平成14年12月12日付 千葉日報ホームページより

松戸市長が議会で答弁 提訴直前に第三者を介して
「市議が1000万円要求」


 松戸市の川井敏久市長は十一日、開会中の市議会の本会議場で、同市健康福祉会館の施設賃貸借契約をめぐり、川井市長を相手取って損害賠償請求訴訟を起こしている沢間俊太郎市議から、提訴直前に第三者を介して現金一千万円を要求されたと発言した。川井市長が、同施設の所有者から北海道旅行など過剰な接待、選挙事務所用地の提供を受けている、などとした月刊誌の記事に関する沢間市議の質問への答弁で明らかにした。
 川井市長は「記事に書かれたような事実は一切ない」と否定した上で、「沢間氏は訴えを起こす直前になって、某氏を介して施設所有者が一千万円を出せば、訴えは提起しないし、この問題から手を引くと申し入れ、訴状の写しを持参させた。卑劣極まりない行為だ」と怒りもあらわに語った。さらに沢間氏の現金要求は、元市議らに対する名誉毀損で裁判所から支払いを命じられた千万円に充てるためだったと、その動機まで指摘した。

 沢間氏は、同施設の土地、建物の賃料には名指しされた施設所有者が支払うべき固定資産税分も含まられており、違法だとして今年七月、監査請求。これを棄却され、十月一日に川井市長を相手取って損害賠償請求訴訟を起こしている。 川井市長は月刊誌側に虚偽の情報を流したとして、近く沢間氏を名誉毀損で訴える予定。沢間氏は「金品を要求したり、取引きを持ちかけた覚えはない」と反論している。

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