フィンランド紀行 2005.07.17-26  原稿UP開始は2005.08.15~

目次(予定)

 0.パズル製作記と旅立ちまで
 1.ヘルシンキへ、そして市内観光   【ヘルシンキ中央部の地図
 2.エストニア・タリンへ(旧市街:世界遺産)
 3.ヌークシオ国立公園でハイキング
 4.ツゥールク・ナーンタリ(ムーミンランド)へ
 5.IPP25(国際パズル大会)

    • エクスカーション(ベルラ製紙工場:世界遺産)
    • パズル交換会・バンケット
    • パズルーパーティー・パズルディナー
    • エクスカーション(ヒューレカ サイエンスセンター)
    • クロージングセレモニー

     6.帰りの日(ヘルシンキ市内で買い物・散策)
     7.ストリートスナップ --- 街中でのスナップ
     8.食べ物いろいろ
     9.フィンランドの花々

     10. 続いて、今年も八ヶ岳で蕎麦(おまけ)


      0. パズル制作記と旅立ちまで

       昨年は、パズルの会 (IPP24) の関係でモンゴルへ行って素晴らしい体験をした(モンゴル紀行を参照)。今年はフィンランドのヘルシンキで開催される(2005.07.22-25)とのことで、是非行きたい!と思っていた。フィンランドのトゥールクへは7,8年ぐらい前に仕事で一回行ったことがあるがとっても印象が良いのだ。ヘルシンキはその時に空港を経由しただけだったので、滞在するのは初めてになる。

      国名: フィンランド
      正式国名: フィンランド共和国 (スオミ共和国)
      英語表記: Republic of Finland

      首都: ヘルシンキ (トゥールクは昔の首都)
      面積: 33.8万平方キロメートル (日本から九州を除いたくらい)
      人口: 522万人(2003年末、なんと日本の約20分の1以下)
      公用語: フィンランド語、スウェーデン語
      通貨: ユーロ

      時差: 7時間だが、サマータイム(3月の最終日曜から10月の最終日曜まで)では6時間になる。つまり、フィンランドで朝起きると日本では昼頃になる。

      夏休み: 7月、学校も会社も休みとのことだが。。。

      備考: ヘルシンキのすぐ下のある★がエストニアの首都タリンである。

       地図は、(株)更五 [国の位置表示]より

       昨年末に最初の案内が来た。ヘルシンキのパズルパーティー(IPP25)の後は、セントペテルスブルグへのエクスカーションであった。こうした機会を逃すと行けないだろうと思って申し込んだのだが、その後スケジュールが変ってしまい、長い休みが必要になったためあきらめざるを得なかった。更に、7月末には仕事の関係で出張が入ってしまったため、結局は当初に考えていたスケジュールを大きく変えることになってしまった。つまり、早めにフィンランド入りして、うろうろと観光して、IPP25が終わったら即帰るというものだ。

      いずれにしてもフィンランドでのパズル大会には出席することに、そして、今回は是非パズル交換会にも参加しようと思ったわけである。アイデアはもうできている。パズルのページに既に紹介しているが、Dissection634である。12個のピースを組み合わせると正3角形にも正六角形にも正方形にもなる、というパズルである。昨年、そのプロトタイプを作っているので、それをモディファイして完成版にしようという目論見だ。

       [パズル(Dissection634)制作]

      さて、今回いろいろお世話になったのは下記の三社であった。

      • 有限会社 シオカワ」 -------- 銘木化粧合板の作成。お好みのすき板を合板等の表面に張ってもらえる。特注で両面張をお願いしてる。
      • レーザークラフト株式会社」 ---------- レーザーカット。昨年のプロトタイプを作った際にカットしてもらった。工場長の杉田さんに任せれば間違いない。
      • 横井パッケージ」 --------- 紙箱の制作。パズルに合わせてピッタリの箱を作ってくれる。紙箱やダンボール関係なら何でもオーダーメイドで作ってくれる会社で、以前からのお付き合いだ。

       先ずは、とにかくデザインを決めないといけない!。昨年のプロトタイプは六角形だけのコンパクトなものだったが、三角形と正方形も組み入れないといけない。枠だけにしようか、三つでセットにしようか、裏表に配置しようか等々いろいろ悩んで結局、表面に六角形・三角形・正方形を配置したものにした。「レーザークラフト株式会社」の杉田さんに連絡をとって見積もりをとると、概ね予想通りのお値段でした。(3月中旬)

       さて、次は化粧板を頼まねば!。メールで「有限会社 シオカワ」の塩川さんに連絡を取る。今回はチークでお願いしたが、実は勘違いがあった。昨年はローズウッドだったのだが、一昨年初めて頼んだ際(Newkites&Bricks 2002の時)はチークだったと思い込んでいて、チークにしてもらった。できは予想外だったが、結果オーライでした。サブロクのMDFボード(5.5mmと3mmを数枚ずつ)の両面にチーク板目のすき板を張ってもらうことにした。出来上がったら、レーザークラフトさんへ送って欲しいとお願いしました。3度目の取引なので、メールだけですんでしまった!。(4月7日発送していただく)

       レーザークラフトさんに連絡して、カットデザインを再度送付して、数は120から160セットぐらいで適当に調整してもらうようにレーザーカットをお願いした。結果、いろいろ工夫していただいて160セットカットできたと連絡を頂きました。(4月16日)

      さっそく引き取りに行って、あとは箱とパズルとして完成させる内職仕事だ。パズル自体は5月の連休中に頑張ろうと思ったが、思ったほどはかどらず、でもIPPは7月だからおいおいできるだろうと安心していたが、やっぱり最後はバタバタになってしまった。パズルを納める紙箱は、パズルに合わせて「横井パッケージ」さんに作ってもらったが、とっても素敵にできた。7月はじめひと通り完成だが、最後にラベルを貼らないと締まらない。
       こんなラベルをデザインして、のり付きのPC用透明シートにプリントして、箱詰めした後ペタペタ貼って完成である。やっぱり、100セット以上作るのは大変だ!。ゆうこんにもブースカ言われながら手伝ってもらって、結局140セット作成したが、海外発送予定の7月第1週をすぎてしまい、ギリギリになってしまった。(7月5日完成)

       そんなこんなで、どうしようかと思っていた「Puzzle Design Competition」への出品は締め切りに間に合わず見送ってしまった。まあ来年でもいいし。。。今年から、昨年6月に亡くなった芦ヶ原伸之氏の名にちなんで、「Nob Yoshigahara Puzzle Design Competition」という名称になっているのだが。

       脱線するが、彼が亡くなったのを知ったのは、昨年6月20日秋葉原駅前のパズルショップ「コスモ物産」の平野さんからだった。たまたま店の前でパズルを見ていたら、平野さんが、「…が昨日亡くなった・・・」とか話しているのを耳にして、私はもしかしたらSaさんのことかと心配になり、「あの~すみません。。。どなたが亡くなられたんですか?」と聞くと、なんと亡くなられたのは芦ヶ原さんで、本当にビックリした。芦ヶ原さんは、モンゴル旅行費用の日本のまとめ役をやっていたので、ついこの間までメールでやり取りをしていたのだ。我が家では、失礼ながら「こなきじじい」と呼んで親しんでいたのに。。。芦ヶ原さんはまさにパズル界の重鎮であり、IPPのまとめ役もやっていた。ところが、私は日本のパズル界とは全く無関係に、USのエドの紹介でJerryとコンタクトを取ってIPPメンバーになった訳で、彼にとっては、どこの馬の骨か…という感じだっただろうし、当時、ある種楽しいトラブルなどもあった。。。ストレートにものを言う人で、当初、何だこの人は…という印象だったが、会って話をすると悪い人でないのは良く分かるし、実際我々に気遣いもしてくれたのだった。芦ヶ原さん、パズルへの未練はあるかもしれないけど、安らかに!

