エジプト その2
3日目(晴れ)モーニングコール1;00 出発2;15 驚異の早起き!カイロ発4;15アスワン経由アブシンベル行きの飛行機でアブシンベルに。 運良く左側の席に座れました。 アブシンベルに近づくと空の上から宮殿が見えました。すごいよーーー 黄みがかった砂漠が一面。。。ずーーーと砂漠! 新王国時代にラムセス2世が建てた神殿です。 隣には(本当にすぐ隣です)最愛の王妃ネフェルタリのための小神殿があります。 アスワンハイダム建設時に水没の危機をむかえユネスコによって移動されたのだそうです。 神殿の至聖室の像には一年に二度朝日が射すのだそうですが、移動によってその日が一日ずれてしまったとのこと。 10/22と2/22ですって。 え〜今日は10/22ですよ〜 朝日が見えるツアーはよかったですねー。 壁画がきれいに残っていました。ラムセス二世が足で敵を踏みつけなおも棍棒でやっつける絵。 ヒッタイトと戦った場面や戦争の絵、どれも強くたくましく描かれています。 それらがとてもきれい残っている、、驚きです。 レリーフはみな同じように横向きで、同じような大きさ。3000年前も5000年前のレリーフも同じ。これも感動します。 赤はヘナ。黄色は卵の黄み。黒は墨で色を出したそうです。 5000年後の今でもきれいな色を見ることが出来ます。凄いです。 |
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偉大なるラムセス二世王 |
ナセル湖と警備員 |
アブシンベル10;15発アスワン行き 五つ星クルーズ「アリッサ」にチェックインして、昼食。 きれいな船でしたが、私たちの部屋はエンジンルームの隣でとてもうるさい(涙) Kさんに言って見ましたが、満席で変更が出来ないとのこと、慣れるのを待ちましょう(笑) その後の話ですが、慣れました(笑) 新婚さんたちはエンジンルームの上の部屋で、振動まであるそうでしたから、まだましねって人の不幸を見て 我慢しましたよ。 アスワンハイダムときりかけのオベリスクを見学しました。 暑いです!!ぼーーっとなります。10月末でこの気温ですから夏は大変です。 切りかけのオベリスクには野良犬が寝ていました。何匹もいます。 絶対に手を出さないで!何度も注意されましたよ。犬も暑いでしょうねえ。 |
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左隅には犬が日陰で・・・暑いよねー |
ナイルに浮かぶファルーカ 向こうに見えるのは延々と続く砂漠 |
ナイル川をゆったりとファルーカのクルージング♪ ヌビア人はナイル上流に住みアフリカンのイメージが強く色黒で独自の言語と文化を守っています。 とても人懐っこくて争いごとを嫌う穏やかな人たちだそうです。 ヌビア人のこぐファルーカでは楽器を使ってヌビアの歌や踊りを見せてくれました。 村の女の人がつくったらくだの骨のネックレスや、ビーズのネックレスなどをたくさん並べました。 とても恥ずかしそうに値段を言います。楽しませていただいたお礼の意味も込めてらくだの骨のネックレスを買いました。 他のメンバーもらくだの骨の定規やネックレスを買っていました。 ナイルをゆったりと流れる帆船はよい思い出になりました。 |
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ヌビア人の船長さん いい笑顔♪ |
ナイルに沈む夕日♪ため息がでます〜 |
4日目(晴れ)モーニングコール6;00 出発7;00 朝食前にコムオンボ宮殿を見学しました。二つの神にささげられた為に全てが二重構造になっています。 2000年前にギリシャ人がエジプトをまねて作った神殿です。 その当時の医療器具、お産をする椅子やはさみなどがレリーフにはっきりと刻まれていました。 船はエドフへ出港しました。 デッキではプールやバーでのんびりとナイルの景色を楽しみます。 欧米人は陽に焼けるのは平気なのね。まっかっかに焼けて見るからに痛そうなんですけど。 私たちはデッキチェァに座ってナイル川の景色を楽しみました。どこまでも砂漠です。 川岸にはナツメヤシの木が・・・ ナイル川に面して階段があります。そこで洗濯をし泳ぎ、顔を洗う、古代エジプトの生活がいまだに続いているような気がします。 11;35から砂岩で出来た巨大なエドフのホルス神殿を見学します。 エドフには馬車で出かけます。そこで一悶着ありました。バクシーシの洗礼を受けました。(おもしろ話編で) こちらで夜のガラベイヤパーディーの為の衣装(ガラベイヤ)を買いました。 夫と私の二枚で40P(800円)です。 同じ店でベリーダンスのヒップショールを買いました。そちらは5枚で160p(3200円) なんだか金額設定が理解できません。ショールはずいぶん高く感じます。 エジプトではとにかく値切ります。ショールの時は面倒になってしまって・・・・もっと値切ればよかった(笑) 4;30からデッキでティパーティーがありました。ケーキと紅茶をいただいてきれいな夕日を見ることが出来ました。 夕食後はお待ちかねのガラベイヤパーティーです。 みなさんガラベイヤを着てゲームを興じました。おなかが痛くなるほど笑いましたよ。 |
