【NoIme2の設定方法】       戻る
                               平成14年5月11日

 設定モードは4つあり、割り当てる内容と日本語入力モード時の有効無効によって、分か

れています。割り当てる内容とは、キー自体を割り当てる場合と、文字列を割り当てる場合

のことです。

 同一キーに複数の設定モードの違う割り当てを設定した場合は、日本語入力モード時有効

の設定モードの方が優先され、日本語入力モード時無効の設定モードでの設定は無効です。

日本語入力モード時有効の設定が複数ある時は、最もNoの小さい行の設定のみが有効です。


1.文字列を割り当てる(日本語入力時無効)

  あるキーに文字(文字列)を割り当てるには、設定モードで文字列(日本語入力時無効)

 を選択します。(設定プログラムの起動時の状態)

  まず割り当て元のキーを押して、次に文字データ(1文字または複数文字)を入力し

 て、【Enter】を押して設定します。

 設定できる文字の長さは、最大半角100文字(全角50文字)です。

  この時割り当てたキーを【Shift】と同時に押しても、設定した文字(文字列)

 に変換されます。

  同一キーに複数割り当てをすれば、Noの小さい順に割り当てられます。

  また、日本語入力モード中は、画面に表示できるキー等に設定した場合には変換が無

 効になります。日本語入力モード中にも割り当てた長い文字に変換したい時には、ファ

 ンクションキーのように画面に何も表示しないキーに設定してください。

  左右の【Alt】【Ctrl】【Enter】に、別々のキーを割り当てることがで

 きます。また【Shift】には以前のバージョンでは、他のキーを割り当てることが

 できませんでしたが、画面上の【Shift】ボタンを押すことで設定できます。

(ただし左右の【Shift】を別々に割り当てることはできません)


2.文字列を割り当てる(日本語入力時有効)

  あるキーに文字列を割り当て、日本語入力モード時でも有効にするには、設定モード

 で文字列(日本語入力時有効)を選択します。

  まず割り当て元のキーを押して、次に文字データ(1文字または複数文字)を入力し

 て、【Enter】を押して設定します。

 設定できる文字の長さは、最大半角100文字(全角50文字)です。

 文字を何も設定しないと、そのキーを無効にすることができます。

  同一キーに複数割り当てをすれば、最もNoの小さいもののみが割り当てられます。

  1の場合と違い、日本語入力モード中でも、画面に表示できるキー等に設定した場合

 にも変換が有効です。

 【Ctrl】と【V】を同時に押してコピー機能が可能であれば、変換が有効です。

 (クリップボードを使用しますので、クリップボードの内容が書き変わります)

 また、左右の【Shift】【Ctrl】【Enter】に、別々のキーを割り当てる

 ことがきますが、次のキーには文字を割り当てることはできません。

   【Alt】、【NumLock】


3.1キーを割り当てる(日本語入力時無効)

  あるキーに他のキーを割り当てるには、設定モードで1キー(日本語入力時無効)を

 選択します。

  まず割り当て元のキーを押します。続いて割り当てたいキーを押して設定します。

  キーを割り当てますので、設定できる文字は1文字だけですが、'1.文字列を割り当て

 る'の場合と違い、【Shift】と同時に押したときは、割り当てたキーのキートップ

 に印刷されている【Shift】併用時の文字が表示されます。

  割り当てたいキーとして、【Shift】併用時の機能キー自体を割り当てることも

 できます。例えば1キーで日本語入力モードにしたり、CapsLockランプを付け

 たりすることもできます。

  同一キーに複数割り当てをすれば、Noの小さい順に割り当てられます。

  【Alt】+【F4】等のショートカットキーの設定は、この設定モードで2行に渡

 って設定します。

  機能キーを無効にするのも、この設定モードで行います。(2文字列を割り当てるの

 場合と違い、日本語入力モード中は無効です)

  また1の文字を割り当てるの場合と同様に、この設定でも日本語入力モード中は、画

 面に表示できるキー等に設定した場合の変換が無効になります。

 日本語入力モード中にも変換を有効にしたい場合には、次のキー交換用の設定で行います。

  左右の【Alt】【Ctrl】【Enter】に、別々のキーを割り当てることがで

 きます。また【Shift】には以前のバージョンでは、他のキーを割り当てることも

 他のキーに割り当てることもできませんでしたが、画面上の【Shift】ボタンを押す

 ことで設定できます。(左右の【Shift】を別々に割り当てることはできません)