      さて、出来上がったパズルだが、一応ここに紹介しよう!
      もし、欲しい方がいたら連絡ください。製作費用がちょっとかかってるので安くは無いかもしれないけど。。。他には無いパズルですよ!!

      上)こんな感じである。
      下)パズルの山(140個)
      上)箱を開けると。。。
      下)少し拡大
      上)角度を変えて。。。
      下)12個のピースは…こんな形だ。。

       [パズルの海外発送] ところで、海外発送を気軽に考えていたのだが、お値段が高いのにビックリした。最初はついでにいろいろ送ってしまおうと思ったのだが、パズルを88セット送るので精一杯だった。パズルが以外に重くて1セット315g程度あった。すると100セットで30Kg程度だ。通常の国際宅配便だと7,8万かかってしまうことを知ってぶっ飛んでしまった。FedExの25KgBOXだと34000円で遅れるという(25Kgだと郵便でも3万円強なので、箱も用意してくれるFedexが便利と踏んだ)。このBOXに88セット入ったので、重量オーバー込みでも約4万円だった。残りはやっぱ頑張って手荷物で持っていくしかないか…とあきらめたのでした。結局7月7日に発送(自宅に取りに来てもらう)して、フィンランドへは12日に着いたようだ。トラブル無しに届くかどうか心配だが、FedExなので、荷物のトレースができる。おぉ!、今パリか…、今日はストックホルムか~、とか荷物を追うだけでも楽しんだ!。

       [IPP25参加登録と航空券、ホテル予約]
       参加登録は3月末までで、これはメールで簡単だ!。ホテルは参加者の特別割引がついてる指定のホテルがある。とにかく、スケジュールを決めないと予約もできないので、航空券を調べたのだが。。。とにかく夏場の飛行機代は高い!!。色いろ探してみるが、これはというのがない。やや安めのキップはモスクワ経由だったりで、今一だ。ロシアを信用してない私としてはロシアの飛行機に乗るなんてとんでもないことだ!。ただでさえ飛行機に乗るのは大嫌いなのに!!。フィンエアーの直行便は成田からと関西空港からとある。成田からは週2便(関空は毎日)だが、うまい具合に予定の日程にピッタリだった。結局、移動時間や乗り継ぎの待ち時間など考慮して、値段はちょっと高めだが、フィンランド航空のヘルシンキ直行便にしてしまった。もちろんインターネットで安いチケットを探したのだが、ううぅ、それでもやっぱり高いな~。。

      ホテルの予約は専用の用紙があるので、書き込んでFAXで送った(6月始め)。翌日、予約確認の返信FAXがきて一安心だ。ホテルは、「SCANDIC GRAND MARINA 」(IPP会場は Marina Congress Center)で、マーケット広場・港の近くである【地図のH】

       [ヤッコさんとの連絡]

       冒頭、7,8年前にフィンランドへ仕事で行ったことがあると書いたが、その時お世話になったのがツールクに住んでいるヤッコさんだ。その時は仕事でのお付き合いだったが、その後もたびたび接点があって、ヤッコさんの人柄は分かっている。今はもうリタイアして、うわさによれば悠々自適な生活を送っているということだ。。。

       ところで、「フィンランド」と聞いて連想するのは何だろうか?

       私には、「北欧三国の一つ、天才ジャンパー ニッカネン牧場の少女カトリ、オーロラの国、ムーミンの生まれた国」というところだが、加えて私には「ヤッコさん」が入る。当時からの関係者にヤッコさんの連絡先を聞くとすぐに分かった。早速メールで連絡すると返事がすぐ来て、コネクション成立!。当初は都合が良いからOKということだったが、いろいろ発生した様子で、フィンランドに着いたら連絡を欲しいとのことで、その時に考えよう!ということになって携帯番号などを教えてもらった。折角だから、是非会いたいと思ったわけだが、実際うまい具合に会えることができた。。。よかった!

       [フィンランドでの作戦]

      さて、フィンランドでの作戦を練らねばいけない。IPPが始まるまでにフルに4日ほど自由な時間がもてる日程である。少し、情報を仕入れると、近隣国のエストニアタリン(タリンの旧市街は世界遺産である。中世の街並みがそのまま残っているとのこと)に日帰り旅行ができるらしい。あとは、北極圏にも興味がわく。夏なので、オーロラは見られないが、完全な白夜というのもなかなか経験できないだろう。。。結局は、ヘルシンキをベースにすることにして、北極圏はあきらめることにした。。。ムーミンランドは夏場の数ヶ月だけオープンとのことなので、ここにも行こうという事になった。

       旅行のガイドブックを立ち読みすると、「北欧三国」と「バルト三国」でそれぞれ一冊になっている。ボクらは、フィンランドとタリンの情報があれば良いのに、2冊も買わされて余分なところがほとんどなので、購入はやめた。そこで、インターネットで調べると、フィンランド政府観光局のHPが有益だが、タリンについては有益な情報はほとんどない!。ヘルシンキもそうだ!先ず欲しい良い地図がないのだ!!。ヘルシンキはまだしも、異国の地エストニアのタリンのまともな地図がない!

       フィンランド情報に関しては、フィンランド政府観光局が帝国ホテルの5Fにあるとのこと。とある日によって見ると、いろいろと有益な情報を無料で頂けた。。。ヘルシンキの詳しい日本語ガイド、鉄道の時刻表、ナーンタリ(ムーミンランドのある田舎町)の紹介冊子、ツールクの詳しいガイド本、など手に入った。インターネットで、タリン行きの各社フェリーの時刻表やムーミンランドへのバス時刻表も手に入って、フィンランドに関してはもうバッチリのはずだ!!。

      もう、いつ何処へ行くか…そして、タリンへは、とにかく行き当たりばったりで行くしかない!と覚悟したのだった。。。

      (以上 第0章)--2005.08.16

      1.ヘルシンキへ…そして、市内観光

      ヘルシンキへ: 基礎情報
      • 成田からフィンエアー直行便で約10時間(週2便)、関空からは毎日。
      • ヘルシンキ、バンター空港からは、エアポートタクシー(黄色いタクシー)が安くて便利。3人で22e、30分ぐらい。
      • 市内観光はトラムが便利。1日券が便利。
      • 治安は良いので、安心して歩ける。油断してはいけないが。。。
      • 公用語ではないが、英語は何処でも通じる。
      • スオメンリンナ要塞へは、マーケット広場から船で15分だが、観光に半日ぐらいは必要。
      • 物価は高い。
      • 40e以上の買い物は、買うときに申告すれば税金が戻る種類をくれる。空港での手続きは簡単。

       [17日の行動] 11:00AM成田発 14:30PMヘルシンキ・バンター空港着 ホテルチェックインの後、市内散策。

       成田ではお金の入金で手間取り(私事なので意味は省略)、搭乗はぎりぎりになってしまった。あやうくアナウンスされるところだった。。。

       フライトは約9時間半で、予定より早かった。機内食はたいして美味いわけではないが、まあJALよりは美味いかな。。赤ワインが美味しかったですね。機内では、Saさんに会ってビックリ。ホテル【地図のH】まで一緒にいくことになった。入国はきわめて簡単であっという間の入国でした。Saさんがエアポートタクシー(黄色のタクシー)のカウンターに行って聞くと、3人まとめて22ユーロとのこと。安い!(バスでひとり5ユーロくらいかかるが、タクシーだと40ユーロぐらいらしい)、割り勘にして11ユーロである。

      フィンエアー最初のメニュー:鰻玉丼 赤ワイン(スペイン)とビール(フィンランド) 次のメニュー:なんだったかな??

