ゴスペル よい知らせ キリストをあなたに @31church.net
 ★キリストの十字架のあがないによる罪の赦しを受けるためには自分に罪があること、その罪は神の律法に対する違反として神への罪であること、その罪の大きさが神の前でどれだけの大きさかを知らなければなりません。旧約聖書に登場するイスラエルの王・人としての主イエスの先祖ダビデは隣人ウリヤの妻を寝取り、妊娠させその罪を隠すため兵士ウリヤを戦いの最前線に出征させ戦死させております。すなわち、姦淫の罪をおおい隠すため、殺人を犯したのです(サムエル下11章)。預言者ナタンにこの罪を指摘された彼は、自分が神に対して罪を犯したと告白しています(サムエル下12:13)
 ★「
人は自分の魂の身代金を神に支払うことはできない。その身代金は余りにも高価で永久にあきらめるほかない。」(詩篇49:7〜9)その高価な身代金を神の御子イエス・キリストが十字架の上で支払ってくださったのです。この聖(きよ)い神の御子の血潮で買い取られて神の民となったキリスト者は人の罪を赦すことができるのです。神の御霊(聖霊)によって神の愛を注がれている(ローマ5:5)キリスト者は心に住んでおられるキリストのみたまによって人を赦すのです。キリストというぶどうの幹につながった枝である私達キリスト者は赦しと愛という実を結ぶのです(ヨハネ15:1〜8)
 ★第二次世界大戦中ナチス・ドイツによって迫害されていたユダヤ人をかくまったかどで強制収容所へ送られ苦汁の生活を強いられたオランダ人女性でキリスト者のコーリー・テンブームがその著「私の隠れ場」(日本語版「いのちのことば社」出版)で次のような体験談を記しています。
 ★戦争が終わって、収容所を出てから以前収容所の職員として彼女らをさんざん苦しめ侮辱した人に教会で出会いました。彼はキリスト者になっていました。コーリーのメッセージを聞き、感動して握手を求めて彼女のところへやって来ました。彼女は今キリストの十字架による罪の赦しを自分で語ったばかりなのに、この人を見ると収容所時代のことが頭に浮かんできて、怒り狂って復讐したいという気持ちさえ湧いてきました。しかし、その思いを押しとどめて、心の中で主に助けを祈り求めました。「主イエスさま、この人を赦せない私をあわれみ赦せるようにしてください。」。
 ★心に愛のかけらさえ感じられないまま祈りながら相手の差し出した手を取った瞬間、信じられないことが起こりました。彼女の肩から腕、それから手先にかけて電流が走り彼に伝わって行くように見えたのです。そして、彼女の心にはこの見知らぬ人への愛があふれ、圧倒されそうになったのです。この時、「敵を愛せよ、赦せ」と言われるイエス様は、そのご命令と共にその愛も赦す力も与えてくださることを発見したのです
(ローマ5:5、エペソ2:16)
 聖書のことば 「
なぜなら、私たちに賜っている聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからである。(ローマ5:5後半)
 あなたへのメッセージ
〈2〉心の平安を求めているあなたへご参照


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キリスト紀元2003年 6月 1日公開


〈4〉人を赦せないあなたへ(下)
あなたへのメッセージ