南福島の狛犬5

 地図(県別マップル)に載っていない神社に、すごいのがいた。

宇迦神社


↑ここの狛犬は迫力がある。技巧的なだけでなく、顔も個性的。鬣や尾の流れ方は江戸風で、流麗。尾の先が台座と一体化しているが、これは他の神社の狛犬にも見受けられた特徴。

↑特に「吽」の顔はものすごい。角の感じなどはまったく江戸とは違う作風だ。走羽も浮かし彫りにしてあり、その証拠を示すかのように縄が通されている。口を開いた中に歯が1本1本独立して刻んでいるのも、これでもかと技巧を誇示している。

■Data:宇迦神社(福島県東白河郡棚倉町花園)。ο建立年・昭和2(1927)年1月。ο石工・白河町野田平業。撮影年月日・99年12月18日。


八幡神社(鮫川村)

 どんどん夕方に近づくので、県道25号線をひたすら東進。目指すは古殿町の八幡神社。
 途中で一つだけ立ち寄ったのがこの八幡神社。

↑この狛犬も籠彫りの玉を組み敷いていた。今まで見てきた中でいちばん見事な籠彫り。作者は宇迦神社の狛犬と同一人物だった。年号が確認できなかったが、大正から昭和初期だろう。相当な名匠と見た。

■Data:八幡神社(福島県東白河郡鮫川村):ο建立年・不明。ο石工・白河横町彫刻師野田平業。撮影年月日・99年12月18日。


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