       チェックインして19時にロビーで待ち合わせて食事に行くことにする。それまで街を散策して、ついでにストックマンデパート【地図のS】へ、ゆうこんのカメラの電池と電源の変換プラグを買いに行くことにする。(昔買ったのに忘れてしまった!)

       ホテルは湾の北側、港のすぐそばで歩くと客船などもすぐみえる。マーケット広場【地図のM】をフラフラと突っ切って(この辺りが、つい先日あったヘルシンキ世界陸上(8月上旬)でのマラソンのスタート地点であった。テレビに知った風景が映ると嬉しいものだ)、メインストリートの端(西側)にあるストックマンデパートへ行く。電気売り場で、電源の変換プラグのことを聞くとすぐ分かってくれたが、ユニバーサル仕様のものしかなくてとっても高かった。。。ので、買うのはやめてホテルで聞いてみることにする。電池は地下だと言う。電池を買って、興味のある食糧品売り場をうろうろすることにする。ベリーのジュース、グレープフルーツジュースなど買って帰る。ホテルのフロントで、電源の変換コネクタを聞くとラッキーなことに借りることができた。。。はやく聞けばよかった!。

       Saさんから電話があって、一寝入りしてしまったらかなり疲れていることが分かったので、折角だけど今日は体を休めたい、とのことだった。確かにボクらもかなり疲れている。。。休んでしまうと、ドっと出てきてしまいそうだ。。。結局、ボクらだけで食事することにする。と言っても当てはなくて、またマーケット広場の辺りへ出てうろうろしてみる。メインストリート東端でいやおう無しに目に付く「カッペリ(Kappeli )【地図のC】で食べることにする。有名なお店のようで、料理も頂いたが、ここはビールを飲むに留めるのがよさそうだ。料理は勧めないが、オープンエアでビールを楽しむにはとっても良い。サーモンが有名だからたのんでみるが、特筆することはない。値段の割にはね~。。。ただジャガイモが美味しいのとエンドウ豆の生の葉っぱがのっている。。豆も葉っぱも生で食べるのか…とびっくりであった(でも美味しい!)。エンドウ豆はHERNEといって、広場の屋台で山のように売っていて、歩きながら豆を生で食べるのだ!(あとで紹介する)

      カッペリ: 翌朝の写真なので開店前だ。 Grilled sarmon with morel saurce (22 e): これで3000円はちょっと高いぜ!でもジャガイモは美味しい! Shrimp salad with chilli mayonnaise (small) (7.0 e): 1000円ぐらい。。

       とにかく、日が長くて22時すぎても明るい。23時頃に薄暗くなってくる様子で、こりゃ一日が長いぞ~と思ったのでした。。。

      (以上、8月16日)

       [18日(月)の行動] 市内観光、トラム(3B)で1周、郵便局、アラビア社、テンペキオ教会、大聖堂、レストラン「ノッカ」でディナー

       さて、本日から4日間、自由時間があるがどうしようか。。。昨晩、作戦を立てた。

      • 1日目(つまり今日): ヘルシンキ市内観光・・・・・・まずは近場で慣れないとね!船や鉄道の様子もわからないし今日様子を探ればよいだろう。。。
      • 2日目: エストニア・タリンへ・・・・・・タリンへは早めに行った方が良いだろう。
      • 3日目&4日目:
         「エスポー市近くのヌークシオ国立公園でハイキング」&「トゥールク市とナーンタリのムーミンランドへ」にする。順番は、ヤッコさんと連絡を取ってから決めることにした。・・・・・・スオメンリンナ島(世界遺産)へ行く機会が無いかもしれないが、フィンランドの自然と触れ合うことを優先した。

       ということで、今日は市内観光だ!

       朝飯は、ロビー横のレストランでバイキング形式である。ヨーロッパはアメリカと違ってパンが美味しいのが嬉しい。いろんなパンがおいてある。ハムも5種類くらいあるが、今日は3種類とる。キュウリのスライス、サラダ菜みないな葉っぱ、トマトをとって、更にウインナやスクランブルエッグなどなど。。。。美味しく頂きました。

      ホテルの朝食(1日目) パンはいろんな種類がある。

       今日の作戦だが、先ずはトラム3Bまたは3T(市内循環なので、乗っているだけで市内の様子がわかる)に乗って、一回りして、ヘルシンキ駅の調査、それから、トラム6Bに乗ってアラビア社の工場へいくことに。。。その後は適当だが、UFOみたいな教会へでも行って繁華街でもフラフラするか。。。という作戦だ(なんといい加減な作戦!)

       【トラム一周ツアー】 トラムはマーケット広場のところで乗れるが、歩いて行く途中に Nordic Jet Line の乗り場がある。タリン行きの船は3,4社あるようで、どれでもよいのだが、ホテルから近いNordic Jet Line が便利なので、先ずは様子を見に行く。時刻表は日本で確認済みだが、チケット売り場でも間違いないことを確認する。なるほど、ここで買えば良いのか…と納得!。第一便は8:00AM発なので、7:30までに来ないといけない、(と書いてあった)。場所と様子を確認すればOK!っと、マーケット広場先のインフォメーションセンター【地図の赤丸1番】へ向かう。

       インフォメーションセンターには8:50分ごろ着いたが、まだ開いてない!。すぐそばの公園のベンチ(昨日夕飯を食べたレストラン・カッペリの真ん前)に座って、9:00開店を待つ。。。開店と同時に入って、資料などひと通り見てから、トラムの一日券を買う。5.4ユーロだが、トラムは1回1.8ユーロなので、3回乗れば元が取れるという便利な券だ。それに最初にバチャンと印字されて、明日のその時刻まで使えるとのこと。。。1日券は24時間使えるということだった。なんと合理的な!・・・日本では考えられないな~!。

       トラム3Bに乗って(3Tは逆周り)キョロキョロと街を見ながら行く。港にには大きな船が・・・、教会の脇をあがって、商店街など・・・そのうち、昨日行ったストックマンデパートの脇へ、少しするとヘルシンキ駅前に来る。駅前を突っ切って北の方へ向かう、この辺りからうとうとと・・・市場が・・・街並みが変って緑が増えて・・・といつの間にか寝てしまう。。。ゆうこんはとっくにグースカ!!。ふと目を覚ますとまた街中だ。。。もうすぐまたヘルシンキ駅のようだが、UFOみたいな教会(テンペリアウキオ教会というらしい)の近くのようだ。。ビルの間に一瞬だが確認できた。。。ここから歩いていけば良いのだな!。

      トラムが来た。。。マーケット広場の駅で トラムの窓から・・・救急車 トラムの窓から・・・ヘルシンキ駅

       トラムはヘルシンキ駅近くで降りた。先ずは駅の調査である。キップの窓口や電光掲示板やホームの様子など確認する。ツールクやエスポーへはここからだ。。。次は、駅の隣にある郵便局へ。郵便博物館というのもあるようだが、中には入らなかった。郵便局の上に売店があって、みやげ物などみる。サンタクロース行きの郵便も受け付けていた。。。郵便グッズというのも中々楽しいものだ!。