 しかし、【Shift】をテンキーの【0】〜【9】、【.】に割り当てると正常に動作

 しませんので、他のキーに割り当てるようにしてください。


4.キー交換用の設定をする(日本語入力時有効)

  あるキーに他のキーをキー交換用の設定で割り当てるには、設定モードで交換キー

 (日本語入力時有効)を選択します。

  まず割り当て元のキーを押します。このとき押したキーが【 】付きで表示されます。

 続いて割り当てたいキーを押して設定します。

  キー自体を割り当てますので、'1キーを割り当てる'の場合と違い、【Shift】

 と同時に押したときの機能キーを割り当てることはできません。

  同一キーに複数割り当てをすれば、最もNoの小さいもののみが割り当てられます。

  この設定では、日本語入力モード中もキーの割り当てが有効になります。

 また、左右の【Shift】【Ctrl】【Enter】に、別々のキーを割り当てる

 こともできます。

  次のキーには、この設定で他のキーを割り当てることはできません。またこれらのキー

 を、他のキーに割り当てることもできません。

   【Alt】、【NumLock】


5.1キーで日本語入力モードにする設定

  通常、【半角/全角】を押すと日本語入力モードになりますが、使用しているIME

 のバージョンやIMEの設定によっては、【Alt】との同時押しでないと日本語入力

 モードにならないことがあります。

  そのようなときには、1キーで日本語入力モードにするキー(漢字キー)を割り当てると

 便利です。

  その方法を、例として【F12】に「漢字キー」を割り当てる場合で説明します。

 @ まず設定モードを'1キーを割り当てる'にします。

   その方法は、設定方法の3.1キーを割り当てる(日本語入力時無効)で説明していますが、

   設定モードの1キー(日本語入力時無効)をクリックして、1キー(日本語入力時無効)

   を選択します。

 A 次に設定したい行の「キー名」列をクリックします。

   【F12】を押します。(黄色のブロックカーソルが「1キー設定」列に移ります)

 B 【Shift】を押しながら、【半角/全角】を押します。

   「<F4>:漢字」と表示されます。

 以上で設定できます。

  この設定を行うには、ファンクションキーのような文字を出力しないキーに割り当てる

 必要があります。そうでないと日本語入力モードに切り替わったとき、そのキーの文字が

 そのまま出力されてしまいます。


6.【Shift】と同時に押すと違うキーの表示になるキー

  【Shift】と同時に押すと違うキーの表示になるキーに、他のキーを割り当

 てるときは、'キー交換用の設定をする'でキーを割り当てる必要があります。

 (逆に【Shift】のときの機能を割り当てるときは'1キーを割り当てる'で設定

 する必要があります)

  該当するキーは、

   半角/全角キー(漢字キー)

   英数キー(【CapsLock】)

   ひらがなキー(カタカナキー)

 です。


7.【Alt】との併用

  1キーを設定(交換キーの設定を含む)した場合は、【Alt】と変換設定したキーを

 同時に押しても、変換機能は無効になります。

 (通常【Alt】との併用はショートカットキーで使用されています)


8.【Alt】と【Ctrl】を使用したショートカットキーの設定

  【Alt】と他の1キーを組み合わせたショートカットキーを任意のキーに割り当て

  するには、2行に渡って同じキーを設定します。

  例えば【Alt】+【F4】を【F12】に設定するには、次のようにします。

  (1) 設定モードで'1キー(日本語入力時無効)'を選択します。

  (2) 任意の空白行にカーソルを移動します。

  (3) 【F12】を押します。

  (4) 【Alt】を押します。

  (5) 次の行にカーソルが移ったら、再度【F12】を押します。

  (6) 【F4】を押します。

  【Ctrl】を使用したショートカットキーも同様に設定しますが、必ず【Alt】

  や【Ctrl】を、先に設定します。


9.DirectXを使用しているアプリケーションについて

  DirectXはスピードを上げるため、通常とは違う方法でキー入力を取得してい

 ます。その方法にNoIme2は対応していませんので、全ての機能は無効になります。

 (名前の入力等では通常の方法でキー入力を行っている場合も多く、そのときは有効に

 なります)

  DirectX対応のアプリケーションで、キーの交換機能が使用したければ、それ

 に対応したキーボードユーティリティを使用してください。

 Windows2000系なら「KeySwap」が、Windows98系なら

 シェアウェアですが「KeyLay」がお勧めです。

戻る