条件集計(件数)

セル範囲内のデータがある件数
COUNTA関数を使う。
COUNTA関数サンプル
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データが登録されている件数は、COUNTA関数を使います。ここでは、A1:H5の範囲ですから、セルは合計40個です。データの収容されているセルは24個です。
ここで注意が必要なのは、「0」が登録されているセルもカウントされてしまうことです。計算式が入ったセルもカウントされます。



関数概略説明
 COUNTA関数  引数に指定したセル参照、セル範囲、またはこれらの組み合わせで、含まれる空白でないセルの個数を返します。
 この個数にはエラー値や空文字列("")を返す数式も含みます。

セル範囲内のデータがないセルの件数
COUNTBLANK関数を使う。
COUNTBLANK関数サンプル
データが登録されていない件数は、COUNTBLANK関数を使います。
ここでの問題は、COUNTA関数の裏返しです。



関数概略説明
 COUNTBLANK関数  引数に指定したセル参照、セル範囲、またはこれらの組み合わせで、空白セルの個数を返します。
 この個数にはエラー値や空文字列("")を返す数式は含みません。

値を判断して件数をカウントする。
COUNTIF関数を使う。
COUNTIF関数サンプル
ゼロを除外したい場合は、COUNTIF関数を使います。 COUNTA関数では、ゼロが入ったセルもカウントしてしまい、「24」とカウントされていましたが、 COUNTIF関数ではゼロが入ったセルは除外されます。 しかし、マイナス値が入ったセルはこの集計には入りません。しかも、「"<>0"」としてしまうとゼロが入ったセル以外が全てカウントされ、「39」となってしまいます。 しかも、この逆の件数を求めようと、「"=0"」で求めると、「1」となってしまいます。



関数概略説明
 COUNTIF関数  指定範囲から検索条件に一致するセルの個数を返します。引数は以下の通りです。
 ① セル範囲
 ② 検索条件



カウントでの「空白セル」と「ゼロのセル」は微妙な問題のようです。
COUNTIF関数サンプル②
「ゼロ」も「空白セル」も避けた状態で件数をカウントするのは、どうやらこの方法しかないようです。
この反対で、「ゼロ」と「空白セル」のカウントはむしろ総件数から上の式の件数を差し引いて計算してしまった方が良いようです。
結局、「空白セル」は、「ゼロか」と聞くと「ゼロではない」と答え、「ゼロより大きい」「ゼロより小さい」には含まれません。