天体望遠鏡用パーツのコーナー
極軸望遠鏡を覗く時は、窮屈な姿勢となり、いつも苦労していました。
そこで、Cマウントレンズを付けたDBK21AU618で極軸望遠鏡を
コリメート撮影する方法を試しました。
極軸望遠鏡は小さいので、焦点距離が短いCマウントレンズが必要です。
焦点距離25mmのレンズでは、中心部しか写せませんでした。
6mmのレンズだと、極軸望遠鏡の視野全体が写せる感じです。

極軸望遠鏡への取り付けは、アメリカンサイズの接眼部のリングや
Tリングのパーツに4mmネジを取り付けた物を使っています。
Cマウントレンズにアダプターを取り付けた状態です。
上記のCマウントレンズ+DBK21AU618をアトラクスの極軸望遠鏡に
取り付けて、極軸望遠鏡をコリメート撮影した結果です。
DBK21AU618のモニターに、極軸望遠鏡のレクチェルが表示されています。

この仕組を使えば、楽な姿勢で極軸合わせが可能です。

左の画像をクリックすれば大きな画像が表示されます。

ガイド・ファインダ8cm F4 ガイド用に使っていたMiniBORG60EDを撮影鏡筒に格上げしました。
替わりのガイドスコープとして、笠井のガイド・ファインダ8cm F4(f320mm)
入手しました。960gと軽量でF4と明るいので選びました。焦点距離が少し短いのが
気になりますが、R200SSの800mm直焦点撮影程度なら問題無しと判断しました。
ミニイメージシフトのパーツ このガイド鏡は、2インチのアイピースも使える構造なので、
それを利用して手持ちのパーツとアルミ板で軽くてコンパクトな
イメージシフトを作成しました。
年末年始の休暇中に時間を見つけてお手軽作成です。
BORGの“50.8→M57/60AD(品番7362)”と31.7mmのアイピース差込口を孔を
空けたアルミ板に嵌め込み、一方向にスライドさせるだけの簡単な構造です。
ミニイメージシフト1 パーツ全体をガイド鏡の2インチホルダー内で回転させながら
スライドさせれば視野全体をカバー出来ます。

なお、このガイド鏡の接眼部は、最も短くした状態で、DMK21AF04でピントが
合う状態だったので、ヘリコイドを10mmほど切断しました。

またヘリコイド部分に固定ネジが無く、ガイド中にDFKとケーブルの重みや
張りで回転したので、固定用のネジも追加しました。
下の画像は、実際に使ったあと改良した姿です。
寒い遠征先では、止めネジが短くて回し難かったので、長いネジに交換しました。
これでほぼ完成です。
ミニイメージシフト2 ミニイメージシフト3

バリクロスフィルター 接続を考慮し52mmのバリクロスフィルターを購入しました。

バリクロスフィルターは、2枚のクロスフィルタをそれぞれ自由に
回転させることが可能な構造になっており、クロス模様をの
角度を自由に変えられるものです。

バリクロスフィルターの枠に、クロスフィルターの代わりに
1度と2度の2枚のウエッジプリズムをセットするのです。

2枚のウェッジプリズムの角度を変更する事で、1度から3度まで
角度を無段階に変えられるので、惑星の高度変化への微妙な調整が
可能です。

また2枚同時に回転させることで、色ズレ方向の調整も容易です。
ニュートン反射望遠鏡では、鏡筒の方向や、接眼部の向きで
地平線の方向が一定では無いので、ウェッジプリズムの頂角の
方向をその都度変更する必要があるのです。
分解したバリクロスフィルター バリクロスフィルターの回転部は単純な嵌め込みなので、
接続部を引き剥がすとバラバラに分解できるので、分解して
クロスフィルターを外します。
ウエッジプリズム クロスフィルターの代わりに、フィルターと同じサイズ
(外形50mm 厚み2mm)の黒いプラ板を2枚購入し、25.4mmの孔を
開け、その孔に、ウェッジプリズムを嵌め込みし、それを
バリクロスフィルター枠にセットし、再度組み立てます。
可変ウエッジプリズムのパーツ 拡大光学系への組み込みは、BORGのM36.4-M57/60AD(品番7362)と
M57-M36.4AD(品番7364)
を使用しました。

