続・弘前市周辺の狛犬(1)

 2001年9月21日、22日の両日に、弘前市周辺の神社をチェックしました。
 前回、青森の狛犬として弘前→鰺ヶ沢→五所川原と、岩木山を右回りに巡るルートをたどったのですが、岩木山の本領?は、むしろ北側の鬼沢や赤倉にあると知り、この地域を重点的に探ってみました。

乳井神社(弘前市乳井)

乳井神社1の吽 乳井神社1の阿

 今回はウサギの留守番が一泊が限界だと思い、「トレンタくん」で行きました。新幹線で盛岡まで行き、そこからはレンタカーという行程。
 大宮11.30発のやまびこ11号に乗ると、盛岡には2時間で着いてしまいます。速いなあ。
 レンタカーは、ヴィッツだとばかり思っていたのに、8万キロも走っているスターレットがきてしまい、がっくり。車種指定できないのがトレンタくんの弱点。その代わり、レンタカー代も電車賃も安くなるので、助かりますね。
 すぐに東北道にのり、弘前へ。大鰐弘前ICを降りてすぐのところにある乳井神社に行くと、いきなり狛犬が3対もお出迎え。
 最初のやつはこんなのです。昭和7年建立。かなり顔がライオンになってしまっていますねぇ。


乳井2 乳井2の阿
 本殿前の狛犬のほうがずっと出来がいいですね。これがそうです。
 この狛犬、明治17年建立ですが、デザインがなかなか面白い。特に印象的なのは巻き毛がクロワッサンというかソフトクリームというか、立体的に刻まれている点。
乳井神社巻き毛 乳井2裏側
↑この巻き毛に注目! 裏から見るとよく分かりますね。巻き毛の真ん中が盛り上がっていて、ソフトクリーム状になっています。
 この狛犬の作者は斎藤安太良という人ですが、台座にわざわざ「薬師堂村八左エ門長男」と刻んでいます。八左エ門の子供であることによほど誇りを持っていたのでしょう。この八左エ門の作品にも、この後すぐに出会うことができました。
 ところでこの神社の境内には、戸隠神社という小さな社も併設されており、そこにも狛犬がいました。
乳井神社2の台座 乳井神社から戸隠神社を見る
「長男」の文字が誇らしげに 乳井神社本殿前から、横にある戸隠神社方向を見ると……
■Data:乳井神社(青森県弘前市乳井):1(参道入り口)ο建立年月・昭和7(1932)年8月3日。ο石工:不明。
2(本殿前) ο建立年月・明治17(1884)年6月3日。石工・薬師堂村八左エ門長男 斎藤安太良。
ο撮影年月日・01年9月21日。




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