2003年版南福島狛犬探訪その11(承前)
八槻都都古和気神社の続きです。
前ページから見てくださいね。
背中側から見たところ。右側が阿です。巻き毛のデザインも違っていることが分かりますね。
吽には子獅子がじゃれついているんですが、これがまたいい。
江戸期の狛犬で、子獅子がこれだけ表情のあるものは少ないと思います。
小林和平の狛犬には、子獅子が3匹もくっついていて、それぞれやんちゃな素振りを見せていましたが、和平が子獅子にも手を抜かなかったのは、この狛犬に負けないものを造るという気持ちからだったのかもしれません。
さて、狛犬に見とれているうちに身体が冷え切ってしまいました。気温は零度前後。
先に進んでみましょう。
随身門には朱塗りの木製狛犬がいましたが、柵の間が狭く、よく見えません。まあ、今の狛犬を見た後だと、どうでもいいか……という感じになってしまいますが……。
社殿も立派なものです。
今回は、いい狛犬にはめぐり会えないかもしれないと思っていたので、これだけで満足です。
寒いし、腹減ったし、さあ、帰ろうかな。
■Data:八槻都都古和気神社(福島県東白川郡棚倉町八槻):
ο建立年月・天保11(1840)年11月。ο石工・不明。ο奉納者・多数。ο世話人・流村新蔵 他。
随身門の狛犬は詳細不明。
ο撮影年月日・03年2月4日。
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