M57-M36.4ADには52mmのフィルターネジが切ってあるので、そこに
バリクロスフィルターをセットします。
36.4mmのネジにアイピースホルダーを取り付け、そこにDFK21AF04を
差し込みます。

M36.4-M57/60ADには、アイピースの差し込みノズルを付けてます。

最初、アイピースホルダーと差し込みノズルとアルミの
チャンネル材との干渉を計算に入れずにネジを切ったので、余計な
ネジ孔が空いています。
組み立てた可変ウエッジプリズム バリクロスフィルターは、回転部分がフリーなので、単独では
拡大光学系の間に入れる事はできません。
カメラの重さで接続部分が緩んで分解してしまいます。
その為、M57-M36.4ADとM36.4-M57/60ADにアルミのチャンネル材を
M4のネジで接続しました
拡大光学系に組み込んだ可変ウエッジプリズム 完成した可変ウエッジプリズムを接眼部とカメラの間にセットした
状態です。

可変ウエッジプリズムの取り付けですが、
バローレンズ−可変ウエッジプリズム−フィリップミラー−カメラ
とすると、プリズムの効果が出過ぎて微調整が困難でした。

それで、フィリップミラー−バローレンズ−可変ウエッジプリズム
の順番に変更しました。
これなら、プリズムとカメラの距離が近くなり微調整が可能です。

バローレンズがフィリップミラーの後のなる為、導入と確認用側
にも2倍のバローレンズを入れ、またアイピースアダプターを使い
同焦点化しました。
その為、導入と確認用側もかなり長めになってしまいました。
望遠鏡に取り付けた状態 拡大系を望遠鏡に取り付け状態です。やっと完成です。
2009年9月の木星画像は、この形で撮影しています。

ガイドミスが多発しており、悩んでいました。
その様な折り、車で20分程度の同じ区内にお住まいの
ベテラン天文マニアの方からお誘いの連絡を受けました。
ご近所なので、お邪魔し、色々とアドバイスを頂いた上、
パーツや機材を頂いたり、お借りする事ができました。

その方は、主に、C11とST2000XCMを使ってご自宅で
素晴らしい天体画像を撮影されています。

その方から頂いたガイドミスの主な原因は、
・MiniBORGのヘリコロイドのガタ
・種鏡バンドの歪み等による主鏡とガイド鏡のズレ
 (ガイド鏡が並列マウントだと発生し易い)
・ガイド鏡のアリミゾの固定が弱い
でした。

安価なMiniBORGのヘリコロイドは確かにガタがあったので
外した所、ガイドミスは多少軽減しました。
次は、並列マウントの欠点を改善する為、主鏡のバンドの
上にガイド鏡を乗せる方式(親亀小亀方式)に変更しました。

この親亀小亀方式では、微動マウントを使うと背が高くなり
バランスが取り難くなるので、微動マウントは諦めました。
微動マウントを諦める代わりに、ガイド可能なガイド星を
導入する為に、ガイド鏡の向きを変更できるように、3点
ネジで固定しました。
また、ネジにはバネを付けて、ガイド鏡の方向調整が容易に
出来るように工夫しました。

3点ネジで固定すれば、ガイド鏡はほとんど動きません。
この方法は、上記のベテランさんが行われている方法であり
ベテランさんもこの方式に代えてからガイドミスが無くなった
そうです。
このガイド鏡のマウントをGINJI200Nに取り付けた姿です。

更に、ガイド用のカメラを今までのToUcam Proから高感度の
モノクロCCDのATK-1HSに変更しました。

薄モヤがあり空の透明度が悪い状態でしたが、5月9日の夜に
オートガイドのテストを行った結果、ATK-1HSを使うと、
GuideWalkでも8.5等星でガイドができました。
空の状態が良ければ、9等星でのガイドも出来そうです。
9等星でガイドが出来れば、3点ネジの微調整でもガイド星の
導入は容易に出来そうです。

