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ようこそ! こちらは『YKF(YosemiteIM 強化ファイル)』の サポートページです。



 

【 YKFとは?(リリース2) 】

一言で言うと、
旧作『ことえり強化パッチ/ファイルズ(KKP/KKF)』の
Yosemite版です。(^_^;

OS X 10.10 Yosemite では、
搭載されている純正の日本語IM(入力ソフト/Input Method)(*)は
従来の『ことえり』とは 根本的に異なり、
iPhoneなどとの共通性を優先したものに設計し直されています。
(* 以下、YosemiteIMと呼ぶことにします)

とはいえ、もちろん、使い勝手などは
従来の『ことえり』(バージョン4.4)を引き継いでおり、
外見上も、そのソフトの作り方も、大幅には変わってはいません。

逆にいうと、『ことえり』で手を付けられていなかった部分に関しては、
やはり変わっていない部分もいくつかあるわけで、
(かなりの部分は改善が図られていますが)
やはり、私のような人間にとっては、
どうしても付け足したいとか、修正したいと思うところが
いくつか出てきてしまいました。(^.^;;;

そこで、今までの『KKP/KKF』の発想を引き継ぎ、
便利と思われる設定を追加・強化し、
また、可能であるにもかかわらず
設定されていない機能などを設定したり修正を加えたりしたものが
YKFなわけです。(^.^;;;

具体的には、
(1)モード変更なし&変換操作なしで全角英数字が入力できるようになる
   かな入力/ローマ字入力にかかわらず、
   optionキーを併用することによって全角英数字が入力できます。
(2)使いにくいショートカットが 使いやすくなる
  ・可能な範囲で、ATOKなどの使いやすい設定を採用。
  ・JISキーボードの かな/英数キーを使った機能設定を追加。
  ・MacBook等での文字入力にも配慮。
(3)入力しにくい記号類が1ストロークで打てる。
   いちいち記号の読みを長々と打つのではなく、
   option+controlを使うだけで 48種類もの記号類が、
   シフトを使えば さらに倍の数の記号類が
   簡単に入力できるようになります。


【 解説 】

(1)モード変更なし&変換なしで 英字入力

   これは何がいいかというと、一般に かな入力では、
   英数字や記号類の入力が面倒だと思われていますが、
   Macのキーボードにある optionキーを併用して、
   かなモードのままで 英数字や記号類が入力できるようになります。
   (元々 optionキーは 英字の記号類を入力するためのキーです)
   (※このため、optionキーを併用した機能キー設定は使用できなくなります)

   もちろん、shiftキーも併用できますので、
   よく使われるカッコやハテナマークなどの記号類も、
   簡単に入力できるようになります。
   (というか、記号類に関しては、デフォルトの状態でも入力可能)

   さらにまた、そのようにして入力された英字や記号類は、
   変換中の状態であれば、“読み”として使える(*)ので、
   拙作『MadDic1(J/E)』『MadDic0』等によって、
   頭文字入力/短縮入力等が可能になります。
   ( ⇒ 英字入力に関するページ
   (* YosemiteIMからは 一部 使えないものも出てきてしまいました)


(2)機能キー設定の追加&変更

   Yosemiteで導入された日本語IMからは、
   その他の多くのIMのように、
   文字入力の状態/変換の状態によって
   個別に機能キーの設定を変えることが
   できるようになりました。

   そこで、デフォルトの設定で採用されていないものの中で、
   私があったほうがいいのではないかと思われるものを
   いくつか追加して設定しています。(^.^;;;

   例えば、これまでは、
   変換操作後の[delete]には、
   1文字削除(後退)が 設定されていました。

   これはこれで便利なこともあるのですが、
   やはり、ATOKなどで古くから採用されているように、
   可能であれば、変換の取り消しになったほうが
   便利=つぶしがきくことが多いので、
   そのようになるような設定に直しました。(^_^;
   (なお、従来の設定通りのものは option+deleteに設定してあります)

   それから、かつての『KKP/KKF』で
   私が個人的に気に入っている便利な設定として、
   [fn]+[delete]で入力される 「del(1文字削除〈前進〉)」を
   変換後の「clear」の代わりに使う
   という設定も追加しました。(^_^;
   (ノート型のマシンを使っている時には便利です)

   また、shift+[英数]で “全角英字モード” に なるという設定も
   相変わらず 設定されていないので、
   それも追加してあります。(^_^;

   なお、残念なことに、YosemiteIMからは、
   従来あった「読みの再入力」が なくなってしまったため、
   それに関するバリエーションも設定できなくなりました。(≡_≡;;;

   リリース2での特筆事項としては、
   推測候補の選択の仕方を大幅に?変えました。(^_^;;;
   というか、旧来のパソコンの仕様に戻しました。
   なぜかというと、確かに推測候補が出ている状態で
   [↓]を押して候補を選べるのは便利なのですが、
   その反面、文字を打ち間違えた時に、
   一度 変換状態を解除しないといけなくなってしまうからです。
   (これについては人の好みの問題もあるでしょうけど)
   (※なお、Windows風のキー設定は そのようになっています)

