1  ふきのとう

ふきのとうをおいしく食べよう

きのとうと聞いてまず思い浮かべるのは、てんぷらかな?
てんぷらにするふきのとうは、まだ、花の開かないつぼみのほうが絶対おいしい!そして苦い!
この苦味が、春の訪れを感じさせるのだから、不思議。
摘み取りそこなったふきのとうは、すぐに花を付け始める。
花がつき始めると、ますます苦くなるので、てんぷらより佃煮にしたほうが美味!




萩に鉄釉をかけた手びねりの小鉢


きのとうは茎を長く伸ばしたまま摘み取って、下茹でをした。
ここで下茹でを省略しないこと。あとで後悔することになる。何しろ苦いのだから…
下ゆでしたものを細かく刻み、醤油、みりん、酒と少しの砂糖で煮詰めた。
酒をたしまない者でも、いっぱい飲みたくなるから不思議。





は、小鉢のご紹介を!

内側には萩の釉薬をかけて食材をきれいに見せるようにした。
側面には、鉄釉をかけたが、釉がけが上手にできなかったのが残念だった。
側面に縄文を付けた。
まだ乾きが早すぎたので、縄文を付けるときの力で少しゆがみが出てしまった。まぁこれも愛嬌とお笑いください。
高台は釉がけがうまくないのでわかりにくいが、きれいな形。これは、思ったより上手にできたのではないかな。
まだ、1年目。未来の陶芸家としては、こんなものだろう…


衛門のクロスと30年前に買った備前のひょうたん型の箸置き。
ごつごつとした荒削りのお気に入りの箸置き。
箸は、輪島塗。
これは思いのほか使いにくい。

2003年3月8日
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