ガイド星の導入を更に容易に出来るイメージシフト装置の
入手を検討中です。
また、資金が貯まったら、鏡筒バンドを頑丈なタカハシ製等を
購入することも考えています。

9日のガイドテスト結果は、15分露出でも星は流れず、丸く
写りました。

夜間の天体撮影には手元を照らすヘッドライトは必需品です。
今は、明るく電池が長持ちするLEDが主流になっています。

ただ、通常のヘッドライトは、白色光なので、真っ暗な
場所では眩し過ぎ、暗闇で折角開いた瞳孔が縮小すろので、
暗い星が見えなくなります。
また、周囲の人にも迷惑をかけます。

目は赤い光にに感度が低いので、天体撮影時のヘッドライトは
赤い光を使います。
赤い光にするには、LEDを赤色LEDに交換するか、
ヘッドライトの前に赤いセロハンを貼ります。

私も以前は、赤いセロハンを貼り付けていましたが、
破れ易いので、度々貼り直していました。

それを改善する為に、薄い赤いセルロイド板とボール紙で
ヘッドライトキャップを作りました。

キャップ式だと、天体観測中は、このキャップを付け、
暗闇を歩く時などは、キャップを外せば、明るくなるので
結構便利です。

金星を330nm〜400nmの近紫外線で撮影すると、金星の雲の模様が
写ります。
その金星の近紫外線撮影に関して、整理してみました。

近紫外線は、人間の目では感じられず、またデジカメや
カラーWebCamに使われているカラーCCDでもほとんど感度が
ありません。

人間の目で感じられる光の波長は、おおそよ400nm〜700nmです。
400nm付近の短い波長は紫色、700nm付近の長い波長は赤色に
感じます。最も感度が高いのは550nm前後の緑色です。
近紫外線を撮影するには、その波長域に多少は感度がある
モノクロCCDを使う必要があります。
その為、金星の近紫外線撮影には、モノクロCCDのWebCam、
ATK-1HSを使っています。

また、近紫外線だけを撮影するには、400nm以上の可視光を
遮断しなければなりません。
その為には可視光を遮断する近紫外線透過フィルタを使います。

左の画像の中央に写っている黒い四角い物が、
五鈴精工硝子株式会社製の近紫外線フィルターIUV-365です。
左の画像は、ATK-1HSの感度曲線です。
400nm以下が記載されていませんが、モノクロCCDより感度が
高いと思われます。
目に感じない近紫外線だけを透過させるので、太陽に向けても
何も見えません。
左の画像が、IUV-365の透過曲線です。
670nm〜700nm付近に僅かな漏れがありますが、影響は少ないと
思われます。
IUV-365は、厚みが5mmもあり四角いけど、高橋製作所の
フィルタボックスがうまく使えました。
左の画像が、IUV-365を入れたフィルタボックスとATK-1HSを
接続した状態です。

IUV-365の赤外線漏れが心配だったので、TVのリモコンの赤外線が透過するか確認してみました。
ATK-1HSに短焦点のレンズを付けて、TVのリモコンの赤外線を照射して確認した結果、赤外線漏れはほとんど無いことが確認できました。

部屋の照明を付けてリモコンの赤外線を撮影した画像です。 部屋を暗くして同様にリモコンの赤外線を撮影した画像です。 IUV-365をリモコンとATK-1HSの間に置いた状態です。

アトラクスのバランスウェイトは、5kgが2個だけなので、融通が
利かない欠点がありました。

軽いMiniBORGやカメラレンズで撮影するには、バランスウェイト
シャフトを最も短くしても5kgのウェイトでは重過ぎてバランスが
取れませんでした。

また重たいGINJI200Nにガイドスコープをつけると、5kgのウエイト
1個では若干不足なので、2個付けてシャフトを短くしていました。

少し軽いバランスウェイトが無いか探しましたが見つかりません。
アトラクスのバランスウェイトシャフト径は25mmなので、シャフト径が
20mmのGPDのウェイトは使えません。

