ゴスペル よい知らせ キリストをあなたに @31church.net
〈6〉いつも喜び、万事について
           感謝する生活
 ★ある時、キャリア・ウーマン風の中年女性を乗せました。乗り込むなり、「日本のタクシー料金が世界一高い。日本の物価の中でも一番高い。」とタクシー料金の不満をぶつけてから「最短距離で早く行って」と言う。プロのドライバーは事故ほど割りに合わないものはないことを良く知っているので、安全運転を心がけています。それで途中赤信号で止まると、そのたびにため息をついたり、「今の信号は突破出来たはず」と文句を一くさり。こういう人は職場でも家庭でもこの調子で毎日不平不満の毒を周囲にまき散らしながら不幸な人生を送っているのだろうと想像してしまいます。
 ★筆者は東京生まれの東京育ちですが、家内の出身地が淡路島ということもあって、2001年5月より当地に移り住み、一からの開拓伝道を行っております。当地に来て、感心している事の一つに人々が互いに「ありがとう。」の挨拶をすることです。近くにある町営天然温泉に時々つかりに行きますが、フロントの人と浴客とが「ありがとうございます。」「ありがとう。」と互いに挨拶を交わすのです。バスに乗ると乗客が降りる時、乗務員に「ありがとう。」と言っています。
 ★タクシー乗務員をしていた時、会社の指導に従って当方は降りる客に「ありがとうございます。」と挨拶していましたが、乗客の方から「ありがとう。」ないしは「お世話さま。」と挨拶を返されることは余り多くありませんでした。タクシーその他の商売事に限らず、何事でも「してやる。」という態度でなく、「してもらう。」という謙虚な姿勢でお互いが接し合うなら世の中ももっと住みやすくなるでしょう。
 ★聖書は「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことについて感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなた方に望んでおられることです。」と教えています(
1テサロニケ5:16〜18)。キリスト者にとって天国はこの世を去った後始めて入るところではなく、キリストを信じた時からすでに天国生活の第一歩が始まっているのです。
 ★いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことについて感謝する地上の天国生活を推進する力となるみ言葉の一つにローマ8:28〜30があります。そこには
神は神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益(原語の直訳は『善』)となるようにして下さることを、私たちは知っている。神はあらかじめ知っておられる者たちを、更に御子のかたちに似た者にしようとして、あらかじめ定めて下さった。とあります。つまり、キリスト者に起こり来る万事(良いことばかりでなく悪いことも)がキリスト者を御子主イエスに似た聖(きよ)く、義(ただ)しい者にし、天国にふさわしい人間に形造るために益となり善なる効果をもつということです。ですから、キリスト者は万事について感謝し喜ぶことができるのです。


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キリスト紀元2003年 6月 1日公開


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