       【アラビア社工場・アウトレット】 さて、次はアラビア社へ向かうことにする。「トラムの終点から歩く」との情報しかないのだが、道がわかるのだろうか??と少々不安もあったが、トラム6Bの乗り場の地図をみると、トラム路線図の中にアラビア社も書いてあった。。。な~んだホントにすぐそばだ。。。トラムに乗って20分程度だろうか。。。終点まで行けば良いと知りつつも、初めてのものはなんとも不安なものだ。。多くの人が降りると、ここかも?と動揺する心が情けない。。終点一つ前の駅で、ガイドに乗っているアラビア社の特徴的な工場が見えて一安心である。折角だから、終点まで行って、そして戻って降りることになった。アラビア社までは歩いて、2,3分である。

       なんだか様子もわからずにビルに入って、食器の店舗など見る。ビルの上にもあるのかな~とエレベーターに乗るが、3階までしか行けない。1Fに戻って、もう一つの店舗に入ると、そこがアラビア社のアウトレットショップであった。。。黄色い札がついているのは25%引き、赤札は50%引きだ。。。どこかにキズなどがあるのだろうが、何が悪いのか分からないのも多い。ゆうこんは大きなコーヒーカップを2客買った。40ユーロを越えていたので、TAX FREEでお願いした。なんだか厳重に包装してくれて、開けてはいけない!と言われ、空港で書類と一緒に見せれば、税金をもどしてくれるとのことだ。

       ところで、工場見学ができるとガイドには書いてあったが・・・、ゲゲッ!!よく読むと「月曜日は休館」と書いてある。。。。

       もうお昼である。同じ1Fに食堂と簡単なスナックがある。食堂へ行ってみるが、見るからに美味しくなさそう!。なので、スナックでサンドイッチにする。長いフランパンのターキーサンドに、ビールと赤ワインを注文する。これが気楽な旅の良いところだ。

      アラビア社工場 アラビア社アウトレット
      ランチ・・・ビールと赤ワインとターキーサンド ビールと赤ワイン ワインのラベルが面白い

       【テンペリアウキオ教会】 次は市内に戻って教会でも見るか・・・ヘルシンキ駅までもどって、トラムを乗り換える。最寄の駅で降りて徒歩1,2分。テンペリアウキオ教会は小さな丘の上にある。自然の岩盤をくり貫いて造った教会とのことだ。入り口付近には観光バスが何台も止まっている。さっそく中に入る。(教会なので、無料で勝手に入れる。) おぉ!ドーム状の教会は、今まで見た教会とは全く趣が違う。銅板をグルグル巻きにしたような屋根をドーム状に360度180枚の細い窓で支えている。自然光がうまく取り入れられており、また、内側の壁は岩盤がそのまま未処理の状態になっている。とっても素敵だ!1969年に造られたそうだ。

      テンペリアウキオ教会の入り口 ドーム状の教会内部は自然採光で明るい 天井は銅板がグルグル巻き
      パイプオルガン、岩盤の上に石垣が築いてある 壁はむき出しの岩盤だ 勢いの良い(?)真ん中の二つがボクらのロウソク
      裏に回るとUFOだ。。。 教会の石垣・・・お城の石垣のようだ。。 左手の荷物は、アラビア社で買ったカップだ!

       【ヘルシンキ大聖堂とレストラン・ノッカ】 トラムで大聖堂【地図赤丸3番】の前に行く。『ヘルシンキ大聖堂は、ドイツ生まれの建築家カール・ルードヴィッヒ・エンゲルにより設計された1852年に完成したフィンランドの象徴とも言える教会である。詳しくはここ』とのことだが、天気も良くて写真ではすっごく立派に見えるが、西洋の教会にしては白壁の安っぽい教会だ。。。(すみません)。 前の広場もとっても広い。階段を上っていくと、日本語で「47段あった!(44だったかも・・)」との声が聞こえた。日本からの観光客は決して多くはないが、どこでもちらほら見かけ感じだ。教会の中を軽く見学、一休みして大聖堂を後にする。。。

         大聖堂からホテルまでは歩いても大したことはない。ホテルの方向・ウスペンスキ寺院【地図赤丸10番】の方へ歩いていくと海辺にでた。橋の向うにレンガ造りの素敵なレストランがあって、戸外のテーブルがとっても気持ちよさそうだ。。。今晩行く予定のレストラン・ノッカ「Nokka」かと思ったが、違うようだ。。。この近くのはずなので、ついでに下見しておこうと思った。

         実は、朝食の時にSaさんと会って、「昨日はどうも・・・」などと話しながら、今晩はレストランで一緒に食べましょうか。。。ということになった。どこにしましょうか・・?などと話しながら、ところがなんと、気になっていたお店はボク等と一致していた。。。来るときのフィンエアーの機内誌「kiitos」23号に書いてあったレストラン・ノッカ(Nokka)である。まんまと宣伝にのせられているが、他のガイド本には載ってないか小さな記載なのだが、とっても魅力的に感じたのだ。。なお、kiitos(キートス)とはフィンランド語で「ありがとう」の意味だ。ボクが以前に来たとき覚えた唯一の言葉である。。。

         海辺を少し歩くと、大きなスクリューと錨が飾ってある。ここがノッカであった。18:00PMからとのことで、まだ開いてない(16時頃だった)。目の前はすぐ海で、ヨットなどがある。対岸にはこうじょうやら、大きな船などが見える。今日の晩飯に期待が膨らんでくる。。。

        ヘルシンキ大聖堂・・・立派に見えるが、実際は教会としては安っぽい感じ。 大聖堂のパイプオルガン 大聖堂前の広場。この向うにマーケット広場、ヘルシンキ湾がある。
        レストラン「Nokka」・・・大きな錨とスクリューが目印だ。 レストラン「Nokka」・・・向かって右側がレストランの入り口で、左はバーの入り口だ。 レストラン「Nokka」の前はヨットハーバーで、対岸になにやら工場が見える。。

         さて、ホテルに帰って一休み。Saさんと連絡を取ると、18:00PMに予約したとのこと。。。なので、17:30頃ロビーで待ち合わせ。歩いて、ノッカまで行くが、まだ開店前で一番乗りだ。でも店の中に案内されて席をとる。レンガ造りの倉庫を改造したとのことで、天井が高い。奥の席は、目の前の厨房がガラス張りになっていてよく見える最高の席だが、ボク等は外の景色が見える席にした。

         季節限定のヘルシンキメニューというのがある。(56ユーロ)これにプレートごとにあわせてグラスワイン4種ぐらい(36ユーロ)に興味が魅かれたが、結局は、3人でそれぞれアラカルトでとってみようということになった。

        私は、

        • Duck Pastrami from Pietil? Farm with CherryTomato Compote (12,00 e)
        • Escalope of Veal ? la Matti Oskari (29,00 e)
        • Cherry and Joghurt Sherbet with Rhubarb Soup (11,00 e) --このデザートは後で注文--

        ゆうこんは、

        • Flamed Snails with Tomato Briosch Seasoned with Herbs (11,00 e)
        • Smoked Lavaret with Nettle Velout・BR (24,00 e)
        • Wild Raspberry Tartalet with Whipped Raspberry Liqueur Cream (12,00 e)

        Saさんは、

        • Flamed Snails with Tomato Briosch Seasoned with Herbs (11,00 e)
        • Rainbow Trout Braised in Crayfish Stock with Tomato and Sardel Sauce (27,00 e)
        • Restaurant Nokka`s Berry Ice Cream Bomb with Dark Vanilla Sauce (10,00 e)