そこで、思いついたのが、ウェイトリフティングのバーベルです。

バーベルの軸径の標準は28mmなので、使えると判断し、2.5kgの
バーベルを1枚購入しました。

バーベルの固定は、ウェイトシャフト用の雲台を転用しました。

左の画像は、GINJI200N+ガイドスコープ用の 5kg+2.5kg です。
MiniBORGやカメラレンズだけの場合は、2.5kg1個でバランスが
取れます。

ウェイト落下防止用のストッパーの外形が32mmなので、軸径28mmの
バーベルを単独で使用できます。

ガイドシステムの改良−1 ガイドスコープの取り付けの改造を進めています。
R200SSのガイドでは、誠報社のプレートではバランスが取り難いので
けーたろさんの特注プレートに変えました。
このプレートだと、主鏡とガイド鏡のバランスを取るのが容易です。

また、誠報社の微動マウントは、ガイド星を導入するには、両手で
固定ネジを操作しなければならず、さらにX−Y軸別に操作が必要
なので効率が悪いく、毎回苦労していました。

そこで、K-ASTECさん65SYSTEM を入手しました。
65SYSTEMだと、ガイドスコープを片手で自由に動かす事が可能で
ガイド星の導入がかなり楽になりそうです。
また、クランプで簡単に固定できるので、ガイド精度も高くなりそう
です。
ガイドシステムの改良−2 ガイドスコープも専用のアリガタに変更し、取り付けが容易になり、
またしっかり固定できるので、ガイド精度も向上しそうです。

またガイド星を探す為のアイピースを広角の物に変更する事で、
ファインダが不要になり、重量軽減ができました。
ガイドシステムの改良−3 その広角アイピースです。
焦点距離は20mm、見かけの視野が70度です。
それに、0.75倍のレジューサを付けたので、実視野は、5.3度と
ファインダー並みの視野です。

旧タイプのR200SSの接眼部 R200SSの直焦点撮影での課題は、オートガイドとピント合わせでした。
オートガイドはGuideWarkで何とかなりそうな感じなので、残るは
ピント合わせです。
マイクロメーターにも挑戦しましたが、手先が不器用な私には、
ラック&ピニオンの微妙な操作が課題でした。
新タイプのR200SSの接眼部 協栄産業 から ビクセン用減速微動装置 が発売されているのを知り、
購入しました。

しかし、その微動装置は、現行のSX用R200SSのピニオン軸用で、
旧式のR200SSのピニオン軸は取付ける事ができませんでした。

そこで、ビクセンから、SX用のピニオン軸だけを入手して交換しました。
マイクロフォーカサーその1 SX用のピニオン軸に協栄産業の減速微動装置を取付けた状態です。
マイクロフォーカサーその2 協栄産業の減速微動装置には、目盛りもついているので、ピント
合わせの時に、少しづつ動かして位置を記録しながら試し撮りを
行いなえば、最適な位置を見つけ易くなると思います。

DCカーバッテリーアダプターDCV1500
DCカーバッテリーアダプターDCV1500
一眼レフデジタルカメラの外部電源として効率の良いDC-DC変換器
DCカーバッテリーアダプターDCV1500”を入手しました。

2007年末のTeamBLSの忘年会でSaturn-WEBさんから紹介され、
購入したものです。

デジカメは、自宅のベランダでも使いたいので、ACアダプターの
コードの途中にプラグとジャックを追加して、AC電源とDC電源の
両方で使える様に細工を加えました。
AC電源とDC電源の両方で使える細工
AC電源とDC電源の両方で使う細工


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AGS-1BとGuideWalk
ベランダ赤道儀として使っている旧アトラクスのオートガイド
システムが揃いました。

星仲間の皆さんからのアドバイスを参考にして、K-ASTECさんから
入手した旧アトラクス用のコントローラAGS-1B と
オートガイダーの開発者から入手したGuideWalkを以下の様に
接続しました。
ガイドスコープ−ToUcam−PC−GuideWalk−AGS-1B−旧アトラクス

