Vの電池を使うということです。こちらはMR9アダプターには1.35Vに降圧させるタイプと電圧変化させないタイプがあり、基本的にはF-1には降圧タイプ、EFなどには後者を用いるようです。また以前は薄型と通常型があってボディによって相性があったようですけれども現在は一つのタイプに統一されているようです。
またWeinCellというメーカーの空気電池という選択もあるようです。MRB625というタイプでサイズも電圧(1.35V)も水銀電池と同じで露出値の差は出ないようです。値段は600-800円程度です。空気電池ということで使用の30分前にはシーリングをはがす必要がありますが、電圧降下はアルカリより少ないとのことです。
また自然消耗があるようです。
水銀電池の最後のストックを販売しているサイトもあります。ただし使用者のコメントで高さがあわないという情報もあるので注意してください。
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