        ワインはSaさんの見立てで、モーゼルの白・スペートレーゼを。

        • Zeltingen Sonnenuhr Sp?tlese Trocken 2001 (65.00 e)
          Markus Molitor / QmP Bernkastel - Wehlen / Mosel ; "Sonnenuhr is a sun clock at a steep hill in Bernkastel."
        奥は全面ガラス張りの厨房だ Bread --黒いパンだ Bread --しっとりして、ねっとりとしたパンでとても美味しい
        Duck Pastrami --フルーツの香りの複雑な味のソースが素晴らしい!パストラミととっても合っている。 Escalope of Veal --ところどころカイカリと焼いてあり、奥の野菜もまた美味しい。乗っているのはソーセージだ。 Cherry and Joghurt Sherbe --中に濃いチェリー(ベリー)味、外はほっとする淡いヨーグルト味で、ルバーブスープにチョコがインパクトを与えている。絶品のデザートである。
        Flamed Snails --左手前がかたつむり。 Smoked Lavaret --お魚の燻製である。 Wild Raspberry Tartalet --一口食べたが、ベリーの味と香りが口の中にあふれてくる。
        ノッカのバーで雨宿り 雨が止んで店を出ると、虹が・・ (21:00過ぎ)

         というわけで、ヘルシンキの1日でした。。。やっぱ、美味しいものの記載は力(リキ)が入るな~~。。。
         明日は早起きしてタリンへ。。。

         2.エストニア・タリンへ(旧市街:世界遺産)

         [19日の行動] エストニア・タリン観光: 8:00AMヘルシンキ(ノルディックジェット)-10:00タリン着、旧市街観光、レストラン「Peppersack」でランチ、15:00PM-17:00ヘルシンキ着、 マーケット広場隣の屋内市場

        ヘルシンキからタリンへ: 基礎情報
        • 高速船で約一時間半。
        • ノルディックライン、シリアライン、リンダライン等の会社があり、1日5,6便往復している。
        • 往復二人で100eぐらい
        • 朝一便(8:00AM頃)は混んでいるので、予約しとくのが無難。
        • ノルディックラインの船内にはタリン旧市街の地図がある。
        • タリンの港から旧市街まで歩いて、10分ぐらい。まずはインフォメーションセンターに行くのが良い。
        • 日帰りで十分観光できるが、ゆっくり楽しむなら一泊するのも良いかも…。日帰りなら朝一で行って17:00頃のタリン発に乗るようにすると落ち着いて観光・食事などできる。
        • パスポートを忘れずに!

         朝バタバタと7時少し前に朝飯に行くが、まだ開いてなかった。ジャスト7時に開いて、レストランに入る。丸いパンを取って、ハム・バター・トマト・はっぱ・キュウリなど取ってサンドイッチにする。残りを食べて、7時15分にホテルを出て、すぐ近くのノルディックラインに行って、窓口で「タリンへ二人」と言うと、ビジネスしか空いてないという。ボク等の、エッ!困ったな…という表情に、キャンセル待ちしますか?とたずねられたので、ハイと。。。帰りの予約は?とのことで、どうしようかと思いつつ結局15時のにしてしまった。17時の方が良かったかなあ~と後で多少後悔するのだが。。。ゆうこんにもなじられた。。。出発5分前に呼ぶという。ボクらの後から人がどんどん来て窓口に列ができるし、また、皆乗船して行く。

        ノルディックジェットラインの切符売り場
        7:55AM この直後手招きされる
        乗船した高速フェリー

         最後に残ったボクらだけ椅子に座っていると、窓口の女性が手招きをしてくれる。OKらしい。早速窓口で切符を買うと、二人で往復104ユーロだった。最後に乗船したので、席が空いてなくて、うろうろしてたら乗務員の女性が、ここへと相席の場所へ促された。あとで分かったのだが、ドイツ系の家族のようだ。小さな女の子がかわいい。ボクは、船の中で朝作ってきたサンドイッチを食べる。他の人がなにやら地図を持ってきたのを目撃する。インフォメーションデスクに行くとそこにはタリンの地図があった。ラッキー、助かった! なんとかなるだろうとは思っていたが、やっぱり地図が無いのは少々不安だった。

         10時少し前にタリン港に着く。歩いて旧市街に向かうが、横へそれて、旧市街に入っていった。とにかくインフォメーションセンターに向かう。インフォメーションセンターでは、いろいろと地図があって全部もらって、いざ出陣。といってもどこから回るのが良いのやら??。地図に「展望」の標があるところへ行ってみようと決めて、細い坂道を上がっていく。頑丈な扉のあるトンネル(これが「短い足」の門、このボチボチの付いた城壁扉は、今残っている一番古い扉とのことだ。)をぬけると、お!ネットの資料で見覚えがあるピンクのレストラン、ピカジャラだ。その辺り周辺(後で分かったことだが、この地域をトーンペアというらしい)を回ることにする。すぐ、アレクサンドル・ネフスキー教会がある。その向かいには大聖堂だ。

        短い足の門 (下から) ピンクのレストラン pikajala
        短い足の門 (上から) アレクサンドル・ネフスキー教会 旧市街で最も新しい教会(1900年完成) 大聖堂

         そして、旧市街の外を見る展望場、内側をみる展望場が2箇所ある。展望台で、とある年配の日本人夫婦が、案内版を見ながら『あの塔がこれね…』とか確認してるが、現在地を完全に間違っていたので、「今ここですよ!」と教えてあげると、「よく知ってますね!こちらの方ですか?」とか尋ねられてしまった。「いえいえ。」とかいいながら、でも自分の場所ぐらい知らないとね。。。と思いつつ、ガイドに引っ張りまわされていると確かにどこだか分からないかも・・・、などとも思ったのでした。

         旧市街の街並みはいくつもの尖った教会の塔と赤レンガ色の屋根の家々でとっても素敵です。ベルギーのブルージュも同じ色合いの屋根の家々があったな~と、ブルージュのビール工場の屋上から見た街並みを思い出します。すぐ目の前にある風見鶏もなんとも素敵です。下を覗くと石畳の道(これが「長い足」という道)を歩く姿が小さく見えます。

        展望台1: オレヴィスト教会の奥には水平線がみえる。港もみえた。(写真クリックで拡大) 展望台2: 風見鶏が面白い。(写真クリックで拡大) 風見鶏
        展望台2: 下を覗くと石畳の道(これが「長い足」の道)が見える。 キーク(kirk) キーク(kirk)城脇のベンチに民族衣装を着た女性がいる。目が合って会釈する。。。再会するのだ。

         この地区つまりトーンペアの出入口は2箇所のようなのだが、とにかくピンクのレストランに向かうことにする。写真も撮ってなかったしね。いくつもの団体さんと会うが、途中、ある敷地に。なんだろうと入ってみると、なんとも素敵な家がある。他の団体の日本語ガイドの声をゆうこんが耳にしてそこがサイエンスセンターと知る。

         ほとんど戻って、まだ歩いてないところへ行くと、公園のようなところに城壁がある(キーク城)。公衆トイレ(有料)もあった。ゆうこんは、座ってサンドを食べたいと!。もう少しで食事だし、食べない方が…、と言うが、食いしん坊のゆうこんは「お腹減った~」。

         城壁の反対側の方へ行くと木々の中から城壁が見える。近くのベンチに座っていた民族衣装を着た女性(↑)と目が会う。何かもっているが、売り子さんのようだ。写真を撮ってよいかと聞いて一枚パチリ。お互いかるくバイバイをして、われわれはそこを去った。門をくぐるとそこは最初にあがってきた坂道である。「短い足」の門をまたくぐって上のピンクのレストランにでる。

         ここから長い坂道(「長い足」のこと)を下って、この地区をでることに。おぉ!正面には展望台から見たある素敵な風見鶏が見えるではないか。。。とすると、と思って上をみると展望台がみえる。ボク等は上から見えた石畳の道を下っていたのだ!