AGS-1BとPCを別のUSBケーブルで繋ぎ、星図ソフトSuperStarIVを
使えば、自動導入も可能です。

なお、GuideWalkは、AGS1Bの代わりにSS2000PCを使えばGPDの
オートガイドにも使えます。
(接続ケーブルは変更要)

日本製のGuideWalkは、今まで使っていたGuidemaster等と異なり
完全な日本語表示で判り易く、また操作も非常に簡単で便利な
オートガイダーだと感じました。

AGS-1B、GuideWalk、SuperStarIVは全て
“デジタルアストロショップ趣味人”にて販売されています。

これで、旧アトラクス+GINJI200Nで、星雲・星団や銀河の
拡大撮影ができそうです。

最初の画像で、右端の黒いボックスがGuideWalkです。
AGS-1Bの右隣がAGS-1Bの手動コントローラです。
手動コントローラも使い易いです。

参考に、GuideWalkのガイド中とキャリブレーションの
モニター表示画像も載せておきます。
GuideWalkのガイド中の表示
GuideWalkのキャリブレーション表示


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液晶表示付きWEBカメラガイド基板USBバージョン ようこそくわなの星空へ」さんから「液晶表示付きWEBカメラ
ガイド基板USBバージョン
」を購入しました。

現在ガイドは、PCに導入したオートガイドソフトのGuideMasterを
使っています。

スカイセンサー2000PCとPCの接続は、SS2000PCのRS232C端子経由
ですがこの端子は、オートガイドには不向きのとの情報がありました。

このガイド基盤は、本来ガイド用に設けられているのSS2000PCの
ガイド端子とPCの間に設置する物です。

専用のドライバーをネットでダウンロードしてPCに導入後、
この基盤とPCをUSBケーブルで接続すれば、使用できます。
基盤に付属しているボタンを押しながらPCと接続すると、LX200と
Temmaの切り替えが可能です。

なお、オートガイドソフトの設定で、USBのCOMポート番号の指定が
必要なので、PCのデバイスマネジャーでの確認が必要です。

購入したのは、基盤だけなので、収納ケース用にスーパーで小さな
タッパを購入しました。
液晶表示付きWEBカメラガイド基板USBバージョン このガイド基板を、PCのUSB端子とスカイセンサー2000PCのガイド端子
の間に設置したのが、左の画像です。、

SS2000PCのRS232C端子を利用すれば、ステラナビゲータ等を使った
自動導入やPCからの赤道儀のコントロールも可能です。


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40年以上昔に亡父が使っていた国産の双眼鏡です。
機種名かメーカー名かは不明ですが、JAYSONという刻印があります。
口径 :30mm
倍率 :8倍
実視野:7.5度
天文を再開するまで、愛用していた亡父の形見です。
口径は小さく、少し重めですが、視野が広いので使い易い双眼鏡です。
以前、笠井トレーディングが輸入していたロシア製の双眼鏡です。
製品名は「HC-Bino8x40EW」で、
口径 :40mm
倍率 :8倍
実視野:9.5度
と視野が広いのが特徴で、コントラストは結構良い感じです。
位置が不確かな彗星や星雲・星団を探したり、
星空をボンヤリと掃天するのに便利です。
オリンパスのDPSです。
口径 :50mm
倍率 :10倍
実視野:6.7度
安価な双眼鏡ですが、倍率の割に視野が広く、扱い易い双眼鏡です。
気軽に、掃天する時に愛用しています。
ビクセンの大型の双眼鏡です。
口径 :80mm
倍率 :20倍
実視野:3.5度
私が保有している双眼鏡の中では一番口径が大きい物です。
重たいので、三脚が必要です。
口径が大きいので、暗い星雲・星団や彗星を見るのに最適です。
天体撮影中で、長時間露出中に、星雲・星団を眺めて楽しんでいます。