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お産の椅子と医療器具 |
船に向かって手を振っています。私たちはどう見えるのかしら |
エドフの水門です。ジャストタイミング♪みんなデッキに出てみていました。約30分のショー♪ 水門の中に大型船が二隻入ります。後ろを閉じます。8m下がるまで水を抜いて写真の先の下の川へ降ります。 二隻が出るとそこへ向こうから新しく二隻が入り水を入れて8m上へ上がるというわけ。たぶん。。。一方通行の高さの違う水路です。 |
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これから水門に入ります。 |
下がって出るところ。すっかり暗くなってしまいました。 |
5日目(晴れ) モーニングコール6;00 出発7;30 ルクソール西岸遺跡観光です。 荒野に立つメムノンの巨像は高さ21mのアメンヘテブ3世像。かなり痛んでいました。 歴代の王が眠る王家の墓は 茶色の土の山の中、ちいさな墓があります。 墓泥棒に見つからないようにひっそりと。それでもみんな宝物がなくなっています。 きれいに残っていたのがツタンカーメン王の宝物ですって。だからあまり王として活躍していないのに有名になったのだそうです。ツタンカーメン王のミイラの棺を見学しました。ここは別料金です。(二人で3200円) ミイラは私たちが帰国してすぐに公開される事になったそうです。 岸壁の傾斜を利用して作られたハトシェプスト王葬祭殿。男性と称して王になった女王。死後にトトメス3世によって肖像や名前を抹消されました。壁画は交易の様子や神々の姿などが美しく残っています。 きれいな色が残っています。。。 あんまり暑いので棒のアイスを食べました。食べながら。。おなか壊さないかしら?って心配しましたが暑さには勝てず。 このアイス、乳脂肪分0%って感じですが、なんと400円もしましたよ。 ガラベイヤのワンピースと同じ値段ですよ。ビックリでした。 アラバスター(大理石)の加工工場に案内されました。 お金持ちエジプト人の家の中を見せてもらい、冷たいコーラでもてなされ、そのあとは当然アラバスターの販売です。 私は買いませんでしたが、何人かお買い上げ。 王家の墓を作った人たちは、この墓の近くに住みました。そこで後には泥棒になったのですね。 王家の墓の泥棒の村ですって。みなさん、洞窟のような家ですが、とてもお金もちなんだそうですよ。 午後はゆったりとデッキで過しました。 夕方から金のカトルーシュのお店に行きました。娘に金の「健康と幸福の鍵」をお土産に・・・きっと喜びます。 ルクソール神殿のライトアップを見ました。 ガイドさんは素晴らしいでしょうと自慢していました。。が、アルハンブラ宮殿のライトアップを見ちゃったから(笑)ねぇ。 夕飯後はベリーダンスのショーを楽しみました。 トルコで見たベリーダンスの方がお上手でした。悩ましくくねくねと踊るダンサーでした(笑) 円形のスカートをくるくると回し続ける男性のダンサーは、見ているだけで目が廻りそうでした。 |
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かわいいシャトルに乗っていきます |
泥棒の村? |
規模の大きさにただ脱帽です。 |
ヌビア人の警備員 銃を持って観光客を守ります。 |
6日目(晴れ) 8;30〜清算 10;30チェックアウト とうとうクルージングも終わりです。 とても楽しく過せました。スタッフも優しくユーモアがあって何度笑わせてくれたでしょう。 クルーズのツアーを選んでよかったと思います。 チップは全部で30ドル。まとめて支払います。枕チップもいりませんでした。 パーティーやデッキではいたサンダルと、フルーツ、アメとガムをベッド脇に並べておきました。 メイクさんが喜んでくれるかなぁ。バスタオルのわにで驚かせてくれたメイクさん。お返しですよ。 ルクソールの東岸遺跡観光です。 カルナック神殿は中王国時代から増築されました。羊の頭をしたスフィンクスが参道に並び、大列柱室は見事です。 トトメス1世やハトシェプス女王のオベリスクも。 ルクソール神殿 神殿正面に立つオベリスクは約25m。ペアの一本はフランスのルイ・フィリップ王に贈呈しコンコルド広場にそびえています。 お礼に時計をもらったとか。