        風見鶏の下で、ガイドブックや絵はがきを売っていが、その中に日本語のタリンガイドがあった。手にとって値段を聞くと、クローネ・ドル・ユーロ・???・xxx?と聞かれる。ユーロと答えると、6ユーロとのこと。現地で編集したガイドは貴重なので、買うことにする。ゆうこんは絵はがきを数枚求め、「日本語のガイドがあるんだね~」と売り子さんにいうと、下の方からエストニアの日本語ガイドブックをだしてきて、こんなのもあると。。。こっちは11ユーロとのこと。ちょっと高いが、こんなチャンスもないかなと思って、エイ!と買うことに!売り子さんがビックリしていた。そしたら売り子さんから、プレゼントだと絵はがきを何枚かどうぞとくれた。その気持ちがとっても嬉しい。。。

        長い足」の道を通って、トーンペアを出る。正面の隙間に見える塔が風見鶏の塔だ。 風見鶏の塔の下で、日本語のガイドブックを売っていた。 ここは四角い塔だ。

         買ったガイドをさっそくみると、今見てきたのはトーンペア地域というらしい。しかし、われわれが歩いてきたルートは、なんと、そのガイドブックのお勧めルートそのものではないか!!!このあとはこのガイドブックに従って歩くことにしようと決めたのである。

         さて、次はオレヴィスト教会だ。この教会は大きいが、見てくれは今一だ。塔に登るにはお金を取られる。若干疲れていてとても登る気にはならず、次に向かう。次は、港から当初目指していた入り口のところで、「太っちょマルガリータ」だ。一番径のおおきな城門脇の監視塔である。この塔は今は博物館になっているのだが、月・火は休みとのこと。残念!。昨日のアラビア社工場見学もお休み日だったし…。

         市庁舎広場の方向に戻りながら、旧市街に最初に入ってきたほうへ。そして、東側の道を広場の方向にいく。左にトンネルのような路地(カテリーナ通路)があるが、そこが見学ルートのようだ。壁に大きな白壁が張ってあるところ、細い屋根が渡してあるところなどとっても趣がある。地下に入るみやげ物屋でバッジをひとつ買う。道にでて右に行くと「セーター街」にでた。おぉ!ここがセーター街か。。。なかなか素敵なセーターも売っている。そこを過ぎると繁華街のような通りへ出た。城門がある。ヴェル門だ。ふと、そこには、先ほど出会ったあの民族衣装の売り子さんがいるではないか。。彼女達もボクらに気づいて手を小さく振ってくれた。また写真を一枚。

        太っちょマルガリータ: 右の門の先が旧市街だ 太っちょマルガリータの扉: マルガリータの「M」のようだ。 カテリーナ通路
        カテリーナ通路 カテリーナ通路 セーター街
        セーター街にあるお店 ヴェル門。ここがメインストリート エストニア美人と再会だ~!お互い笑顔で軽く手を振った。。

         市庁舎広場に向かう道はとってもにぎわっていて、左右はレストランで屋外テーブルもたくさんある。もう12時45分だ。どこかで昼飯でも。と、レストラン「OldHanza」があった。向かいはレストラン「Peppersack」だ。胡椒を利かせたエストニア料理の店とのことで、そこに入ることにする。奥は広いが穴倉のような店だ。どうもわれわれは穴倉の店に縁があるようだ。

        メニューが良く分からないので、肉を食べたいけどお勧めは?と聞くと、ポークとビーフを勧められた。なんだここに書いてあったのか。。。ポークが有名らしい。ビールとミートスープとフレッシュ野菜とポークを頼む。

         ビールを飲みながらパンをかじるが、このパンは胡椒の味がする。スープと野菜がくる。うーん、このスープはなかなかおいしいぞ。スープといってもビーフシチュウのようなものだ。そのうちお肉もくるが、野菜もたっぷりあってボリュームたっぷりだ。お腹も減っていたし、とってもおいしく食べました。このお店、正解でした。。。

        レストラン Peppersack 胡椒袋がぶら下がっている お店の中は穴倉のよう
        先ずはビール、6角形のグラスだ 胡椒の味がするパンだ! ミートスープ、美味い!
        ポークのグリル、手前はジャガイモ 市庁舎広場 市庁舎広場

         すべてたいらげて帰路に立つ。フラフラいくと丁度良い時間だ。太っちょマルガリータから帰ることにする。もう道筋は頭に入っている。お腹も一杯だし、見るべきところはみな見たし、ホントはすこしのんびりしたかったが、異国で情報なしで向かったので、安全を考えればいたし方ない判断だったろう。。。となぐさめつつだ。港の脇の土産物屋などフラフラみて15:00発のフェリーに乗船する。コーヒーとenergyドリンクを買う。いつのまにか寝ているとヘルシンキ港に着きました。。。

         少し、あわただしいタリン観光だったが、見るべきとされているところは皆見たようだし、街の様子も堪能できた。。やや観光地化されている感は否めないが、中世の街並みはとっても素敵でした。。。

        以上、エストニアの首都タリンの旧市街でした。。。

         さて、ヘルシンキには早めに帰ってきたので、まだ十分時間がある。マーケット広場の隣になる屋内市場に行ってみる。珍しい食べ物などが色々あってとっても楽しい。イワシがタップリ入ったパンとオリーブを買ってしまった。

        色々なオリーブが売っている。 サーモン、イワシなどを焼きこんだパンだ!!

        ホテルに帰って食事代わりに頂いたが、イワシパンは美味しかったです(翌日も買いました)。これにて、本日のタリン旅行は終わりです。明日はヌークシオ国立公園へ行く予定です。


         3.ヌークシオ国立公園

         [20日の行動] ヌークシオ国立公園でハイキング: 9:00AMヘルシンキ駅-9:25エスポー駅着、 10:25エスポー(85番バス)-11:00ヌークシオンパー着、 徒歩でインフォメーションセンターへ11:00-ブルーコース(4km)-13:00-湖畔でゆで卵ランチ・散策-15:25逆方向バス(雨宿り)-16:10エスポー駅-17:00ヘルシンキ駅、 マリメッコ-屋内市場

        ヌークシオ国立公園: 基礎情報
        • ヘルシンキ駅からエスポー駅へ 電車で30分ぐらい
        • エスポー駅からヌークシオンパー停留所へ 85番のバスで30分ぐらい
        • 停留所からインフォメーションセンターへ 1.8Km歩いて30分ぐらい
        • ハイキングコースは三つ
          • 青コース:
          • 赤コース:
          • 黄コース:
        • 売店は無いので、昼飯を持っていくべし。
        • 傘はもっていくのが無難
        • 重装備はいらないが、靴は当然歩きやすいものを

           今日はヌークシオ国立公園でハイキングすることにした。森と湖の国なんだから街中だけではいけない!自然と触れあおう!という作戦である。

           列車の時刻表をみると、ヘルシンキ駅9:03分発ツールク行きで、9:23エスポーに着くようだ。ヘルシンキガイドによれば、エスポーから85番のバスで30分ぐらいのヌークシオンパーという停留所で降りれば良いようだ。

           朝飯を食べて、4番のトラムでヘルシンキ駅に向かう。8時半ごろ駅に着いて、窓口でエスポーまでの切符を頼むと、なにやら列車もトラムも自由に乗り降りできる券があるらしい。二人で13ユーロだった。電光掲示板によれば、8:53分の列車があるようだ。でも、14番線とのことだが、ホームがどこにあるか分からない! ゆうこんが、ふと日本人らしき男性に声をかけて、「あの~すみません。14番線が分からないんですけど。。。」と質問すると、かれは、「私も二日前に着たばかりなので良く知らないんです。あの通り行けば。。」とホームの番線が書いてある看板をさしながら言われた。「その通り行ってみたんですけど。。。よく分からなくて。。。ありがとうございました。」と、さよならした。

           実はゆうこんは、朝ホテルで朝食の際に彼を見かけていたらしい。熱心にノートに書き込みながら朝食を取っている姿を見て、忙しいビジネスマンかと思ったらしい。そしたら、駅で見かけたので尋ねてみようと思ったそうだ。偶然声をかけた彼が、実は「さだきち」さんだったのだが、この時は知る由も無かった!