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DFK21AF04で惑星を撮影する時に、
フリップミラーを使うと導入が楽になります。
しかし、ニュートン反射では、拡大系の前に
フィリップミラーを入れると合焦は無理です。
逆にバローレンズの後にフリップミラーを
入れると拡大率が大きく成り過ぎます。

そこで、バローレンズのレンズ部分をフリップミラーに
直接接続してレンズとカメラの距離を短くできるパーツを
友人にお願いして作ってもらいました。

このジュラルミン製のパーツを使うと拡大率が丁度良い
5倍に収まり、惑星の導入も楽になり大成功です。
これで惑星撮影の効率も上がりそうです。


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フリップミラー Astrosnapでのガイドに使っているToUcamProのCCDは小さいので
画角が狭く、ガイド星を導入するには、まず、アイピースで対象の
恒星を視野の中央に導入してから、アイピースとToUcamProを交換
していました。その時、ガイドスコープが動いたりピントがずれたりで、
上手く導入できない時もあり、結構苦労していました。

そこで、VIXENのフリップミラーを使って光路を切り替えることに
しました。
ただ、VIXENのフリップミラーの望遠鏡側は、50.8mm差し込み式なので、
そのままでは、ガイドスコープの焦点距離を伸ばす為に使っている
アメリカンサイズの2倍バローに取り付けられません。

その為、50.8mm差し込み部分を改造して31.7mmの差込口に変更し、
2倍バローに取り付けられる様に改造しました。
オリジナルの31.7mm径スリーブも長過ぎたので重量軽減も兼ねて、
短い物替えました。
この組み合わせだと、拡大率が約4倍になるので、ガイド鏡に焦点距離は
約1,400mmになります。(ガイド鏡は、f350mmのミニボーグ60EDです)

画像をクリックして頂ければ大きな画像が開きます。
フリップミラーを付けたガイドスコープ ミニボーグ60EDに2倍バローレンズとフリップミラーを取り付けた
全体像です。結構長くなるので、振動や撓みが心配なので今後テストを
して結果を確認する予定です。

こちらの画像もクリックして頂ければ大きな画像が開きます。


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ロングウェートシャフト

標準のウェートシャフト
ビクセンのWEB SHOPでロングウェートシャフトが発売されていたので、購入してみました。
今までの標準シャフトだとMiniBORGのガイド鏡とカメラを着けた状態では、5kg+3.7kgでバランスしていましたが、
購入したロングシャフトなら5kg1個で足りそうです。なお、5kg1個だと若干、鏡筒側が重いので、3.7kg+1.9kgと
すれば、バランスウェート側を重く出来ます。赤道儀への荷重軽減になりますが、長い分振動も気になるので、
少し使って様子を見たいと思っています。


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VIXENのMC90Lのガイドシステムですが、正直言って、一度も
成功しませんでした。最初はMC90Lが重いので、各部の締め付けが
緩く、完全に固定されていないのかと思いましたが、ペンチ等を
使い、目一杯固定しても、主鏡とガイドスコープの向きがにズレが
生じます。それでMC90Lのミラーシフトを疑い、ガイドスコープを
替える事にしました。

今回は、赤道儀への負荷軽減を考慮し、軽いminiBORG60EDにしました。
敢えてEDを選んだのは、ガイドスコープにだけで使うのでは無く、
星雲なのどの撮影にも使いたいと考えた為です。

右の画像は60EDをセットした状態です。60EDは軽いので赤道儀への
負荷は、ほとんど無い感じです。実際の撮影は行っていませんが、
ガイドのテスト結果は、問題無い状態でした。

なお、ガイドスコープを取り付けるマルチプレートの取り付け方法も
変更し、赤道儀への取り付けも簡単になりました。
また、微動雲台も誠報社製から操作性の良いVIXEN製に変えたので、
軽くなりました。


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今までのガイド鏡は、、Vixenのガイドスコープ60Sでした。
このガイド鏡は、焦点距離が420mmと短く、2倍のバローレンズを
付けても840mmで、主鏡の800mm直焦点撮影には、短すぎる気が
していました。
そこで、VIXENのMC90L(カタディオプトリック式小型反射望遠鏡
口径90mm f1200mm)に変更しました。

