52)蓼鶏湯(サムゲタン)もどき -2004.10.17 (10.23Up)

蓼鶏湯(サムゲタン)もどき (2004.10.17)

 蓼鶏湯(サムゲタン)は、韓国の有名な料理である。本物を食べたことはないのだが、なんとも美味しそうである。オヒョンランさんの好物でもある。オヒョンランさんのファンにならなければ作っただろうか?と思う。サムゲタンは「鳥の丸ごと煮込みスープ」というところだろうか。。。最近中国でスープをいろいろ堪能したが、その時の鳥スープの味が忘れられない。。。そういえばその時の料理の写真もUpするつもりだったのだが。。。いつになるやら。。

 さて、タットリタン(No.49)に挑戦した後は当然サムゲタンも作ってみたいと思うのが流れである。ブラジル産の鳥(冷凍まるまる一匹1Kg)がとっても安く400円ぐらいで売っていたので、サムゲタン用に買っておいたのだ。。。ところで、作り方をみると朝鮮人参なつめを使うようだ。朝鮮人参はちょっと手に入りにくい(高いしね!)ので、適当にやってしまえ!ということで、「サムゲタンもどき」とした。なつめもないので、今が旬のぎんなんを使ってしまえ!ゆうこんがパンに使うくるみも使っちゃえ〜というかんじで、材料も適当だ。このいい加減さが美味しさの源である。。。(ホントかね?)

 ところで、「銀杏」で「ぎんなん」とも「イチョウ」とも読む。。。日本と中国にしかない木だ。タイミング良く我家のイチョウからの初物の「ぎんなん」があった。尚、英語では"ginkgo"というが、この単語は概ね外人も知らないので、知っていてもほとんど役に立たない(実証済み)。『日本語「銀杏」(音読み)から; ginkyo の y を g と誤記した』と研究社英和中辞典には書いてあった。。。
 ぎんなんは黄色い実だと思っている方が多いかもしれないが、取れたてのぎんなんは火を入れると深い翡翠色で味も違ってすばらしく美味しい!!。新鮮なぎんなんの殻に軽くひびをいれてフライパンで炒るか、封筒にそのまま入れて電子レンジで火をいれると、翡翠色の見事な色彩のぎんなんを食べられる。

[材料]

  • 鳥丸ごと一匹(今回は冷凍ブラジル産 1kg: 内臓は処理済)
  • もちごめ・・・1/4合ぐらい。洗って少しおいておく(水分をしみ込ませておく)
  • 銀杏(ぎんなん)・・・7,8粒
  • ニンニク・・・2ヶ
  • クルミ・・・2−3ヶを崩して
  • イカゲソ・・・イカをがあったので、あそびでちょっと入れてしまった。。。
  • 長ネギ・・・1/5ぐらい(適当)
  • 鷹の爪・・・1ヶ
  • クローブ・・・2,3ヶ(朝鮮人参の苦味の代わりに??)
  • 塩・・・・食べるときに使う。当然、モンゴル岩塩がよい!

[手順]

  1. 鳥の内臓はすでに処理されているので、お腹の中にもち米その他の具材を詰めて、妻楊枝等で止めてフタをする。
  2. 時間がないので、圧力鍋を使うことにする。
  3. 鍋に鳥を入れて、水を8分目程浸かるように入れる。
    お尻のところに、楊枝が刺さっているのが分かるかな?
  4. 火にかける。必ず圧力鍋の作法にしたがうこと。
  5. 30分ほど煮て、火を止める。
  6. 圧が下がったら(常圧になったら)、深い器等に盛って、鍋のスープをかけてできあがり。
    右の大理石のミルに入っているのがモンゴル岩塩である。
  7. さあ、めしあがれ!
    お箸で簡単に身がはがれる。。。

[感想など]

 鳥も冷凍の安物だし、具材もその辺にあったのを適当に入れたわりには、美味しくできた。鳥に詰めたもち米がとっても美味しい!。スープのこくが足りないのは残念だが、短時間で作ったので仕方がないだろう。鳥スープ別途用意して煮込むと良いように思った。まだまだ改良の余地は大いにあるが、たまにはこんな料理もよいのでは?とっても安くできたし!

モンゴル岩塩で食べるとやはり美味い。。お醤油でたべても美味しかったので、好き好きで適当に味をつけて食べるとよいだろう!。

以上

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