           14番線が分からなくてうろうろするが、時間がせまる。その後、14番線はずっと奥の左の方にあることが分かったのだが、その時にはもともと乗ろうと考えていた9:03分発ツールク行きの列車(11番線)でいいやと思っていた。立派な列車で、時間の余裕もあるし、これで行くか…と9:03分発の立派な列車に乗ることにした。座席も立派だし、快適だ!うっ!ちょっとトイレに。。。トイレには手を乾かす温風器もある。快適、快適!

          知らずに乗った特急列車だ! 中はとっても綺麗だった エスポー駅: バス停から

           列車は時刻どおり出発して、すこし経つと車掌がくる。周遊チケットを見せると、これは使えないという。。。エー!そんなー。実はこの列車は特急で、ボクらのチケットでは普通列車しか乗れないと言う。確かに!やけに立派な電車だと思った。。。お金を払うと言うと、君らは知らなかったから…と見逃してくれた。。この融通性が嬉しいではないか。。。(JRでは無理だろうな…)感謝である。

           と、まもなくエスポーに着く。バスの時間までは一時間ぐらいあるので、近くの駅ビルに入ると、スーパーマーケットが開いていたので、食材など見て回る。さて、バスの時間だ。ボク等のバスには9人ぐらい乗るが、いかにもハイキング登山という健脚おばさんに加えて、黒の若者4人グループ、アベック、おじさんおばさんなどであった。運ちゃんに周遊チケットを見せると、それでOKだった。よかった!。そして、バスの中にはヌークシオ国立公園のパンフレットがあって地図も載っている。なんだ~バス停から結構あるじゃない!ハイキングの起点となるインフォメーションセンターまで1.8kmと書いてある。ガイドもいい加減なもんだ!ちゃんと書いといてくれないと分からないじゃない!などと思ったが、とにかくラッキーなのは助かる。ヌークシオンパーで降りたのは、赤シャツのアベック、黒装束若者4人組とボクらだ。皆、目的はヌークシオンへ行くようで同じ道を行く。インフォメーションセンターへは歩いて約30分弱で着いた。

          バスの窓から:街中を抜けると… ヌークシオンパーで降りる バス停近くに標識がある。読めないが左の道を行くようだ。。。
          前を行く『赤シャツアベックと若者4人組』だ。 フィンランドで日傘をさしてるやつなんていない! インフォメーションセンター:ここでお昼を買っていこうと思っていたのに、売店は無かった!(日本の感覚に毒されていたことを痛感!)

           実はここで大失敗に気づく!売店なんか全くないじゃないか~~。お昼のお弁当を買ってこなかった!あるのは昨日バッグに入れていた「ゆで卵」2個とお水だけである。

           インフォメーションセンターでは、係員が一人いて、地図やコースの説明をしてくれた。ボクらが日本から来たことを知ると、日本語のガイドもあるから待ってとプリンターで印刷してくれた。すでに持っていたものと似たり寄ったりの情報しか書いてなかったが、ありがたく頂戴する。記念にバッジを1つ買った。

            青コース(ハウカランピ湖畔を一周するコース:4Km)にするか赤コース(ハウカランピ湖(鷹湖)、黒湖、白湖の三つの湖の畔を歩くコース:2Km)にするか迷うが、結局4kmの青コースにする。途中までは同じ道で、分岐点には湖があり、なかなか良い景観である。ボクらは青の標に従って進むと、まもなく森の中の道無き道になる。標識がなければ樹海の中で迷子だ。でも、とっても気持ちが良い!途中、青の標識を一回見失ったが、少しバックして見つける。90度コースが曲がっていたのに気づかずに真っ直ぐ進んでしまったのだった。そのうち道端にブルーベリーが生っているのに気づく。野生のブルーベリーである。ゆうこんは食べるのに夢中だ!

          分岐点からの眺め 青コースに入っていく。 分かれ道にはこんな標識がある
          野生のブルーベリー  野生のブルーベリー 大きくは無いが、沢山とれる。

           そのうち景色が変って白樺林になる。とにかくすれ違う人はほとんどいない。2,3組ぐらいだったかな~。道道には大小の岩があってなかなかの眺めでもある。あれ!雨だ。ゆうこんの傘で森の中で合いあい傘だ。もってきて良かった。コースの最後はバス停からの道に出るのだが、そこにはあの赤シャツアベックがいた。彼らはどこを回っていたのだろうか?。青コースでは湖畔を歩くのは最初だけだったので、ボクはそれがちょっと不満で、赤コースも行ってみたいと思ったが、ゆうこんはもう疲れたようだ。というより、腹ペコなのだろう。ゆで卵2個しかないが、ランチは湖畔で食べたいと思って分岐点まで行った。水辺でゆで卵だけのランチだ。ひとり一個のゆでたまごだが、これだけでもお腹は落ち着く。

          白樺林の入り口だ ここで、ゆで卵ランチ。 景色は最高!
          ゆで卵を食べてくつろぐゆうこん こんな景色だ この左側が赤コースになっている
          黄色い蓮の花が気になるのだが・・・ 近くに寄れそうだ・・・ 黄色い可憐なハスの花だ。。。

          しばし、のんびりして、帰路に立つことにする。また雨で、ザンザン降ってきた。バス停には時刻の20分前に着いたが、屋根もないバス停でザンザンの雨は辛い。地図と時刻表をみると、この路線の終点はこの先すぐなので、まもなく駅から来るバスが行って帰ってくるようだ。逆向きバスは5分後なので、それにのればそのままユーターンするはずである。と、そこへ黒ずくめ若者4人組が来る。往きも帰りも同じバスだ!。でも我々は、周遊券!。逆バスは時刻どおりにきたので、バスに乗りながら運ちゃんにエスポーへ帰ると言いながら身振りでユーターンを示すと、分かった分かったと目配せをしてくれる。よかった!