またガイド鏡の取り付けは、ウエイト軸にカメラアダプターを
使って取り付けていました。この方法だと、積載荷重面で赤道儀
への負荷が軽減できるメリットがある反面、ウエイト軸の撓み、
回転や揺れなどでガイド精度低下の可能性が高くなるのと、ガイド
星導入時に無理な体勢となり、行い難い弊害がありました。
そこで、ガイド鏡の取り付けも誠報社オリジナルのスライディング
プレートと微動装置に変更しました。

このガイドシステムは9月2日の天城山での撮影から使い始めました
が、ガイド星の導入も楽になり、ガイド精度も向上した感じです。
今後は、このガイドシステムでドンドン撮影して行きたいと思って
います。
MC90Lのガイドシステム
この新しいガイドシステムでは1点だけ、赤道儀の積載荷重が増加
する欠点があるので気になります。その為、赤道儀への負荷を少し
でも軽減する為に僅かな事ですが工夫をしました。
一つは、不動点からの主鏡の高さを極力下げる為に、誠報社の指定
方法ではなく、アリミゾプレートとスライディングプレートの接続
を逆にしました。
アリミゾプレートの取り付け方
もう一つの工夫は、バランスウェートを 3.7kg+5kgにした事です。
このウエイトでも MC90Lとスライドプレートを付けて、一眼レフ
デジカメを取り付けると 3.7kg+3.7kg+1.9kgが必要になり、
3.7kgを追加購入する必要がありました。
しかし、この5kgのウェイトなら、重心が下がりモーメントの関係で
3.7kg+1.9kgとほぼ同じバランスになり、ウェイト重量を600g軽減
できるので、赤道儀への負担を軽減できます。
それで、3.7kgの代わりに5kgを購入しました。

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ビクセンのスカイセンサー2000PCです。
既に製造中止になっていますが、天体の
自動導入コントローラと高速モーターの
セットです。
自動導入速度は最高で恒星時の約1200倍
です。メシエ、NGC、IC、SAO等の星雲・
星団や惑星等1万個以上の天体が記憶され
ています。
オートガイダー機能もある上に、彗星や
人口衛星の追尾も可能な物です。

ファインダーで確認できない様な暗い
天体の導入に威力を発揮します。

操作は一見複雑そうですが、慣れると
結構簡単です。

天体の自動導入を行う時には、望遠鏡の
搭載バランスに注意が必要な感じです。

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京都にある国際光器(株)から購入した
VIXEN用のJMIモトフォーカス装置です。

ピント合せを電動モータで行えるので、
比較的にスムーズにピント合せが可能で、
惑星撮影で強拡大が必要な時に便利です。

モータのスピードは可変なので、高速で
ラフにピントを合わせその後スピードを
遅くして正確に合わせる事ができます。

また、延長コードを使えば、遠隔操作も
可能なのでパソコンを使った撮影時には
望遠鏡から離れた撮影が可能で、振動
防止や寒さ対策等で威力を発揮します。

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atik-instruments製のWeb-Cam
カメラ ATK-2C です。ATK-2Cは、
K3CCDというソフトを使うと1秒以上
無制限の長時間露出でAVIファイルの
動画を撮影できます。
そのAVIファイルをRegistaxでスタック
してBMPファイルに変換できるので、
ToUcam Pro同様に惑星や衛星の撮影には
もってこいです。

惑星の撮影用にメインで使っている
ToUcam Pro は最長露出時間は0.2秒で、
長時間の露出が必要な天王星、海王星、
木星や土星の衛星、金星の紫外線や
火星の短波長光撮影が難しいので、
それを補完する目的で入手しました。

