縦集計で小計がある場合の総合計の処理

小合計、中合計、大合計が複合する時、大きい方の合計に小さい方の合計がダブらないようにする方法
SUBTOTAL関数を使う。
SUBTOTAL関数サンプル
(画像をクリックすると、このサンプルがダウンロードできます)
※途中行だけ表示しています。見にくいので実際にExcelで開いて見て下さい。
小合計、中合計、大合計など、中間に「小計」が含まれている範囲での合計処理では、「SUM関数」で合計してしまうと、「小計」をさらに加えてしまいます。ならばと「小計」の行だけを拾って通常の「+」で加算していく方法もあり、実際はこの方が効率的なのですが、式を作る上でミスを誘発します。「小計」の行を「SUMIF関数」で探すのでは、新たな検索が発生してさらに効率が悪くなります。



そこで「SUBTOTAL関数」を使います。
これは、集計範囲内にある「SUBTOTAL関数」がある行(「小計」の行)を避けて集計してくれる便利な関数です。



関数概略説明
 SUBTOTAL関数  リストまたはデータベースの集計値を返します。引数は以下の通りです。
 ① 集計方法
集計関数 意味
1 AVERAGE 平均
2 COUNT 数値の個数
3 COUNTA データの個数
4 MAX 最大値(数値)
5 MIN 最小値(数値)
6 PRODUCT
7 STDEV 標準偏差
8 STDEVP 標準偏差
9 SUM 合計
10 VAR 分散
11 VARP 分散
 ②~ 集計するセル範囲
 (このサンプルは、リボンの「データ」タブの「アウトライン」グループにある「小計」の機能で作成しました。)