          バス路線のここが終点。5分待ってユーターン。

           終点まで5分だ。なんと終点には、あの健脚おばさんがいた。5分待って出発。ヌークシオンパーの停留所には雨にぬれた若者4人組が当然いる。バスがエスポー駅に着いて9分の待ち合わせで列車だ。あの健脚おばさんはふくろはぎむきむきで駅に向かう。黒い若者グループもどうやら同じ列車だ。ヘルシンキ駅には17時少し前について、帰りがてらマリメッコへ。最後は屋内市場で夕飯にするパン等を買ってホテルへ帰った。さすがに疲れた~~。

           部屋で夕飯の準備をしてから、先ずはIPPのレジストレーションをしてしまおうとロビーの受付に行く。レジストレーションの後Saさんと会って、そのまま2時間ぐらい話し込んでしまった。結局、22時ごろ部屋に戻って夕食だ。サーモン焼きこみパン、エビとニシン揚げの載ったパン等など、その辺のレストランや店で食べるより美味しい。。。

          今日の夕飯だ。手前のツブツブは今日摘んで来たブルーベリー、左の「うれっ子」は日本から持っていったお気に入りのあられだ! 初日、ストックマンのスーパーで買っておいた「イワシ」 鮭を焼きこんだパンだ。
          海老ちゃんがタップリ乗っている 昨日買ったオリーブ 広場で売っているサクランボ、4e/リットルの品だが、とっても美味しくてハズレがなかった。 

          今日は、ヌークシオ国立公園でハイキングの一日でした。フィンランドの自然をタップリ堪能しました。朝方は天気が良かったのに、昼過ぎの大雨には参りました。。。それにしても行く先々で地図など必要な情報が入ってきてとてもラッキーな旅である。このまま順調に行って欲しいと願うのですが。。。

          さて、明日はツールク行きだ。朝早いので目覚ましをつけて、お休み。。。

          4.ツールク(Turk)とナーンタリ( Nantali )へ

           [21日の行動] ナーンタリ・ツゥールク観光(ヤッコさん): 7:38AMヘルシンキ駅-9:30ツールク駅着-ヤッコさんの車でナーンタリ、ムーミンランド-ナーンタリ市内散策-ツールク市内ドライブ-wallac社-広場(ヤッコさんとバイバイ)-教会・市内散策-18:00ツールク駅-20:00ヘルシンキ駅

          ツールクとナーンタリへ: 基礎情報
          • ツールクはフィンランドの昔の首都
          • ヘルシンキの西約200Km、特急列車で約2時間。
          • 特急列車は一時間に一本ペースである。約30e/片道
          • ナーンタリはツールクから13kmの小さな街。
          • 夏場だけの観光・リゾート街
          • ムーミンランドがある。夏場(7,8月)だけの開園。
          • ツールク市内のホテルを回ってムーミンランドへ行くバスがある。

           さて、今日はツールク行きである。日曜日の晩にヤッコさんと電話で、ヘルシンキ駅7:38AM発、ツールク着9:05AM着の超特急で行くことを伝えてあり、駅にヤッコさんが迎えにきてくれることになっている。なので、6:50AMにはホテルを出て、タクシーで行くことにする。朝飯は抜きだ。。。

           駅の窓口で切符を買う。特急列車には昨日予行演習(間違えただけ!)しているので、心配は無い。朝飯代わりに駅の売店でフランスパンサンドを買う。指定席について、しばし待っていると出発だ。昨日のエスポーを過ぎたあたりから完全な郊外で、窓から見える景色を楽しむ。。。列車のスピードが時折表示されるが、200km近くまで出ていた。。。

          ツールク行きの特急列車だ。。(ヘルシンキ駅) 車内は快適だ!もう寝てる人もいる。。。 189km/hとの表示が出てる。
          窓からは、こんな草原(?)風景が続く。 ツールク駅。ヤッコさんがホームに迎えに来てくれた。ありがとう!ヤッコさん。

           そろそろ9:05AMである。乗り過ごしていけないと思って、降りる準備をしておこうとおもって、席を離れてドアのところへ行く。。。時刻どおり、駅についたので降りようとするが、なにか変な感じだ。。。駅のホームにツールクの文字が見えない。。。遠くに車掌がいるので、聞こうと手を上げるが遠くてダメだ。。ゆうこんは早く降りなさいよ!とせっつくが、ツールクである確信が持てない。。。キョロキョロと情報を探すと、やはりこの駅はツールクではないようだ。。。危ないところだった!! あとで時刻表を確認するとツールクのチョッと前に止まる駅がある。列車が5分遅れだったのだ。。(見知らぬ土地はこれが怖い!)

           約5分遅れで、ツールクに着いた。列車を降りて、出口はどこかとキョロキョロしてると、ニコニコとヤッコさんが歩いてきた。。。ヤッコさんはホームで待っていてくれた。5,6年ぶりの再会だ!本当は今日は仕事があったようだが、午前中はボクらのために無理して空けてくれたようだ。。本当にありがたく思う。

           久々のご挨拶をして、さっそくヤッコさんの車に乗ってナーンタリに向かう。ツールクから13Kmなので、すぐだ。ナーンタリの街の路上のパーキングメーターのところに車を止めて、海辺まで歩いていく。海に向かうと右側に教会があり、海の向う正面にムーミンランドがみえる。見覚えのある景色である。記憶がよみがえってくる。7年前にきた際にヤッコさんが連れてきてくれた場所の一つだ。その時は11月で、もう真冬状態で夕刻の薄暗い中に誰も人はいなかった。前に見えるのがムーミンランドで夏場だけオープンしてると解説してくれた場所だ!。そのときのイメージではとっても寂しい感じだったが、季節でこんなにも違うのかと驚いてしまう。記念写真を撮って、さあムーミンランドへ。。

           ムーミンランドへは橋が渡してあるので、歩いて行ける。途中右手前の奥にSPAホテル(スパーホテル)があるとか聞く。SPAホテルにも連れて行ってもらったぞ!そこでディナーもご馳走になっている。。そんなことを伝えると、ヤッコさんもそうだったか…とビックリしてる。ボクには始めてのことだったので良く覚えているのだが、そこのディナーで、ザリガニのカクテルサラダと野ウサギのソテーを頂いたのだ。。。

           さて、ムーミンランドの入り口ではムーミン新聞をもらう。チケットを買って中に入る。まずはお土産ショップへ。ゆうこんはムーミンキャラクターのクッキー型(パン用?)を買ったようだ。郵便局もあって、そこから出すと特別なスタンプで発送されるらしい。。絵葉書を買って何通か出す。。

          ナーンタリの港だ。。教会がみえる。この左手にムーミン島があるのだ! ムーミン島への橋。向うに見えるのがムーミンワールドのあるムーミンランドだ。
          まだ人が少なかった。。
          ムーミンランドへ入るとマップが貼ってある。中央に渡って来た橋がある。
          ムーミンの家。 家の前にはムーミンがいて、子供達に囲まれていた。 子供が抱きついている。。子供達で、ゆうこんは握手できなかった。。。

          ここには特別にアトラクションがある訳ではない。単にムーミンに出てくる家や交番などが実物としてあるだけである。あとは野外劇場でショーをやるようだ。。。とにかく素朴である。シンプルにムーミンの世界に浸るだけだ。(ぬいぐるみを着た)ムーミンの周りは子供達が群がってキャーキャー喜んでいる。

          ムーミンの家の見学が終わって、玄関を出るとムーミンパパに会った。ゆうこんが「日本から来ました」というと握手して肩を組んでくれた。。 昼頃帰るときには、橋は一杯だった。。大きな黒い背中がヤッコさんだ。。。

          散歩する気分で中を一回りする。このあたりは海のあちこちには沢山の島がある。どのくらいあるのか聞くと何と3000ぐらい島があるとのこと。多いとは思ったが、そんなに!という感じだ。ムーミンランドの中は広いどころか狭いくらいで、あっという間である。帰りがてら、野外劇場のショーをしばし観賞する。これが結構楽しい。女性を箱に寝かせて剣で真っ二つに切る奇術があるが、女性の代わりにムーミンである。切られた箱から足だけが出ていて、歩く様子はとても可笑しい!

          ナーンタリの街にもどって軽く散策するが、なんだかおとぎ話の世界にきているようだ。教会はかなり古くてなかなか立派だ。教会の中に帆船の模型がぶら下がっているが、港の近くの教会には必ずあるらしい。航海の無事を祈るわけで、思いはどこも同じだと思った。少し早いが港の近くのレストランでランチにする。昼前で一番乗りだ。昼飯を食べたら、ツールクへもどって、ヤッコさんとはお別れだ。

          雑記メニューへ

          雑記メニューへ