長時間露出で撮影するにはパソコンと
パラレル接続が必要な為、パラレル
ポートが無い現在のノートパソコンでは
使えないのが難点です。

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Philips社のToUcam Proです。
WebCamと呼ばれる安価なCCDビデオ
カメラで、本体には録画機能はなく、
USBインターフェイスでパソコンに
接続して使用します。
パソコンからカメラの制御を行い、
AVI形式の動画ファイルがパソコンの
ハードディスクに記録されます。
ToUcam Proの望遠鏡への接続の改造
は、非常に簡単です。
右の画像は望遠鏡に接続した状態です。
軽くて望遠鏡への負荷も少なく扱いも
容易だと感じました。

改造の説明のページ

31.7mmアダプター接続改造

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@
Vixen望遠鏡のアメリカンサイズ
接眼部の中央リング(右の画像の
矢印部分)のネジが、カシオ
QV-8000SX レンズ部のネジ
(φ43mm P1mm)と同じなので
その部品を使う事にしました。

協栄産業で800円で購入
A
上記のリングに4mmのネジを
3ヶ所切り、ビスを取り付ける。
リングの材質はアルミダイキャス
トなので、穴あけやねじ切りは
割と簡単に出来ました。
B
VixenのLVアイピースのゴム製の
目当てを外すと上記のリングに
取り付ける事が可能になります。

ゴムの目当てを外す事で、アイ
ピースをデジカメのレンズにぎり
ぎりまで近づける事が出来る様に
なり、コリメート撮影に有利と
なります。
B
右の画像が、作成したアダプター
でQV-8000SXとアイピースを接続
したところです。後はアイピース
を望遠鏡の接眼部に付ければOK
です。

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NECの35万画素のコンパクト
デジカメPICONAを改造した、CCD
カメラです。
改造内容は、以下の通りです。
・レンズの取り外し
・リングに接続用にカメラレンズ
 後キャップの取り付け

レリーズ取り付け器具の作成
改造PICONAをガイドスコープ
(D60mm f420mm)に取り付けた姿
です。VIXENのNSTアダプター36.4
の部品とTリングを使って接続
します。
改造PICONAをVIXENの反射望遠鏡
に取り付けた姿です。VIXENのNST
アダプター43とTリングを使って
接続します。

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太陽観察用の減光装置です。
装置と言っても、ボール紙で
望遠鏡の蓋を作り口径80mmの穴を
開け、ND400フィルター2枚を
セットしただけの簡単な物です。
右側にある小さな物は、サン
グラスを取り付けたファインダー
用の物です。
ND400のサイズは80mmです。
ガイドスコープ用には、ボール紙
で作った対物レンズキャップに
ND400フィルター2枚をセットした
物を使います。

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ピント合わせが難しい望遠鏡の
直焦点撮影時のピント合わせに便利
な道具です。ボール紙で作った
望遠鏡の蓋に、大き目の穴
(口径200mmの望遠鏡で直径80mm)
を2個明けただけですが、これを
望遠鏡にセットして明るい恒星を見
ると、ピントが合っていないに時は
恒星の像が2つに分かれます。
恒星像を一つに合わせれば、ピント
が合います。

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カシオのデジカメQV-3500EXで
コリメート撮影をする時に使います。
QV-3500EXは、電源をいれた時や
ズームの時にレンズが出入りする
タイプなので、望遠鏡の接続に
フィルターネジは使えません。
Meadeのアダプターは、そのままでは
サイズが合わないので、少し加工して
あります。デジカメを乗せる台と
アイピースを取り付けるリング部分
との間隔を大きくしてあります。
オリジナルの2mmの接続ネジだと
強度に心配なので、M3のネジを切り
直して3mmのネジとワッシャーを
使って、間隔を広げました。(下図の
赤矢印の所です)
MeadeのADとQV-3500EX

MeadeのAD改造

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カシオのデジカメQV-3500EXで
コリメート撮影をする時に使います。
カシオのコンバージョンレンズアダプタ
と58mmのカメラレンズフードを組み合わ
せて、レンズフードにM5のネジを3
個所開け、ネジを付けます。

VIXENのLVW等の大型アイピースにも接続
可能です。
右の画像は、LVW22mmに接続した状態
です。

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from 2004.12.01