栃木の狛犬(7)
それにしても、栃木市はいい街ですね。川には鯉が泳ぎ、古い店がそのまま残っていて、ああ、日本はこうでなくちゃ……という思いを新たにします。宇都宮や小山に比べても、ずっと風情があります。
しばらくは狛犬を忘れて、街並みを見てみましょうか。
川がある街、いいですね。都会からはこうしたあたりまえの風景さえ消えてしまった……。
その川で、子供たちが魚を捕っているようです。いるのかな?
覗いたら、いましたいました。こんなにいっぱい。なんだろう。フナかウグイか……?
鯉のいる街蔵の街……がキャッチフレーズだけあって、こんな光景が随所に見られます。
でも、本当はもっと水がきれいなんだそうです。こういうお詫びが出ているところに、役所の意気込みを感じます。
散歩中の犬も、どことなくのんびりムード。
風情のある建物もあちこちに残っています。これは「万年筆の病院」。万年筆そのものが、すでに売れないと思うのだが……商売としては成り立っていないんだろうなあ。
これは旧県庁。栃木市に県庁があったんですね。宇都宮に取られてさぞ悔しい思いをしたことでしょう。
鐸木家の先祖・鐸木三郎兵衛は、福島市から郡山市に県庁を移そうという動きがあったときに阻止したというので、福島市の市史に名を残したようです。隣の県でも同じようなことがあったんでしょうねえ。
その歴史を残すために、きちんと保存したんですね。今でも市役所別館として現役の建物です。
お豆腐屋さんと新聞社。こんな街に住んでみたいなあ。
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