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キリスト教案内
〈18〉キリスト者生活について
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キリスト者とはイエス・キリストの十字架と復活が自分の罪の購い(赦し)と新しい命をもたらしたと信じ
、生涯神と共に歩む決意をし、神と人の前に信仰告白をして洗礼を受けた者と定義してよいでしょう。キリスト者生活とは、キリスト信仰によって自分の中にキリストの形が形成されるために個人として、教会の一員としての日々の歩み、すなわち聖書の学び、祈り、聖徒の交わり、奉仕などによって神と共に歩む生活を言います。
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キリスト者生活において大事なことは「神の国と神の義を第一に求めよ」
(マタイ6:33)
ということです
。「
神の国は飲み食いではなく、聖霊による義と平安と喜びです
」
(ローマ14:17)
。神の義は行いによらず、イエス・キリストを信じる信仰による義です
(ローマ1:17)
。信仰による義とはいかなる自分の行いにもよらず、ただイエス・キリストを信じる信仰によって始め、進め、完成させる罪の赦しと永遠の命のことです。この命は聖霊による義(聖く義しい生活)と平安と喜びにあふれた生活、罪と律法とサタンから解放されて心が真に自由な生活
(ヨハネ8:31,32,34,36)
、愛によって働く生きた信仰生活
(ガラテヤ5:6)
です。
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主イエスは言われました、「
あなた方の義が律法学者やパリサイ人の義に勝るものでなければ、決して天国に入ることはできない。
」
(マタイ5:20)
。律法学者やパリサイ人の義とは、外面的な心の伴わない形だけの義(善行)のことです。私達の義なる生活が内面の信仰と愛と希望からわき出るものとなるために、私達は日々古き人(生来の生まれながらの自分)を十字架にかけ、キリストと共に日々よみがえって聖化され(きよめられ)つつある者として自分を聖霊の器として神に捧げてゆくのです
(ローマ12:1;同6:4,5;ルカ9:23)
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キリスト者は畑の中に隠されていた宝物をたまたま発見して大喜びして自分の全財産をはたいてその畑を買う人のようです
(マタイ
13:44)
。
その宝物とはイエス・キリストのことです。このキリストの中には知恵と知識の宝がいっさい隠されているのです
(コロサイ2:3)
。この知恵と知識の宝に比べたら他の宝はガラクタに過ぎないと使徒パウロは言っております
(ピリピ3:8)
。この宝は隠されているのでキリスト者は日々新しくこの宝を掘り起こして、そのすばらしさを再発見し、認識を深めて行くのです。そのために、旧約聖書の聖い動物たちのように、みことばを反すうし、ひずめの割れた砕けた悔いた心で祈りに励み、みことばを実践してゆくのです
(レビ記11章)
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聖書は一年間で一回旧新約全聖書を通読するのがキリスト者の標準です。
そのため、一日何章読んだら良いか計算して計画的に読んで行くのです。通読を何回か重ねた後は、旧約を律法の書、歴史書、預言書の各書群から一章づつ、新約を「福音書と使徒行伝」と「書簡と黙示録」から各一章計一日5章読めるようになれば理想的です。
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祈りは
、主の祈りの手本に従ってみ言葉の約束を土台にして、信仰をもって、感謝と賛美と共に捧げるのです。「
そこで、あなたがたに言うが、何でも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、その通りになる
。」
(マルコ11:24)
。祈りは聖書を読む時、祈りつつ読み、読んでは祈るのです。何分或いは何時間祈らねばならないという決まりはありません。ただし、主イエスご自身でさえ大きな叫びと涙とをもって祈りと願いを捧げられた(
ヘブル5:7,8)
とある通り、祈りは大事な恵みの手段にして、神に大胆に近づくのに不可欠な手段です
(エペソ3:12;1ヨハネ5:15)
。
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祈りは神に大胆に近づく手段である
と共に、サタンを撃退する手段でもあります
(ヤコブ4:7,8)
。祈りは神の祝福を得るためにヤコブのように神と格闘する場
(創世記32:24〜30)
であり、荒野でサタンの誘惑を受けそれを退けられた主イエスのように、みことばの両刃の剣でサタンを撃破する場でもあります
(マタイ4:1〜11)
。私達キリスト者の日々の戦いは、自分の欲望、この世の誘惑との戦いであると共にサタンとの戦いなのです。このことに気づかないキリスト者はすでにサタンの手の中に丸めこまれているのです
(1ペテロ5:8)
。
★「
ある人々のように、集会をやめたりしないで
、互いに励まし合い
」
(ヘブル10:25)
とあるように、礼拝や集会を守ることは自分自身の信仰の成長にとって重要です。洗礼を受けたことに満足して教会を離れる卒業信者と言われる人々がいますが、洗礼は卒業のしるしでなく、神の国への入国(入学)のしるしです。
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キリスト紀元2003年 6月 1日公開
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