
フジ新型リバーサルフィルム
プロビアF (RDPIII)
プロビアF (RDPIII)はフジが99年に新しく発売したリバーサルフィルムで、名前の通り新型のプロビアである。
ただし北米ではすでに発売されているが日本での発売予定は残念ながらまだないという。しかしネットで伝え聞くその評判は高い。
そこで個人輸入して、旬の冬牡丹で試し撮りしてみた。
RDP3はプロビアFと称せられるがFとはFine Grainのことでこのフィルムの最大の特徴である粒状感の良さを表している。
事実その粒状性はフジの公式発表でベルビアをさえ上回っている。もちろん感度は100のままである。
RMS(Root mean Square)公表値はRDP2は10、RVPは9に対しRDP3は8となっている。->RMSについては右記リンク参照*
ネットでの評価もシャープネスが恐ろしく高いということで実際そのポジをみただけでも一瞥してこのフィルムだとわかるほどのものである。
これはUniform Sigma Crystalという技術で銀塩の粒子を従来の半分にしたとのことである。
また増感特性も高く、公式資料でも2段までの増感を保証している。さらに2分までの露光で補正を必要としない(RDP2は32秒)など基本性能も高められている。
現行プロビアと比較して遠景・三脚固定で撮影してみたものでは下記解像度(300dpi)ではホームページ上で違いが分かるようなものにはならなかった。これについては解像度を工夫してスキャンするとか伸ばしてプリントしてみないと差が分かりにくいのかもしれない。 |
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RTSII, SP60, RDPIII
プロビアFの参考リンク
*すべて英語ページです
フジフィルム(米)の公式フィルムデータ・
ダウンロードサイト
Photography
Review のRDPIIIコメント
*粒状性を測るRMSの定義
(アグファのフィルム技術解説ページ)
ちなみに私のページの゜ホームページについて゛の項をみてもらえれば分かるが、スキャンはHPのPhotoSmartS20によるもので基本的にアンシャープマスク等のレタッチはしていない。
使用機材はCONTAX RTSIIとPlanar T* 100/2, S-Planar(Makro-Planar) T* 60/2.8である。
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