   ただそのままだと文字入力の使い勝手/入力効率に
   大きなロスが出てしまうので、その対策として、
   control+[↓]で 推測候補の筆頭を確定
   control+[↑]で 推測候補の次点(最後尾)を確定
   という機能を付けることにしました。(^_^;;;

   これは、このやり方に慣れると、
   従来のもの以上に?スマホの文字入力に近くなるので
   とても便利なのではないかと思います。(^-^)
   (※従来からある tabキーでの選択も可能です)

   それから、従来からの懸案事項である
   「候補ウィンドウで候補を選択したあとに
    ただちに確定せず、単にウィンドウが消えるだけ」
   という意味のない設定も見直し、
   MS-IMEなどと同様に、
   「候補を選んだ時点でただちに確定する
   という方式に変えることにしました。(^_^;;;

   また同様な観点から、文字種変換の際の設定でも、
   ただちに確定するという設定を追加しました。

   どういうことかというと、デフォルトの設定では
   文字種を変換した場合も 漢字変換の場合と同じく、
   変換中の状態のままになっていますが、
   これを、ただちに確定するような設定を作りました。

   というか、これは、元々KKPでも
   文字種変換操作のバリエーションとしてあったものですが、
   option+スペースバーで カタカナに変換&確定
   shift+スペースバーで ひらがなに変換&確定
   が設定されています。(^_^;
   (ただし、shift+スペースバーは、候補選択時は
    選択の逆送りになります〈デフォルトと同〉)

   また、control+スペースバーには、
   文字未入力時(文字入力前)には 再変換の設定 が、
   推測候補表示時には 筆頭候補の確定が、
   それ以外の時には ひらがなに変換&確定が
   設定されています。(^_^;

   あと、ささやかな追加としては、
   control+[→][←]で 候補ウィンドウの送り/戻し
   を追加しました。
   これと並行して[end][home]の設定も、
   候補ウィンドウが出ている時は そうなるようにしました。
   これは、ノート型では
    fn+[→][←]に対応しているからです。

   その他のものに関しては、
   いたずらに変えたり増やしたりするのではなく、
   今後の試運転と、みなさまからの要望によって、
   少しずつ変えたり増やしていく予定です。(^.^;;;


(3)
option+control(+shift)で 記号入力

   これに関しては、
   旧作『KKP/KKF』の設定を踏襲しながらも、
   今回からは JISキーボードに特化した設定にしています。(^.^;;;

   なぜかというと、YosemiteIMのキー設定ファイルそのものが
   JISキーボードに かなり擦り寄った仕様になっているから
   ということと、
   私の現在の使用環境では、もはや
   USキーボードでの確認ができなくなっているため
   そのようにさせていただきました。(^.^;;;

   とはいえ、JISキーボード自体の文字設定も
   かなりヘンテコリンな部分が多く、
   あまりそれを意識しすぎるのも イヤというか 無理があるので、
   こちらのほうで ある程度 斟酌して(笑)
   設定を決めています。(^0^;;;

   このため現在でもまだ仕様を決めかねているのが
   [0](と[_]もかな?)キーに関する設定です。(^.^;;;

   これに関しては、現在、暫定的に2重配置にしているので、
   今後変更される可能性があります。(^.^;;;

   仕様は以下の通りです。(赤字&青字の部分)

YKF_kigou_layout

   図 基本仕様

   簡単に解説というか、あらかじめお断りしておくと、
   まず、ギリシャ文字の配置に関しては、これは、
   ギリシャ語のキーボード配列と同じ並びにしてあります。(^_^;

   ただし、YosemiteIMのバグというか仕様というか、
   [B]と[F]だけには 文字が設定できないため、
   現状では完全なものになっていません。(=_=#;;;
   (私の設定の仕方が悪いせいではないと思う...^^;;;)
   (どうやら controlキーとカーソル移動に関係があるらしい?)
   (よりによって「β」と「Φ」が 打てないなんて...)

   同様に、以前から『KKP/KKF』で設定してきた
   カーソル移動キーを使った矢印記号の入力に関しても、
   文字が設定できなくなっているので、
   その代わりに、ギリシャ文字で使われない、
   [Q]と[W]に「←」と「→」を、
   そのシフト側に「↑」と「↓」を 設定しています。(^_^;

   これらは暫定的な意味合いが強いので、
   今後IMの仕様が変わった時点で見直しするつもりでいます。
   ご了承ください。

   また、YosemiteIMからは、
   文字設定とキー設定のファイルが統合化されて
   記述や変更がしやすくなっているため、
   本来であれば設定のできない[0]や[_]のシフト側にも
   記号を設定することができるようになりました。(^_^;

   これを利用して、現在、
   shift+option+[0]には「☻」が、
   shift+option+[_]には「♪」が
   出るように設定してあります。(^_^;

   これらは、iPhoneなどとの連携が強化されたMacで、
   それらで使われることの多い文字を楽に打てるようにしたもので、
   例えば「☻」は 再変換すると iPhoneで登録してある顔文字が
   Macでも簡単に出せるようになったりします。(^_^;
   (逆にしたほうがよかったか?...^^;;;)