ガイドさんはしょぼい時計と言っていましたよ。 ラムセス二世とヒッタイト人が戦ったカデッシュの戦いの場面が彫刻で飾られている塔門。 ラムセス二世が敵を踏みつける姿をした花崗岩製の2巨坐像があります。アメンヘテフ3世の中庭はとてもきれいでした。 暑さは並じゃありません。 38度といいますが、体感は40度を超えています。ボーっとしていました。 昼食はメルキュールホテルでズッキーニのスープ、肉の煮込み、プリンを頂きました。 久しぶりになじみのある洋食でおなかも落ち着ました(笑)美味でした。 ルクソール17;40発 カイロへ この飛行機はダブルブッキングで若い二人のお嬢さんが後の飛行機に回されました。 これからは観光シーズンです。こんなトラブルが続くのでしょうね。 これがエジプトですから(笑)って。 お夕食はカイロのラムセスヒルトンHです。 なんておいしいんでしょう♪ エジプト料理は油がきついのです。 昼食と夕食がおいしかったのでこの旅行中減っていた体重が元に戻ったような気がします(笑)美味でした! とてもきれいな都会的なホテル!ゆっくり休みました。 |
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大列柱 暑さにやけになっています。 |
「健康と幸福の鍵」 |
7日目(晴れ)風が涼しく感じます。 出発9;00 カイロ博物館はすぐ近く。それでも大変な交通量ですから歩いてなんていけません。 エジプトの通りは渡れません・・ 5000年の歴史の宝物に呆然とします。 ツタンカーメンのきらびやかな宝物に呆然とします。 これがラムセス二世の宝物だったら・・・何十倍もの量があったことでしょう。 どこに隠してあるのかしら。それとも、もう。。。 モハメッドアリモスクを観光しました。 カイロ市内が一望できます。 オベリスクと取り替えたフランスのしょぼい時計があります。 パリのルーブル博物館の前に立っているあれです(笑) きれいなモスクでしょうってガイドさんは自慢でした。でもトルコのブルーモスクを見ちゃったからねぇ(笑) ハンハリーリ市場でお買いものタイム(一時間) もうお土産はみんな買いましたので、ちいさなガラスの香水ビンをひとつだけ買いました。(おもしろ話) 17;50発エジプト航空で帰国へ |
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うしろに見えるのがフランスからもらってすぐ壊れた時計塔 |
モハメッドアリモスク |
エジプトの遺跡は世界の宝物です。 お墓の中で写真を撮ってはいけないのです。カメラを取り上げられていたツアーもありました。 ガイドさんはあとで始末書のようなものを書かされるようです。 カイロ博物館では、ラムセス二世のミイラを携帯で写している人もいました。 絶対にしてはいけませんよね。 「王家の紋章」を読んで絶対にエジプトに行く!と。 夢がかないました。 ナイル川に下りる階段、ナイル川で遊ぶ子供たち、ロバでサトウキビを運ぶ人々。まさに王家の紋章に出てくるエジプシャンそのものでした。 夢のような8日間でした。 暑さ対策は万全でした。 それでも疲れた・・・帰国後、時差ぼけが解消するのに4日も要しました。もう10時間を越える海外はいけません。 エジプトが最後となるでしょう。 最後がエジプトでよかった・・・ |
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おまけ エジプトのお金は、なんと言うか・・・・汚いしくさいです。 お金を触ると消毒をする!が合言葉。最後の食事の時に聞いた話では、普段使いのお財布に入れておいたら財布がくさくなったんだって。 記念にとってあります。 ラムセルヒルトンで1000円を両替したら、50ピアストル(約10円)札を4枚おまけでもらいました。トイレチップに使いなさいということなのでしょう。 トイレチップ以外に使い道のないお札ですが。助かりました。 心置きなくトイレにいけました。 アスワン空港ではトイレチップにする小銭がなくて、飛行機の中でもらったジュースをあげました。thank youと言われました。 おまけその2 今回のツアーは17人。皆さんとてもよい人ばかり。添乗員のKさんも最後に感謝の言葉で締められました。 確かに残り8人の別立てのツアーでは体調を崩す人や**の人がいて、添乗員さんが痩せちゃったらしい(笑) 母とツインズの3人。姉妹とそのご主人様の4人組。新婚さん。10数年目とは見えない若いご夫婦。今度はアフリカのサルを見に行きたいと熱く語っていらした年配のご夫婦。初の海外旅行がエジプトとおっしゃってとても楽しんでいらしたご夫婦。そして私たち。皆さん穏やかで常識的な人たちばかり。 ありがとうございました。楽しかったです〜 |