ダウンロードは こちら から。2018年10月16日版:JISキーボード専用版)
(※Mac OS X 10.10.x Yosemite 専用です
。動作確認済み 〈10.10.5〉)
(※動作確認はしていませんが、10.10.1でも使えます。バグも取れます(笑))
(※当該ファイルのみです。マニュアルはありません)

(※なお、大変恐縮ではありますが、かな改アドバンスでの
  YosemiteIMのバグを回避するための設定も入れさせていただいております。
  かな入力の方でご不要の方は、テキストエディットなどで該当箇所を削除してください。)


なお、私の頭が悪いため(苦笑)、
インストーラーのようなものは作れないので、
ご自身で当該ファイルを
手動で入れ替えていただくことになります。(^.^;;;

入れ替えるには、管理者権限が必要となります。
(たいがいは マシンのオーナーです)

入れ替えるファイルは、
「/System/Library/Input Methods/JapaneseIM.app/Contents/Resources」内の
「KeySetting_Default.plist」になります。
(※「JapaneseIM.app」を開く時には コンテキストメニューから開きます)

当然ですが、自己責任で、
元のファイルも捨てないで、必ず保存しておいてください。
(※基本的には考えられませんが、万一
  Macの速度が極端に遅くなるなどの現象が現れた場合や、
  使ってみて気に入らないと思われた時には必要になります)
(※ただし、アプリケーションソフト由来の原因により、
  突然 日本語IMが 切り離されてしまうことがありますが、
  それは本作を入れ換えたこととは無関係ですので、
  いったんアプリケーションを終了してみるなど、
  他の対策をとってみてください)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【 機能キー設定まとめ 】

・変換操作中(下線が出ている状態)で[delete]を押すと、
 変換前の状態に戻ります。
 ※ATOKやMS-IMEと同じ。
 (デフォルトでは “1文字削除後確定”)
 (※なお、デフォルトの設定の“1文字削除後確定”は
   option+[delete]で可能です)

・文字入力中/変換中に fn+[delete]を押すと、
 全削除≠ノなります。
 (デフォルトでは[del]キー。※拡張キーボード使用時)

・何も文字が打たれていない状態で shift+[英数]を押すと、
 全角英字モードになります。
 (デフォルトでは shift+control+[L]など)

・モード切り替えは、何も文字が打たれていない状態で、
 F6 - ひらがな、F7 - カタカナ,F8 - 全角英字、
 F9/F5 - 半角英字 になります。
 ただし通常、ファンクションキーはマシンの設定が優先されるので、
 そのような場合には[fn]を併用します。

・文字入力中の[↑]は カーソルを行頭に移動させ、
 [↓]は カーソルを行末に移動させます。
 ※Windows風のキー設定と同じ。
 (デフォルトでは推測候補の選択になります)

・推測候補が表示されている状態で control+[↓]を押すと、
 上に出ている候補が確定されます。
 下に出ている候補を確定したい時には control+[↑]を使います。
 (一見[↑][↓]が 逆に思えますが、システムの挙動と同じです。
  [↓]は 真下の意。[↑]は 逆方向に一回転して最後端になります)
 (なお、推測候補が表示されている時に control+スペースバーを押しても、
  control+[↓]と同様に、推測候補の筆頭が確定されます)

・読みを入力した後にスペースバーを押すと
 候補ウィンドウが表示され、漢字などに変換されますが、
 option+スペースバーを押すと
 カタカナに変換後、即確定になります。
 またその際、shift+スペースバーを押すと
 ひらがなに変換され、即確定になります。
 (※候補ウィンドウが表示されている時には
   shift+スペースバーは 選択の逆送りになります。
   《デフォルト設定》)

・変換中の候補ウィンドウのページ送りには、
 [end]と[home]も使えます。
 ノート型のパソコンの場合、fn+[→]/[←]になるので
 操作が少し楽になります。
 また、この時、[fn]の代わりに[control]を併用しても
 同じ操作が可能になります。
 (control+[→]/[←]で ページ送り/戻し)

・候補ウィンドウ内の候補を選択すると(returnを押すと)
 直ちに確定されるようになります。
 ※Windows風のキー設定と同じ。
 (デフォルトでは単に候補が選ばれるだけ)
 (※このため、文節を区切って変換している時など、
   他の文節をまだ確定したくない場合には
   [→]などで操作対象を移動させて
   変換操作を続行してください)

・確定直後に変換をやり直したい時などには
 control+[delete]を押すと再変換されます。《デフォルト設定》
 何かの操作をしてしまった後に再変換したい時には
 その部分を選択した後[かな]を連打すれば 再変換されます。《デフォルト設定》
 同じ操作は control+スペースバーでも可能です。《YKF設定》
 (control+スペースバーは 推測候補が表示されている時には
  その筆頭候補の確定になります。
  それ以外の変換操作中には ひらがなに変換後即確定になります)


※なお現在、辞書の再構成中につき、
 MadDic1等に含まれていた、記号を読みに用いた単語は、
 MadDic0に移転中です。



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